「叡山や真昼の夢か紅葉も」の批評
回答者 気まぐれ亭いるか
ツッキー221さん、こんにちは
御句拝読しました
本句、歴史を感じる一句ですね
それと共に「諸行無常の響きあり盛者必衰の理を表す」を彷彿とさせる無常感が伝わってきます
その季語の斡旋として自然の輪廻を巡る「紅葉」を持ってきたのもよいと感じました
さて句としては整っていると思います
ただ一点、俳句としては「も」が少し言いすぎていますでしょうか
そもそもが紅葉が比喩であるのでわざわざ「も」と言わずとも、比叡山と照らして読んでくれると思います
そこをふまえてひとつ
叡山や真昼の夢か紅葉の
ここまでで提案は終わりですが折角なので私も一句置かせてください
散紅葉の夢は巡るや比叡山
無常と輪廻の表現を強めてみましたがいかがでしょうか
以上、今後ともよろしくお願いいたします
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これは、昔から絶大な権力を持つ比叡山を詠んだ句です。戦国時代にはその権力と高僧という無常を尊ぶお方でさえ、驕り、そして権力で時代を作った。それが、信長の怒りを買い焼き討ちへの因果となる。さて、そんな比叡山ですが、今では宗教・文化面での影響力、歴史的に見れば成熟した権力を持っている。
実権を持っていた時は真昼の夢のようなもので、今の成熟(紅葉)した権力や文化もその仏教的な無常または変遷の中の一つに過ぎないという俳句です。