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伊藤真琴さんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからないの返信の返信の返信

相変わらず、こちらの回答には何の返答もなく「さあ読んでくれ」という感があるので、どういう意図を持ってどう改善したのかこちらが読み解かねばならず、正直相手するのに苦労する。

>目的:勉強して試験を突破し延命措置代を値引いてもらう。脇役ヒロイン(主人公が憧れる系)と結婚して(略
まず、目的になるもの、その場面で表現したいこと、言いたいことなどは、一言で端的にしたほうが良いと思う。
エスパーでなければそこまで詳細な目的を読み解けるわけがない。

今回の内容は、前回と変わって「薬師になりたがらないジャンシェに薬徒試験の課題が出された」といった感じで、展開が書かれていると思う。
けど正直雰囲気や読みやすさで言ったら前回のほうがシンプルで読みやすかったと思う。
勘付いたかもしれないけど、要するに読者が読み取れる事ってのは「その場面を要約した事柄」なので、例えば「結婚観について触れてるから、そのことについて書けてる」ってのはない。この場合「ジャンシェの結婚観について」は読者にはほとんど伝わってない。
ワンシーンを読んで要約できる事柄は一個か二個なので、つまり、目的になるものは一言で端的にしたほうが良いと思う。

そろそろ相談内容が変わってきてると思うので、というか板も変わってくると思うので、『プロローグ改善相談所』へ行ったほうが良いと思う。

上記の回答(返信前半)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

>①前と後ろがなんのことなのかわからないし、何の会話文なのかもわからない。
→長ったらしい説明の前に会話文があった方が何となくわかりやすいのか、その説明を最初に持ってくことで概略を理解できるのか、と悩んでいました。堂々巡りですね。
 例えば前者なら「何てことしやがる! 」「お返しだ!」激しい喧嘩が続いた……から掛け合いを続け、その前提を話すパターン。後者ならうろ覚えですけど以前、他の方が紹介してくださった【薬屋の独り言】のような、「薬草採取してたら盗賊に捕まりました」の見出しから始まり第1話前半でその時の事を詳細に言うパターン。
ホント鶏と卵なんで、半分脳内八つ当たり垂れ流しです。すいません。④も似たようなもんです。
>④えっとそれは何の話。
→勝手なぼやきです。ストーリーが書けないうっぷんを目の細かさが足らんせいにしてるだけです。私は専門書が好きですが(聞いてない)それでもどんな本でも展開は意識しますよね。
 まあいいかえればその詳しく→展開の良さの描き方がわからずどうしても手が滑るからどんなきれいな言葉選びをしようとしても……まあ一言でいえば読者としての「ありき」で考えて頭の中がそうそう己に放縦じゃないんですよ。プロ読者とか編集とかになりたいんならまだしも、それに関連した
>②これまで読ませてもらったものの傾向から考えると、
スレ主さんが提出してくるシーンは「現状の説明」をしているものが多く「展開」があるものはほとんどない。そのため、「物語を書く」という技術・能力に関しては、ハッキリ言ってしまうのでショックを受けるかもしれないが、技術・能力に関してはあまり成長してないように思える。
→が上手くいかねー遠因&成長しない理由だってことは3年ぐらい前から本当に分かってたんですよ。それから脱するためにニコニコとか電子書籍とかでナズナ系(無自覚ハイスペック)や月夜系(グロく復讐)とか中華女子系とか現代エッセイとか結構ジャンル問わずに読んだんですよ。それでもなお、氏にガッツリ否定してもらわないとやる気出ないんですよ。
(すいません。その他の事ではイーブンになるようなるべく努力しますが作家志望という事情で己99パー優先します。残り1パーで謝りますって人じゃないと才能ない奴は大成できないと考えてます。図々しいと理解してますし恥捨てろと言われ続けたことに感謝はしています。ご指摘がそれ以前の問題でせめて答えろよという事は普通に見落としてました。図太くてすいません)
私の作品が面白くない理由は、「短すぎてガチの予想外に飛べない」「真面目系クズでズカズカしてはいるが白紙から妄想できるまでの想像力を生む心の余裕がない←これを乗り越えて己を外から見つめた文豪普通にすげえ。」「客観的に弾くならまだしも1個前に関連して火の内側から原稿を書くことにこそ意義があると思っていたため相性が悪く超……なんかひどいことに」「あとあがり症&雑談の経験不足で0と1の間の雰囲気作りが全く分からない」
 そして何より一番の問題は、「ありき」なんですよね。他山の石としましては、昔どこかの作家がネトウヨこじらせて
・「このT氏、B氏間の大統領選挙はB氏が中国から不正に票を買って行われたものである」としてそれに関連する情報のみを着々と集めた
・日本でもA県の知事のリコール運動に便乗しその県の空気を吸う気がないと宣言しときながら署名不正発覚後「俺は関係ない」と言い放って信者を次の問題にぶちこんだ
 そんな奴が、「玄庵」なんてすごい作品かけたとかマジですごいなあって思う。この人は「ありき」を基に証拠を集めて作家として成功したタイプ(裏山しい)ではあるんだけど政治関連では信者除いてボロクソに言われてるんですよね。
 私、その作家氏になんと思えばいいのか正直分からないんですよね。結論に向かってゴーしか頭にないというか、演繹方法わかりませーんというか(この人の場合各情報を刺激にしてデマ生産マシーンと化しているので違うと思うけど)結論の変更が頭にないというか。シンパシー感じるというか。マネしたくないけど。

書き起こせるか、維持できるか、持久力があるかという事に関しては問題ありません。毎週のレポートで鍛えられています。ただ最初から高望みでBJや星新一のようなショートショートでまとめようとして固まっただけです。これから書いて挑まないと何とも言えません。
 そろそろ脱します。きついご指摘ありがとうございます。

>③見えない。さきに少し触れたけど、このシーンは「ジャンシェの現状」を語っている(説明してる)にすぎないシーンなので、「目的」まで書けていないと思う。
→面白いもので多いのが「燻された運命を変える」「結果を出す」という事で、
>つまり「A」が「A'」になるという変化の過程を描写
→男向けならば身勝手にふくらんだ力で掴む事。女向けならそのままの姿のまま変わる事を意識する人が多いと追加で考えているけど古すぎるかな。
>スレ主さんのシーンは「現状の説明をしているだけだ」と書いたけど、これが「A」という状態。この「現状」がどのように変化するか、そこが書けてない。
→「そうだ、変化を起こそう!」と思える動機を長々説明するんじゃなくて、実際なんかやってみる。けど作者側がある意味ガチのアホというか勢いでどう押し通せばいい? とまたもや「ありき思考」が絡む。対策として深夜にこうしてるわけだけど。
けど下記の方法論みたいなやり方やニコニココミック1話みたいに近づけようとすると「私は人生では冴えないヲタクだった。気が付いたら乙女ゲの世界に転生していて……」系でやると失敗しやすいなあって思うわけよ。まあこれは表紙で何かを察した読者の力を借りた上でラブ作品に許された曖昧な冒頭と言えるかもだけど。

