「七草粥分け入るこだま尽きても」の批評
回答者 腹井壮
こむぎさんこんにちわ。はじめまして。
テレビの影響で俳句を始めたそうですが大いに結構な事だと思います。
ただ、今のこむぎさんは俳句を作るより俳句に対する興味が勝っているような気もします。
もちろんそれはそれでかまいません。
ところで俳句における「破調」と「自由律」は全く別物です。
破調は五七五の定型からわざとリズムやテンポをずらした一種のテクニックです。
自由律とは五七五の定型俳句から派生した詩で俳句の一種とする人とそうではないという人がいます。私は詩として認めていますが後者の立場です。
掲句には高校生の割にかなり大人びた内容を求めていらっしゃいますがコメントの内容を伝えるための情報が多すぎて短歌向きの内容かと思います。
https://www.haikukoushien.com/history/history_data.html
同じ高校生の作品を読んで参考にされて下さい。
点数: 2
添削のお礼として、腹井壮さんの俳句の感想を書いてください >>
高校3年生です。プレバトを見て俳句って面白いなと思い初めて書いてみました。全く無知な人間ですがお付き合い下さい。
これは現代の高齢社会を主軸に詠んだものです。分け入(い)るに種田山頭火の分け入っても分け入っても青い山を暗に連想させたく入れました。妻があなた(夫)と生きていくのはそう甘くなりそうにないけれど例え返答(こだまの比喩)がなくなってもあなたと共に生きていくと決めたという種田山頭火の分け入っても…に見られる放浪心や過酷さへの決意を込めました。破調の使い方もよくわかってないですがよろしくお願いします。