鏡開母の冷たきかかとかな
作者 森 教安 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「鏡開母の冷たきかかとかな」の批評
回答者 腹井壮
森 教安さん、こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
自分が子供の頃は真空パックになった鏡餅が普及し始めたころでお米屋さんのにしろ自家製のにしろ鏡餅というのは鏡開きの時にひび割れがいっぱい入っていました。おそらく森さんのお母さんのひび割れだけでなく白い足をされていたのだと察します。新年の御目出度い季語をどう扱うかは別としてこの句は鏡開きと冷たきで季重なりです。季重なりの句には季重なりである必要性や説得力が必要になります。また胼(ひび)という冬の季語もあります。再度練り直しが必要と思います。
点数: 1
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「鏡開母の冷たきかかとかな」の批評
回答者 腹井壮
森 教安さん、こんばんわ。句のカタチは俳句らしく整っていますしイメージも伝わります。でももう一歩踏み込まないと報告句の範囲内のような気がします。板の間だと足が冷たくて当たり前と思われても仕方ありません。むしろ足のひび割れにまで焦点を当てたほうが詠み易いかもしれません。
点数: 1
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冬に詠んだ句です。子供のころに冬でも母は裸足のことがあって、そのかかとが冷たそうで、ひび割れていました。今でもそれを思い出すと、切なくなります。