【読者として、シーンないし文章の「目的」を読み取るのに大事な要素は結論にあるので、
「Aという状態」「変化する切っ掛け」「A'という状態」
この最後「A'という状態」が書けてないと、読者に「目的」は伝わりにくい。】

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからないの返信

>①前と後のどっちに会話文を入れるべきか
前と後ろがなんのことなのかわからないし、何の会話文なのかもわからない。

>②今日書いた分はマシになっているか
雰囲気は良いと思うけど……
数年前からこうして読ませてもらうたびにちょいちょい言ってるが、そもそも物語として形になってないワンシーンを見せられても評価のしようがない。
繰り返しになるけど、添削板の頃と比べれば見違えるほどではあると思う。
でも、この雰囲気を維持できるか、組み立てたプロットを文章に書き起こせるか、いま書いた文章力でラストまで書ききる持久力はあるのか、そういうのはこれっぽっちの文章からじゃわからない。

これまで読ませてもらったものの傾向から考えると、
スレ主さんが提出してくるシーンは「現状の説明」をしているものが多く「展開」があるものはほとんどない。そのため、「物語を書く」という技術・能力に関しては、ハッキリ言ってしまうのでショックを受けるかもしれないが、技術・能力に関してはあまり成長してないように思える。
それは先述した「維持できるか」「書き起こせるか」「持久力はあるか」という部分の話ね。
「私の文章どうでしょうか」と、文章のみてくれにずっとこだわってるように思える。
同じ道を歩く者としてその気持ちはよくわかるけれど、年単位でこうしたワンシーンの感想を求められてきた身としては、そろそろそこから脱して欲しいと思います。

>③「目的」が見えるか。見えないならばどう入れればいいのか
見えない。
さきに少し触れたけど、このシーンは「ジャンシェの現状」を語っている(説明してる)にすぎないシーンなので、「目的」まで書けていないと思う。

これは持論なので真に受けないで欲しいことなのだけど、
私は、物語は変化が大事だと思ってる。
つまり「A」が「A'」になるという変化の過程が物語だと私は定義してる。
だから「A」というこれ単体では物語になりえないと考えてる。
スレ主さんのシーンは「現状の説明をしているだけだ」と書いたけど、これが「A」という状態。この「現状」がどのように変化するか、そこが書けてない。
当然のこと「A」がいきなり「A'」になるわけないので、そこには変化する「切っ掛け」がある。
「Aという状態」「変化する切っ掛け」「A'という状態」
この「Aという状態」は今回の文章で書けていると思う。そしてそこから「切っ掛け」に入るわけだけど、文章では
>ある夜の事だった。
で途切れてしまい、そっから書けてない。
読者として、シーンないし文章の「目的」を読み取るのに大事な要素は結論にあるので、
「Aという状態」「変化する切っ掛け」「A'という状態」
この最後「A'という状態」が書けてないと、読者に「目的」は伝わりにくい。

最初に
>允という国で薬師になる方法は二つだ。
と書かれているので、おそらく「薬師になる腹積もりを決めた」という感じが作者としてスレ主さんが示すこのシーンの「目的」に当たるのだと思うから、
「現状」は、ジャンシェは薬徒ではあるけど向上心がなく目の前にある生活を支えられれば満足という日々を送っている。
「現状のA'」は薬師になる腹積もりを決めた。
なので、間に薬師を目指そうと思える「切っ掛け」を置く。
例えば高価な医療器具をダメにしてしまい、その弁償代を肩代わりしてくれた師匠がいて、ジャンシェは「このままじゃダメだ」と思った、とか。
それで、自分自身を改めて、薬師になる腹積もりを決めた。ってなれば、話の目的は見えてくる展開だと思う。
このくらい丁寧に展開させりゃ、最後は濁してハッキリ書かなくても読者に目的は伝わると思う。

>④専門書が好きで並の新書が全く面白く感じない。それはどう克服すべきか
えっと、それは何の話。
スレ主さんの個人的なこと? ジャンシェのこと?

>⑤どっちかといえば明るい性格で暗い人を避ける傾向にある人にこういう説明口調のは似合うのか。
「似合うか」で言ったら似合わないけど、別に浮いてはいない。
三人称で地の文に視点主の性格を反映させるってことは、ある程度は意味のあることだけど(知識レベルなどは反映させたりしてるし、視点主の性格的に気が付かないような事は書かない)、でも一人称とは違うので、別にこれで何も問題はないと思う。
気になるのであれば「明るい人である」ということがわかるよう、早い段階でジャンシェのセリフを一つか二つか入れれば良いと思う。
無理に視点主っぽいアレンジをする必要はないと思う。

上記の回答(冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからないの返信の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

目的:勉強して試験を突破し延命措置代を値引いてもらう。脇役ヒロイン(主人公が憧れる系)と結婚して幸せな余生を送る。試験突破したけど別の問題が降りかかり雇主が捕まり未来が閉ざされるかもしれない→何としてでも誰でもない自分のために雇主を助けようとするも汚い手は大嫌いだった反動で無茶な行動を引き起こす→ふられそうになる→頭付きあわせて5-6人の仲間と証拠を探して助ける→独立し店を出す&ハッピーマリッジ&雇主のさらなる功績追加end

