「伏見稲荷の雀蛤となる」の批評
添削した俳句: 伏見稲荷の雀蛤となる
感じさんこんにちは。
わたしの投稿へコメントありがとうございました。この季語はかなりマイナーで歳時記
などに作例も少なく悩ましいですね。基本的なところはイサクさんの書いたとおりなので、補足します。
わたしの理解ではこの句の作例は三つの方向があると、ひとまず整理しました。
①雀蛤となる、という季語のディテールを膨らましたもの。
②変化の対象を人間としたもの。
③変化の対象を人間以外のもの、風景や社会全般にしたもの。
今の時点で感じさんの句への添削は思いついてませんが、「の」がどう機能するかを整理して、感じさんの景をもとに色々展開もあるのではと思いました。
今回の投稿の中締めとして、私がこの季語を使った句として注目している句を紹介して、とします。
二条城の雀お前も蛤に(火箱ひろ「船団」)
またよろしくお願いします。
点数: 1