俳句添削道場(投句と批評)

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波音が手に伝はりぬ更衣

作者 ののか  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

更衣をすると去年、一昨年の思い出が蘇ります。思い出といえば海!月並ですね〜。

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思ひ出が手に残りをり更衣

回答者 イサク

おはようございます。

他の方からもありますが、初見では何を伝えたいのか把握できませんでした。

コメントを見て把握しましたが
・記憶の中の「波音」だと、句の受け手に伝わるのでしょうか?
・「衣替えで音が手に伝はる」という措辞が難解で、そちらの読解に気持ちが持っていかれてしまいました。作者の意図がわかれば「なるほど」なのですが、この句の表現だけでは難しいですね。

意図していた句意を出すには、少なくとも「波音は過去のこと」というのを受け手に伝えないと、と思います。
が、俳句で過去と現在を混ぜるその説明で音数を使ってしまうので、平凡な表現になりがちです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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更衣の手より去年の波の音

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★
★★

ちょっと状況がわからないかなぁと。波音が手に伝わるってどういうことだろうか?と考えましたが、衣更の服を畳んでいるとかこの記憶が思い出され、海の波の音が感じられるようだったってことでしょうか。

「衣更と海」「音が手に伝わる」と二重にひねった表現なので読者を置き去りにしてしまっているかと。。
また、完了の助動詞「ぬ」がさらにわかりにくくなっていて、伝わってきたなぁと今の感触じゃないので混乱してしまいます。

海の記憶が、衣更でたたんでいる手から伝わってくるようだ。(意図と違ったらすいません。)がわかるように書いた方が良いかと思います。

点数: 1

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衣更香るあの日の海の風

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

ののかさん、こんにちは。

音が手に伝わる…というのが腑に落ちません。この人は手に耳があるのかと思われそうです。
どちらかというと、蘇るのは音よりも匂いではないか…。と思って書いた提案句は、洗濯を全くしない人の句のようになってしまいましたね…。

点数: 1

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添削対象の句『波音が手に伝はりぬ更衣』 作者: ののか
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