「来季までにこれに目を通さねば、手術は諦めろ」
「そんな殺生な事いわれましても……」
興宜六年現在。允という国で薬師になる方法は二つだ。
 まず上澄みは専門の学舎で励み、免状付きの薬師を目指す。或いは卒業した彼らの下につき、教材の貸与禁止を条件に一代限りの相伝の糧となるかの二択。
「汚い金を作らずという所に潔さはあることは認めている。しかし体のすり減らし方がおかしい。それでは脾臓の摘出手術などしても、お前はまた体を壊すだけだ」
 男の視線がキンと差し掛かる。
「だけどなあ、それでは!」
「仮に手術が成功し延命ができたとする。しかし自分の薬代が一生、付きまとうぞ」
「なら俺にどうしろって言うんですか」
 前者はどこへ出しても恥ずかしくなく正薬師と呼ばれ、後者は薬師にきちんと付いていれば時代柄、見逃してもらえた薬師の徒弟、略して薬徒と呼ばれた。勿論、前者と後者には違った意味で厳しい条件が付き、後者が店を構える事は一代限りとされた。
「お前、調べたら薬徒試験さえ受けていないそうだな。最初から稼いだら死ぬ気だったのか」
「いや……結婚して少しの間の余生を」
「結婚する前に未亡人を拵えてどうするんだ」
「ぐっ……」
「薬徒試験の中で一番の難関は恐らく宏疫か居東。あるいは問題の傾向を考えれば安雁でも構わん。そこで八割七分以上の実力を見せれば、こちらで人に頼んで脾腫を摘出させ、二十五歳までに何を打とうが薬代を安くしてやる」
「俺そんなに頭よくないんだけど……」
 丞灯薬房は元々、名もない片田舎が本籍である。機動上の問題を考え、街中に越してからの座職を含めた上で風諒(ジャンシェ)という青年はここにもう九年ほど務めていたが、体感上てんで腕が上がるなどは眼中になかった。確かにざっとした範囲で沢山の人を治してきたし、偽薬師と分かってても世話になりたがる者は少なくなかった。大半は、彼のような薄給ながら少しでもいい処置を受けたいと望む奴ばかり。というより世の中、そういう奴ばっか。
「しかしなあ、そういう条件はありがてえんだけど、俺の沽券は現場にあんだ」
「なれば致し方なし」
 寫宏は席を立ち、何をするまでもなく茶を沸かした。正直な話、風諒の話は一つの生き方として納得している。
「しかしなあ、一応利点はあるぞ」
 給金を上げやすい事。扱える薬が増える可能性が高い事。独立の後ろ盾の一つとして機能する事。成績次第では薬師級の扱いを受ける事がある事。そして何より、内心的に世襲制が原則の允国では下層の人間が本当の意味で手に職を持つまたとない機会の一つであること。
「追いつく前に死んだら意味ないだろうが」
 風諒は上を望む気はてんで無かった。そういった事よりも、まず弟たちに金をつなぐに越したことはなし。勉強と相性が良くないという自負の上で、稼いで晴れて藪入りする心算だった。
 要するに簡単なのはそっちで引き受けて、少しでも変だと思ったらあっちに渡せば良いわけだろうと上手く割り振る事を要とする。勉強がしたいわけではなく、そこに今いる可哀相な誰かを目の前で助けて、直接現場のために支(つか)えるのが仕事という遣り甲斐。それでいて何かを忘れたころに思い出すのが風諒(ジャンシェ)という男だった。
 で、いつか受ける筈の非公認の薬徒試験なるものがあるが、のらりくらりと躱し、周りに受けたと思われ続けた結果、実は本当にただの手代としてずっと収まっていることに有りもしない寫宏からの圧を勝手に感じるようになってしまった。いや、受けなくても一代の庇護さえあれば問題ないのだが、体面上はどう考えても最悪だった。
「やるのか、止めるか?」
「やります!」
 風諒の背中の後ろからにゅっと出て来た。
「怜果には言ってねえ! ん……?お前、座学は得意な方か?」
「あの鞄の中に入っている生物の資料集のように綿密であれば、人並みにはできます」
「人並みってのが怪しいんだよなあ。他の人に頼もーか」
「反対だ」
 寫宏はそう切り捨てた。
「頭の良し悪しはともかく、好きといえど勉強で論理だっていようとまとめ方は壊滅的だ。自分が読めればそれで良しの奴に任せていいのか?」
 ごもっとも。とジャンシェは思っていた。しかし、上手く怜果を焚きつけて俺の成績が上がればこのおっさん悔しがるんじゃね?
「ん?折角立候補したのならやるか。勉強の仕方から箸の持ち方から佇まいまでグチグチうるせえ爺の鼻を明かしてやろうぜ、二人でな!」
「はーい。出来る限り協力しまーす。あとで氷菓おごってね」
 神経図太い外国人の居候だが、単語だけは達者である。流石に一週間ただ働きは両親が痛んだが何か弱みを握られている事はわかっている。
「ちゃんと教えたらやろう」
 わーいと棒読みする怜果は口元が下がり切っている割に声が高く、年甲斐もなく子供っぽいことばかり言う。かわいい子ぶっているというより本当にずれている感じだ。だから知らない部分を試すだけならば悪くないと思った。
「なら二人で、明日私が用意した「攻学薬学科」入学試験をこちらで編纂したものを解いてみろ。そして来週、同じ問題を出す。その伸びしろを測ってから考えてやってもいい」
 もしかしたら、婚儀まで秒読みの芬飴に振られるかもしれない。誰かと対等に話ができないかもしれない。兄貴分を背負っていたことを、とうとう言えず仕舞いのままはや数年。
 それでも、風諒がそうしていた理由はただの面倒だけではなかった。しかし、言おうとすれば口ごとに肺と沽券が割れて萎む。
 さらなる苦労を背負う事に成るのか、試すのも悪くない、と思った。
「あと俺の前でその言い方やめろ」
「自分なりの方便です。勉強の時と仕事の時はいつも止めています」
「違う!」
「知ってます。今は寄り添えません」
「た……頼りにしてるぜ」
 肩を叩けば少し嬉しがっているが何なんだこいつ。だから知識系には強いのかなと一瞬でも期待しようかと迷った。
 脳裏に浮かぶのは、大まかな仕事の枠を知っていても何をしているのか分からない弟妹、故障で働けなくなった兄、頼りなくもない母。
 何としてでも、一つぐらいは楽になってくれればいい。
「あ、あと丸薬留の木枠が折れてたのと卵が滅茶苦茶なんだけど、それ」
「へし折られた修理品に出すのと捨てるのを集めてんだろ? 拭いといた」
「寫宏さんが木枠に卵を流してるから触らないでって言ってて……」
「お前じゃなかったのかよ!」

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替の返信の返信の返信の返信

>一つ伺いたいのですが、
読み進めると一つどころじゃない件について。

>男性読者にとって、「お母さん」はフィクションでどういうものでしょうか。
フィクションではどういうもの、と言われても困っちゃうかな。
読者にとって、ということは、作者として書き手として「母親」のポジションに求めるものって意味じゃないんだよね。
一般的に求められるものという意味で答えると、単純に「母性」です。
言葉を変えれば「甘えられる」「かまってもらえる」「世話をしてくれる」「自分のことを考えてくれる」「何をしても見捨てない」まあ包容力みたいなもんかな。
一般男性が母親に求めるものって意味ではなく、逆説的だけど「こういう女性は母親っぽい」というイメージね。
これは個人的な見解だけど、私自身それらを求めてはいないが、例えば私が何かヤバいことをしでかして誰もが見放すけどこの女性だけは私を見放さなかった、という人がいたとして、正直私はそういうのに弱い。
そんなことされたら男として、こっちも今後なにがあっても相手を見捨てることは出来ないじゃん? 血の繋がり云々じゃなく、生まれてからずっと母親は私にそうしてきたから、そりゃ母親は見捨てないでしょ、という感じ。
だから、求めてるものというよりは、男としてそれをされると弱い、という部分の回答になるね。
フィクションでそこを強調されるとやっぱ母親感を感じる。ま、リアルでやってたらマザコンと子離れできてない母親で気持ち悪いけど。
母と息子の関係性ではもちろん、母と娘の関係性でも同じように読み取れるので、そこは自分が男性読者であるからでしょうね。
……ちなみにこれは「母親っぽさ」の演出のようなものの話であって、自分の母親は全然こんなんじゃなかったですよw わりかし放任主義でした。

