「蜘蛛の囲や深き深きは黄泉のごと」の批評
回答者 卓鐘
こんばんわ
蜘蛛の巣の深いところってよくわからないので、「や」の切れからも取り合わせの句と見ました。すると今度は、なにが深いのかよくわからない状況。
気を取り直して、虫目線で、深みはまる的な意味で無理やり「深き深き」をよみなおして一物句と考えてみると、虫には生死に関わるところだといういわゆる常識。常識を大げさに黄泉としてみても、返って冷めてしまうかと思います。
一物仕立ては難しいですが、抽象的な方向に走らずに、観察&描写の方が心を打つ句になるかと思います。とはいえ、作れと言われても僕の力ではなかなか出てきませんが。
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朝露や雨に濡れた蜘蛛の巣は美しいですが虫にとっては死に繋がる物なのだと思い詠んだ句です。