>女性のレポ漫画(うちの三姉妹など子育て系を除く)では大体母ちゃんは強い、
女性から見ると「母は強し」の部分が強調されるのですね。やはり、一番身近な家族というコミュニティの中で同じ女性間で一番上の人物だから、という認識になるのかな。

>尊敬できる師匠とはどのような人物ですか。
臭いこと言うけど、背中で語ってくれるタイプの人。
あれこれ言わずに行動を示してそれを弟子に見せ学ばせる。まあ、これも現実に言ったら非効率で「てめえの口は飾りかよ!」ってキレそうだけど。
弟子と師匠が信頼し合い心が通じてるから成立する関係で、私はそういうの無理な人なので、たぶん出来ないから憧れてるんだろうね。
>彼が捕まったらまずどういった対応を考えますか。
リアルなら、たぶん捕まったことに対して釈放を求めるとかどこかに訴えるとかそういうのは何もしないな。
師匠ってことは何かの技術を持ってるわけでしょう。すると、まあ薬師なら薬を扱ってるわけで、師匠が捕まったら薬の管理も出来なくなるので、仕事の周囲にあるものを師匠が帰ってくるまで問題ない状態に整理して、そのあとで師匠と縁の深い人物かなんかに相談に行くかな。
私、けっこう薄情なんですよ。熱い行動とか絶対しない。

>わざと人前で腕(今回はレベルの事)を落とすような方だったらどう思われますか。
前提がな……
医者と自分との関係性によっても感じ方は違うと思う。
先述した母性の話じゃないけど、何があっても見捨てないと決めた相手なら、医者には何も言わず勝手に患者連れてくるアホをとっちめる。その前に一応医者には忠告するか。
そこまででないなら、正直、知らん。
これこのまま続けてたらやべえな。なんか言い訳みつけてさっさと関係を断とう。と考えると思う。
自分に被害がこなさそうなら黙って自分も見て見ぬ振りをするかな。

>かまってちゃんぶりをサッパリ魅せる方法はありますか
かまってちゃんって、大した用もないのにちょろちょろするからかまってアピールに見えるんですよ。
だから、「ちゃんとした用」を作っておけばいいだけ。
「薬の保管場所がわからず誰かに聞く」「何の道具を使うべきか迷って誰かに相談する」「大事な用で急いでたら誰かとぶつかる」それらの「誰か」がたまたまいつも同じ人だったとして、別にこれは「かまってちゃん」には見えない。
ぶっちゃけ、昔の王道少女漫画の主人公ってたいがいメンヘラ気質なかまってちゃんでしょ。やってることだけを客観的に吸い出せば。
それをかまってちゃんに見えないようにしてるというか、なってるというか、そのように書いてるので、少女漫画が参考になると思う。
「かまってちゃん」で探すと、そもそもかまってちゃんキャラを書いてる作品は「かまってちゃんに見えるよう書いてる」ので、適当な少女漫画の主人公を見て、それがなぜかまってちゃんに見えないのか、と考えたほうがいい気がする。

上記の回答(冒頭固定するつもりだけど、説明口調すぎてどう置けばいいのかわからない)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

まあ返信来るかはわからないけどざっと疑問点
①前と後のどっちに会話文を入れるべきか
②今日書いた分はマシになっているか
③「目的」が見えるか。見えないならばどう入れればいいのか
④専門書が好きで並の新書が全く面白く感じない。それはどう克服すべきか
⑤どっちかといえば明るい性格で暗い人を避ける傾向にある人にこういう説明口調のは似合うのか。似合わないなりのアレンジをどう加えれば浮かないか

興宜六年現在。允という国で薬師になる方法は二つだ。
 まず上澄みは専門の学舎で励み、免状付きの薬師を目指す。或いは卒業した彼らの下につき、教材の貸与禁止を条件に一代限りの相伝の糧となるかの二択。
 前者はどこへ出しても恥ずかしくなく正薬師と呼ばれ、後者は薬師にきちんと付いていれば時代柄、見逃してもらえた薬師の徒弟、略して薬徒と呼ばれた。勿論、前者と後者には違った意味で厳しい条件が付き、後者が店を構える事は一代限りとされた。
 丞灯薬房は元々、名もない片田舎が本籍である。機動上の問題を考え、街中に越してからの座職を含めた上で風諒(ジャンシェ)という青年はここにもう九年ほど務めていたが、体感上てんで腕が上がるなどは眼中になかった。確かにざっとした範囲で沢山の人を治してきたし、偽薬師と分かってても世話になりたがる者は少なくなかった。大半は、彼のような薄給ながら少しでもいい処置を受けたいと望む奴ばかり。というより世の中、そういう奴ばっか。
 風諒は上を望む気はてんで無かった。そういった事よりも、まず弟たちに金をつなぐに越したことはなし。勉強と相性が良くないという自負の上で、稼いで晴れて藪入りする心算だった。
 要するに簡単なのはそっちで引き受けて、少しでも変だと思ったらあっちに渡せば良いわけだろうと上手く割り振る事を要とする。勉強がしたいわけではなく、そこに今いる可哀相な誰かを目の前で助けて、直接現場のために支(つか)えるのが仕事という遣り甲斐。それでいて何かを忘れたころに思い出すのが風諒(ジャンシェ)という男だった。
 で、いつか受ける筈の非公認の薬徒試験なるものがあるが、のらりくらりと躱し、周りに受けたと思われ続けた結果、実は本当にただの手代としてずっと収まっていることに有りもしない寫宏からの圧を勝手に感じるようになってしまった。いや、受けなくても一代の庇護さえあれば問題ないのだが、体面上はどう考えても最悪だった。
 もしかしたら、婚儀まで秒読みの芬飴に振られるかもしれない。誰かと対等に話ができないかもしれない。兄貴分を背負っていたことを、とうとう言えず仕舞いのままはや数年。
 それでも、風諒がそうしていた理由はただの面倒だけではなかった。しかし、言おうとすれば口ごとに沽券が割れて萎む。そんな、ある夜の事だった。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替

ここに質問(なのか?)を投稿するのは久しぶりです。
〇年目でようやくツキが来ました。昔ガチホモ書きたいとか譫言書いた者です。
で、その頃私は女主人公で書いていたのですが、実は彼女が拾われるスタートとは別に、その相方が主人公を務めるもう一つのタイプの冒頭もこっそり書いていました。
 女主人公で書くとどうしても恨みがましくなって先に進めないという問題点もありますし。
 深夜テンションゆえにまあ、下書きとしても変なのですが、これをどう上手くリメイクすればいいのかアドバイスがほしいです。

上記の回答(効率と主人公交替の返信)

スレ主 伊藤真琴 : 0 投稿日時:

2021.4.12 現在の文章力で描いた程々以上にクズキャラ二人の冒頭だけどどう考えても論理立って受けるとは思わない。
 何というか、魅力ねーなと思ってしまいました。小学校ぐらいの時間を彼らに捧げたんだけどね。

「おい棚開いてるぞ、今のうちに胃薬でも作っとけよ」
 丞灯薬房の奥廊下に投げ出された黒い特徴的な鞄は、襖一枚の引き戸を止めていた。それ一つに男は辟易していた。何の真似だと怒鳴りつけたこともある。
 従業員控室のような場所なので客が入ってくるような場所ではない。彼女が誰かが来れば即座に居住まいを正すことを知っている分には、勝手に自分の部屋のようにごろついても構わない。
「寝てんのか……ついてねぇ」
 最初は適当でも卓の上に在るだけだったが、最後には持ち主に靴下越しに蹴られ、置き所が良かったのか黒板消しを上に挟む要領で足元に掛かっている。引っ掻けばゴリゴリ音がしそうで頑丈なメッシュ素材、さぞ重い教科書や資料集が20冊は入りそうな容量。然れば横長の、企業戦士の背負うロケットのように不格好なデザイン。
「…………」
 枯葉のような麻の作業着を着ている青年は、無視しきれず取っ手を持ち上げて奥に引っ張り込んだ。持ち主は古典的なイタズラで誰かが引っかかってくれるのを期待していたと言ってはいたが、大体彼女が天に唾しただけの事である。彼が知っているだけでも三回は躓いている。
「おい」
 胸骨圧迫の体で頭蓋の耳に鞄を押し付けると、持ち主から咳き込む声が発せられた。
「いだだだだ、すぐ行きます」
 彼女は背を丸め、それに劣らず黒い制服団子を枕に入院着で頭痛を訴えた。しかし胃に強く触れる。頭が痛いと言い腹を抑えたり、足が痛いと言い手を抑えるのは仮病ではなく、「原因を言いたくない」という隠れた合図だ。自分の事は一番己が知るからと、薬房の主、寫宏に頭を下げて許可をもぎ取ったと男は聞いている。
 行動力は目標さえなければ霧散するが、時々端材をかき集めるような事は全力でやっている。
 鞄の中の資料は卓に出しっぱなし、開きっぱなし、時々飯のカスがついていたりと到底碌なものではなかった。
「ちゃんと起きるから、何か読んで待っててよ」
「早くしてくれよ。一応二人とも非番だけどな」
 やけに静かだった。男は頭の中で一ヶ月前にある事を思い出した。カランとした音。簪の閂。落ちた髪の毛。多分本当の急な腹痛。無駄に増えた独り言。いい年して何かの手術を怖がっているのだろうか。それならば気丈なふりをするのが道理だというのに。理屈は大体分かっているだけに一度腹を据えて早急に解決せねばまた面倒が増えると経験が告げていた。すいた体の上に背筋を壊すギチギチとした何かが圧し掛かる。結局、自分も少し寝るか紙を捲ってから声をかける事にした。
「んお、ふざけんな! けど絵だけはすげえんだよなぁこの本」
 男が手に取ったのは、最新式の生物の資料集だ。異国語を追えずともフルカラー写真が鮮やかで、植物の絵がたくさん載っている。午後の非番を居眠りに費やそうとしたら先に背を向けて寝ている者がいた。しかし堪えて数葉捲っても女は肘さえつかない。
「起きろ、酒向!」
 ついに背中をすぱっと叩き上げた。
「ふぁ~い」
 普段は鍵がかかっている薬棚だが、男は夜勤の為、女も一応目付け役として一枚ずつ鍵を持っている。
「薬剤選びで症状がわかるというのも困りものだね」
「手伝わにゃあどうしようもないだろう。そんなら余分にがめといて、ちゃんと代金を払うんだな。ほとぼりが冷めたら薬棚にでも返しとけ」
「薬効が切れないうちに普通にお茶に加工しても大丈夫な品種が大半でしょうに」
「だからあちこちで問題が起こるんだ」
 女は頭の中でどうやって助けよう、本当に彼のためになるのだろうかと延々と言質を巡らせる。そのためにもう一度同じ状況の再演は結果的に意味がないと知りつつ、次にあの状況が来たればこそ助けるべきという雲をつかむような事を考えていた。結果として自分の為という悪に魘されていたのである。
「あのさ、私の本当の症状は言えないし、かなりの割合で思い込みが原因なんだけど一つ聞いていい?」
「人の気を引くために何やってんだよ。俺たちの仲じゃねえか。また飲むのか?」
 普段、互いに意図せず廊下の端を歩いている分、正直言って理解も共感もさらさらできないが、上手く使われてやる気ではいる。それが証拠に少しは気楽に話せて、少しずつ馬鹿な症状みたいなのは改善されてきたが、今日のぶり返しは本当に何かの範疇を超えている。
「そうじゃなくって。今日は本当に胃が痛いし何回もお茶持って来てもらって悪いと思ってるんだけど、風諒君、脾臓の摘出とか何かにかこつけて無茶な事されてない? だってあの時私、深夜に帰って来たんだけど、あなたの声と膝がおかしかった。べつに笑おうというわけじゃないし、このまま日本に帰ればあなたの事は忘れる。だから話してよ」
 だれが言うか! なんで喋って2度も重荷を思い出さにゃならんのだ
 正直言って5歳児のたわごとのようだ。抑えが効かないのだろうか。
 何か病んでいるとはいえ、ひどく思い込みの強い女だった。薬学の勉強を教えてもらう事だってあったが、あっちこっちと幻聴に悩まされてそうな痛い奴。取り乱している時は母国語でさえあやふやだが、熱に浮かされてさえなければおそらく問題ない。
「本当に心配なら、俺をこれ以上困らせるな。お前の事は知らん」
「だって……まあ悪かったとは思ってますよ。寫宏さん、別に好きでそういうご趣味ならばともかく、人を縛って痛めつけて言う事聞かせようとか、普通に最低です。次やったら縄を歯で齧ってでも助けますから なんて事普通に聞いたら苦境好きの変態の妄想ですよ。怯えてたんです」
「あー、愚痴は後々。俺だって寝たいんだ」
 しっしと男は手を振った。大体の事情は知っているとはいえ、彼女は今まで碌な愚痴り方をしたことが無い。
「了解」
 女は物わかりの良い態度で外を見ていた。寒いのに日射病がよく起こる地域なだけはあった。
――――さてと。元々置いてくという約束だったし、コイツの貯金は俺が無断の前借で使いこんじまったし、明日ぐらいは聞いてやるかな。
 何より、実家に置いてきた家族に少しでも金を残さないと、あとがつかえて余計苦労する。一人だけ学校に行かせられるかもしれないから悪く思うなよって話だ。

 一年と半年ぐらい前の事だった。鞄を背負いながら居眠り歩きをしていたのを最後に、この先の事はあまり覚えていなかった。
 高校の事も。幼稚園から、小学校からずっと同じ学年だった誰かの性格はおろか名前まで時々あやふやになる。
 想像さえ本当はすべきでなかった。人が切りさいなまれる事に口角が上がる究極の下衆として人生を全うしたくはなかった。
 未来のクライアント、未来の大学生の自分、そして形の分からない「未来の思い描いた仕事」の正体が全く分からなかった。
 この世界に本当に必要な仕事は沢山あるが、それ以上の本質とは何だろうか。己は人との鎹に何を求めているのだろうか。それが知りたかった。
 ぼうっと泣きながらシャーペンを握る自分を思い出す。てめえぶっ殺すぞと叫びながら勉強とか絶対嫌だ。仮に努力が実りスーパーエリートになったところで、この性格悪い爆弾はいつか爆発し、企業様に大損害を出し、ひいては――――――
 あるいは、てめえ一遍死んでみやがれと学費を出してくれたり、不味いながらもお弁当を毎日作ってくれた母さんをぶっ刺すだけの行動力は兼ね備えているつもりだった。
 頼みの綱だった大好きな作品もある日、ゴミに出された。横山光輝の中国史シリーズの大半と、某美少女三国志のアンソロで、自分の好みを度外視して好きになった何かが戸棚の奥にあるだけで心強かった。
 思い込みを捨てる気はさらさらなかった。それぐらいならと酒向は勉強も、読書もある日を境に声だけのものになった。
「上手くいったら血筋のおかげ、失敗したら私の責任」
 サムスン榜眼? 45までガチニートのトップクラス市役所員? 故障で1年のブランクをモノとせず高校入学1週間で上位2%に上り詰めた数学の鬼?
 細かい事情は言えないが、なろう主人公のような親戚が多すぎて大半の事に驚かない自信があった。
 全力を出すのも怖い。失敗も怖い。負ける側の気持ちも知りたい。負けたくない。自分は実際に負け続けている。私だけのせいでないとはいえ蔑まれている。自分の倫で幸せな未来を作りたい。矛盾した思いが交通事故を引き起こしこの丞灯薬房に呼び寄せたのだろうと勝手に考えていたが、天国でも地獄でもラノベ的異世界でもない外国に適当にぽんといる事が我慢ならなかった。最初の1か月は誰もいない時にこっそり適当な和歌を詠んだり漢詩を作ったりするぐらいしか楽しくなかった。
――――益なくば 翼よろしと ほむられど 生きて雲居に 足をかけえず

 タイプが違い過ぎるし不摂生の挙動不審。本当は声もかけたくなかったのかもしれない。と当たり前の空間を再確認するかのようにどこか思い込みへと突っ走る。
 とまあ、丞灯薬房はこんな行動指針の定まらぬ面倒な客を招いてしまったのである。しかしこの街中のしがない一角へ連れて来た親切な少女がいると聞き、彼女に恩返ししてから日本に帰りたいと位は何となく思っていた。
 だけど本を調べても、モンゴルなど亜漢地域関連の知識を総動員しても、大使館に行っても、飛行機のパスポート発行や乗船券を優先的に取りやすくするために仮住民票を取得しても、全部水泡に帰した。どこなのかわからない海を彷徨うより、結局の所、安定した居候生活を選んだのである。
 しかし、酒向は志望大学をまだ諦めていなかった。溶けていく時間、お金、知識をかき集めて書生の肩書を使ってへばりついているが、仕事だけはきちんとこなしている。
 
 互いの事は屁とも思うどころか使い切り悪人コンビだとしか思っていない。どちらかが悪さすればブレーキをかけるか寫宏に怒鳴られるかの二択という模範から大きく外れた連中ではあるが、時々ふとしたときだけ飲みに行く。それだけ。
 
「あー! 私のへそくり足りない!」
「そんなに大事なら、こんなすぐ見える場所に隠すな」
「言われなくても返してくれるのはいいとしても、盗むとかバカじゃないの?! 普通に見損なうわ」
「何だと?!」
「使わない借家に家賃を払ってまでする事?」
 と言って平手を打つ日もあった。安月給ではないが、互いに色々切羽詰まっている。
 このさびれた街中の一画に出て、二人揃って頭を冷やす事にした。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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元記事:効率と主人公交替の返信の返信の返信の返信

スレ主さんのバイタリティには尊敬の念さえ感じるけども、以前プライベートメッセージのほうでやり取りしてた時にも似たような事言ったと思うけど、タダでやってる以上はこちら側の気まぐれに合わせてくれんと、いい加減金取るよ。
プロットの作り方は人それぞれなので、手段・方法をそちらが決めたらまず私がその方法を勉強しないと評価しにくいから予習しなきゃいけなくなる。
「評価くださーい!」と、行動しないよりはしたほうが断然良いしそこはスレ主さんの良いところだとも思うけど、私は、プロットはプロット板で目についたら気が向いたときに書き込みするくらいにしか今は反応してないので、それで返信なけりゃ諦めてください。

上記の回答(了解しました)

スレ主 伊藤真琴 : 1 投稿日時:

ごもっともです。まあ運が良ければぐらいって事で。
ただ一つ誤解しないでほしいのは、20万を10万に要約(?)するので製品版と大差なく、超閑話を削った無駄のない文が出来上がる(だけど伏線やサブちゃん、メインのいずれかがガタガタになる)って話です。
けど読むのに絶対一苦労だと思うので、やっぱり普通に書きます

カテゴリー : ストーリー スレッド: 効率と主人公交替

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小説というかノベルを創作することが好きなんですが
言葉を表現することがあまり得意ではありません。
今執筆中のものも表現力がないあまり、最後まで描ききれずに挫折してしまいます。
一応、下にその例文を書いてみました。
アドバイスの程よろしくお願いします。
………。

時計仕掛けと君

夢を見ていた。

あの日、君と歩いた帰り道、…君を知った。

もしかしたら、もっと、ずっと前から君のことを知っていたのかもしれない。

知っている、君は世界で1番美しいことを…

知っている、君は世界で1番、脆いことを…。

それでも、だからこそ君が、…君という花が散るまでは一緒にいようと思った。

oneday

…起きて。
「起きて!」
けたたましい女性の声で僕の意識は覚醒する。
「起きてって言ってるじゃん!守隆!」
僕はようやく自分が何をしていたのか理解出来た。
どうやら僕は学校の昼休みから放課後までの時間、うたた寝していたようだ。
僕の視界に映る女性は
そんな僕を起こしてくれていたようだ。
「ごめん。寝てた。」
「見りゃ分かるわよ」
教室には僕と彼女の他に人はいなかった。
教室の窓を見ると茜色に空が染まり校庭には部活動が終わり帰り支度を始める生徒が少数人見受ける。
時計の針は午後7時を回っていた。
「なんで僕を待っていたの?」

彼女は1つため息をして言う。
「何言ってるの?一緒に帰るため…でしょ?」
一緒に帰る?僕と君が?
そんな約束したっけ?
「なに、その顔…まぁいいか。」
そういうと彼女は僕の手を引いて教室を出る。

…名も知らない彼女と僕の出会いだった。

。。。。

何故だろう。

とても懐かしい。

心が痛い。

泣く気がないのに
溢れんばかりの涙を流す。

こんな辛いのは何故だろう。
苦しいよ。

………足音が聞こえる。

行かなくちゃ。

。。。。。。

刻刻と時間が過ぎていく。
彼女は僕の手を離さない。
僕も彼女の手を離さない。

「ねぇ守隆。君は生きるってなんだと思う。
人間ってね、自分ではそのレールに外れていると思っても、神様がそうなるように仕向けてるんだって。
どんなにどんなに抗っても、私たちはその神様の記したレールからは外れることはない。」

……彼女はブランコに揺られながらそんなことを言う。
「きっと、どんな抗おうと目の前に向けられた運命からは逃れることは出来ないんだと思う。」

彼女は夜空を見ながらそんなことを呟く。
それにしても、なぜ彼女はそんなにも悲しい顔をするのだろう。

twoday

君はどこにいて、何を
見てるの。

どうして置いて行ってしまうの。

どうして何も言わずに居なくなっちゃうの。

君を、……。

。。。。。。

「ほら起きて!」

またか。また僕の耳にはあの彼女の声が聞こえる。
再び僕は昨日と同様に
意識が覚醒した。

「守隆はどうしてそう寝てばかりなの?」
どうして?
「寝たいから寝るんだよ」
「守隆くん…必要でない睡眠程、無駄なことはないよ。」
睡眠は生きる上で大切なことだ。
僕は決して無駄ではないと思った。
「その守隆が寝ていた時間で何ができたのか考えてみて。」
「…」
「まぁいいわ。帰りましょうか」

「人生は常に選択の繰り返しって、言葉は聞いた事ある?」
A、…

B、聞いた事ある
「うん。今君は私の話しに答えてくれた。
私の問いかけに答えない。という選択もあったのに。あなたは答えてくれた。
選択って言うのはね常に日頃から私たちは、行ってるの。」

A、…「そう。
それでいいんだよ。
それもまた1つの選択。

彼女はなんでもないことをなにか大切な事のように僕に話してくる。

僕はそんな彼女に憧れていた。

。。。。。。。

threeday

。。。。。。。

ねぇどこに行くの!

手を取っても、手を取っても、君の手を取ることは出来なかった。

手探りで、僕は不器用ながらも何とかその手を触れても消えてしまう。

行かないでよ。

傍にいてよ。

。。。。

起きて…。

気づけば夜になっていた。
いつも僕の傍にいた女性はいない。
名前も知らない、…
君はどこに行ってしまったのだろうか。

僕はあの日君と来た公園に来ていた。
そこに行けば君がいるかもしれないと。

現実はそんなに甘くはない。
僕は知っている。
君は言っていた。
人生は常に選択であると、…
人は常に神様のレールの上で生きているのだと…。

僕は次の日も、また次の日も学校に行った。
しかし彼女の姿は見ることは無かった。

TRUEエンド。
僕はまた流れる。

この物語を綴る

この物語を受け入れない。

oneday

…起きて。
「起きて!」
けたたましい女性の声で僕の意識は覚醒する。
「起きてって言ってるじゃん!守隆!」
僕はようやく自分が何をしていたのか理解出来た。
どうやら僕は学校の昼休みから放課後までの時間、うたた寝していたようだ。
僕の視界に映る女性は
そんな僕を起こしてくれていたようだ。
「ごめん。寝てた。」
「見りゃ分かるわよ」
教室には僕と彼女の他に人はいなかった。
教室の窓を見ると茜色に空が染まり校庭には部活動が終わり帰り支度を始める生徒が少数人見受ける。
時計の針は午後7時を回っていた。
「なんで僕を待っていたの?」

彼女は1つため息をして言う。
「何言ってるの?一緒に帰るため…でしょ?」
一緒に帰る?僕と君が?
そんな約束したっけ?
「なに、その顔…まぁいいか。」
そういうと彼女は僕の手を引いて教室を出る。

…名も知らない彼女と僕の出会いだった。

……。。

刻刻と時間が過ぎていく。
彼女は僕の手を離さない。
僕も彼女の手を離さない。

「ねぇ守隆。君は生きるってなんだと思う。
人間ってね、自分ではそのレールに外れていると思っても、神様がそうなるように仕向けてるんだって。
どんなにどんなに抗っても、私たちはその神様の記したレールからは外れることはない。」

……彼女はブランコに揺られながらそんなことを言う。
「きっと、どんな抗おうと目の前に向けられた運命からは逃れることは出来ないんだと思う。」

彼女は夜空を見ながらそんなことを呟く。
それにしても、なぜ彼女はそんなにも悲しい顔をするのだろう。

僕は喉につっかえたものを吐けないでいた。
なんなんだろう。この気持ちは。

。。。。。。
twoday

人生は常に選択である
どこかで聞いた言葉だ。
聞き慣れている訳ではないが、ココ最近の出来事…。僕はこの言葉を誰からか聞いた。

どこで聞いたのだろう。

「あら?今日は起きているのね。」

珍しいものを見たかのように僕を見ている。
「なんでだろうね。」
僕にも分からなかった。
なぜ僕は今日に限って起きているのだろうか?
僕は眠たい目を擦りながらも今日は今日だけは何とか起きていた。
時刻は午後の4時。
「ねぇ、良ければなんだけど…」
彼女は珍しく口を濁らす。
「私とデートをしない?」
デート?僕と君が?
…。

夕焼けが僕と君の頬を赤く染める。
学校の近くの裏山、そこには綺麗に澄みきった広大な畔。今還湖が一目できる。
僕らはその湖に向かい足を動かしている。

「ねぇ守隆は私のことをどう思ってる?」
僕が君のことを……どう思ってるのか?。
「私ね。君のことが大好きよ。この世界で1番君のことを大切に思ってる。
守隆。……。」
僕は彼女のことをどう思ってるのだろうか。
僕と彼女の関係は一体何なのだろう。
考えてみればとても不思議な関係と思った。
「僕はよく分からない。…でも君のことは嫌いじゃないよ。」
「そっか、それが聞けただけでも私は嬉しいよ。」

僕達は足を止めた。
水面に映る夜空はまるで、宝石のように輝く星々みたいだ。そして銀色に眩しく光る満月。
それも相まって、今還
湖はとても綺麗に僕の目に写った。

「私ね。もう一度この景色を守隆と見たかったんだ。」
「もう一度?」
「うん。何度も何度もそう思った。願った。」

「……。」
「私ね。この景色を見るために君と…」
頭が痛い。
突然、記憶の奥底にノイズが走った。
この景色を見るために僕と出会った?
何度も何度も願った?
彼女は何を言ってるんだ。
なんだ……彼女は……
「だからね。」
一体。…
「今度は絶対に……」
誰なんだ。
「お…い…だ…してね。」
………。

目から涙が溢れていた。
なんで、なんでこんなにも悲しい気持ちになるんだ。
「何を追い出すんだよ!」

あれ?彼女は一体どこへ。
気づいたら彼女は僕の隣からいなくなっていた。
水面に映る朧月を掻き分ける感覚だ。
手を取ろう、取ろうと思ってもそれに形はない。不明瞭な僕らの関係のように。

上記の回答(学校で…の返信)

投稿者 田中一郎 : 1

初心者なのに最初から上手く書こうとしすぎてるんじゃないですかね?
書いた文を見返して、理想とは程遠い見苦しさに嫌気がさす、そんなところでは?
見栄えの良い文にしたいのなら、記号と句読点の使い方を学べば良いと思います。
後は語彙力強化ですかね。同じ言葉の繰り返しが目立ちます。読書量が少ないのでは?
センスは感じるのですが基礎がなってないかなと思いました。
土台がなってないのに積み上げようとするから歪になって、その不細工さに優れた感覚が不快感を覚えて書く気が失せる。違いますかね?
的外れだったらすみません。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 学校で…

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元記事:やり直しについて

よろしくお願いします。

小説を書いて約十年、幼い頃からの血の滲むような修正、添削、やり直しにて、元々苦手で嫌いであった日本語、国語という枠を克服し、妥協なく小説の執筆に取り組んで参りました。
最初はケータイも無く、ただ1ページ三十五行のノートに物語を書き連ね、酷使して紙は黒ずみ、手が鉛筆で汚れていく日々でした。それを一般の小説、童話などと比較し、物語の構成や文章の中にさりげなく入れる変化球のような単語、読みやすさなど到底そのレベルに達していないと判断してゴミ箱にシュートしていたのです。
しかしながら、自らの才能を見極める目はありました。私は書いたものの中で、キャラクターがどのように動きたがっているのか、どうすれば不自然ではなくなるのかなど、飲み込みが早いのです。
なので、自分で書いたものを読み返し、必ず改善点を見つけてしまう。妥協をしないから必ずゴミ箱に入れる。これが延々と繰り返されて来ました。
長編を書きたいが、今の自分では面白くない。長編を書き切ったが、見返して改善点を見つけ、これを世に出して良いはずがないと捨てる。
確かにやり直す度に面白くなってはいるが、上限なく面白くなるのだが、底がないのです。
今ではスマホがあり、アプリを入れて小説を書いてもやり直してばかりで未完の小説がゴミ山のように溜まっていくのみ。
私は一体、どこまでやり直せばいいのでしょうか……。

上記の回答(やり直しについての返信)

投稿者 神原 : 1

こんにちは。

これ↓ご自分で書かれていて矛盾に気づきません?

≫しかしながら、自らの才能を見極める目はありました。私は書いたものの中で、キャラクターがどのように動きたがっているのか、どうすれば不自然ではなくなるのかなど、飲み込みが早いのです。
なので、自分で書いたものを読み返し、必ず改善点を見つけてしまう。妥協をしないから必ずゴミ箱に入れる。これが延々と繰り返されて来ました。≪

どうすれば不自然でなくなるのかを改稿して、更に改善点が見つかると言う事は一つ前の状態で完全になっていないって事ですよね。つまり不自然でなくなったと言うのが間違いで、あなたの目は特別に飲み込みが早い訳ではないようです。

飲み込みが早いのであれば、一作二作はごみ箱もありでしょうが、ずっとごみ箱ってことは何も飲み込めていないと言う事になります。

あくまでこれは書かれている事が前提ですので、本当の実力が知りたければ、どこかにUPして感想を貰いましょう。そして高評価だったのであれば、私の言が間違っていたと言う事になりますし。スレ主さんも安心して次作なりなんなりをUPし続けられると思います。

一番の上達は自問自答する事ではなく、誰かに見てもらう事。これだと私は考えます。

最初にきつい事を書きましたが、本当に実力のある方だったのなら、ごめんなさい。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: やり直しについて

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投稿日時:

元記事:物語の余韻について

先日、評価シートが届きまして、そこに『地の文や台詞に余韻が感じられない。余韻を感じられるようにすればもっと物語に深みが出る』と書かれていました。
この余韻というのはどういうものでしょうか? いえ、なんとなくならわかるのですが、それが果たして正しいのかどうか気になりまして。この疑問に答えを出すべく質問をさせていただいた次第です。

上記の回答(物語の余韻についての返信)

投稿者 田中一郎 : 0

そう評されたドラ猫さんの作品を見てないので、なかなか難しいですね。
漠然とした物言いになりますが、広がりが感じられないということかなと思いました。
例えば、地の文から推測される世界観。描写過多であったり逆に過小であると想像が働きません。
またはセリフから感じられるキャラクターのバックグラウンドや隠させた心情など。こちらも同様に適度な描写でないといけないのかなと。
あとは読了後に、その話の続きを想像するか、というのも余韻に含まれるかも知れません。ありていに言ってしまえば、「続きが読みたい」と思わせられたか否か、だったりするのではないかなと。

優等生的にまとまりすぎてるのかもしれませんね。機械的に評価するとマイナスになる部分でも「個性」として売りになる(こともある)のが創作の世界ですから。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 物語の余韻について

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