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添削について (No: 1)
スレ主 一本勝負の悠 : 2 70代以上 投稿日時:
この添削道場にも、優れた添削例がたくさんあります。
ここでは私(悠)の目に付いた佳き添削と悪しき添削を紹介したいと思います。
少しでも、皆様の句力向上のお役に立てればと願っております。
先ず、添削の大原則は【自分の好きな句、愛せる句】、または秀句の芽を孕む句を、添削対象として選ぶことです。
佳き添削
・実例 ①
◎俳壇の末席を得る褥暑かな
作者 腹井壮
投稿日 2018年07月15日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
どうも皆様こんにちわ。いつもお世話になります。東京俳壇(小澤実選)五ヶ月連続入選ながら特選が無い腹胃壮です。なんとなく自虐的に詠んでしまいました。 俳壇と言っても俳句界全体を指す場合もあれば新聞の俳句投稿欄を指す場合もあるので区別がしずら… 続き読む
最新の添削
「俳壇の末席を得る褥暑かな」の批評
回答者 ハオニー 2018年07月16日
たぶん、溽暑の間違いだと思います
溽暑に感情を託したのだとしたら、それはそれでいいと思います
もしかしたら、腹胃様は漢字を間違えたために選から漏れた句が割とあるのではとハオニーは感じています
自虐に走る前に、一字一句推敲なさることをおすすめします(ハオニー)
この添削は言葉の間違い、文字の間違いを指摘して作句姿勢をも諌めている佳き添削例です。
俳句は十七文字しかないので、一字一句を大切にしましょう。
目に付いた佳き添削をご紹介ください。
よろしくお願いいたしますm(._.)m
今日の一句
入選の欄に名のなき溽暑かな
カテゴリー: その他
この投稿に返信する!添削について② (No: 2)
スレ主 一本勝負の悠 : 4 70代以上 男性 No: 1の返信
投稿日時:
この添削道場にも、優れた添削例がたくさんあります。
ここでは私(悠)の目に付いた佳き添削と悪しき添削を紹介したいと思います。
少しでも、皆様の句力向上のお役に立てればと願っております。
先ず、添削の大原則は【自分の好きな句、愛せる句】、または秀句の芽を孕む句を、添削対象として選ぶことです。
・原句
首里城のにほひまだ濃し夕時雨
作者 南風の記憶
投稿日 2020年01月28日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
俳句生活の兼題「時雨」の没句です。 首里城火災を詠んだのですが、季語以外の措辞が強すぎて、季語を殺してしまっていると読み直して思いました。材料はそのままに、季語を生かす方法はなかったかどうか思案しています。
佳き添削
実例の②
回答者 かぬまっこ 2020年01月28日
はじめまして、かぬまっこと申します✨
よろしくお願いします🙇⤵
語順を変えてはどうでしょうか?
◎にほひまだ濃き首里城や夕時雨
添削/かぬまっこさん
(作者の希望通り、材料や言葉を変えず、語順を入れ替えることで余韻のある秀句となっております)
添削道場内の優れた添削例をご紹介くださいませ
m(._.)m
今日の一句
縛されし蟹の無念や多喜二の忌
添削について3 (No: 3)
スレ主 一本勝負の悠 : 0 70代以上 男性 No: 1の返信
投稿日時:
添削例 3
原句
◎空を裂き唸る波濤へ鰤起し
作者 たけたけ
投稿日 2018年12月25日
自解コメント(俳句の意味。悩みどころ)//
「鰤起し」が季語だなんて嬉しいです😲
富山県氷見市出身なら絶対詠まなくちゃ!と思うけど、ただただ漢字を並べただけで、私の力ではうまく詠めませんでした…。
小学生のとき「ノストラダムスの大予言」の特番で人類滅亡のイメージ映像を観たのですが、「あれ、鰤起しやちゃ。あんなんで滅亡せんちゃ。」とクラスのみんな言ってました。
調べてみると、中七に「神の寝返り」と詠んでいる方もいらっしゃって納得…。
来年は上達して、地元の方が「これぞ、鰤起しの俳句やちゃ!」と認めてもらえる句が詠めるといいなと思います。
最新の添削
「空を裂き唸る波濤へ鰤起し」の批評
回答者 銀水
2018年12月26日
こんばんわ。
鰤起し、面白い季語ですね。
先ほどの「砂紋描く」の凛とした厳格なお寺のイメージから
今回は荒れた日本海のイメージ。
年越しへの全力投球、気合十分な印象を受けました。
ちょっと使わせていただいて
自分は子供相手の仕事をしてるので変な句で
◎参考句「うおにへそあるはずないよと鰤起し」
最近は雷なってもお腹を隠す子はおりませんが。
~【原句の力み過ぎた句にくらべ、添削ではありませんが好参考句を提示しております。
悠】
季語
鰤起し/ぶりおこし
鰤起し/ぶりおこし
三冬
北陸の沿岸や佐渡
などで十一月の終
わり頃から強風と
共に雷が鳴ったり
する。その頃鰤が
回遊してくるので
その雷を鰤起しと
いう。漁師には鰤
漁の始まりの合図
であり、人々には
冬の到来を告げる
ものでもある。
~きごさいより。
例句
鰤起し旅寝の手足まだ覚めず 奈良文夫
立山の襞引き締めて鰤起し 蔵 巨水
鰤起し白山へ雨ともなひ来 新田祐久
鰤起し悪人の名に虚子あげて 茨木和生
鰤起し米山さんの辺りより 江島つねを
一湾の気色立ちをり鰤起し 宮下翠舟
茶畑の空はるかより鰤起し 飯田龍太
夜に入りて木屑香たつ鰤起し 橋本 薫
流人墓地みな壊えてをり鰤起し 石原八束
鰤起し大佐渡小佐渡つらぬけり 皆川盤水
鰤起し入江に波をたたせけり 森田 峠
佐渡の上に日矢旺んなり鰤起し 岸田稚魚 『負け犬』
流人墓地みな壊えてをり鰤起し 石原八束 『黒凍みの道』
鰤起し入江に波を
今日の一句
いかづちの海にとゞろく鰤起し
添削について4 (No: 5)
スレ主 一本勝負の悠 : 3 70代以上 男性 No: 3の返信
投稿日時:
◎トロッコよ行けども行けども遠花火
作者名 ハオニー
回答数 : 3
更新日時: 2017年08月15日
【意】
トロッコでどこまで行っても花火は遠くの空にある。
【季語】
花火/はなび
初秋
種々の火薬を組み
合わせた品物。爆
発させ燃える火や
音を楽しむ。もと
もとは、秋祭りの
奉納として打ち上
げられた。日本一
の四尺花火が打ち
上げられる新潟県
小千谷市の片貝地
区では、子供の誕
生や入学就職記念、
追善供養など、
生活の節目節目に、
住民が花火を奉納
するという。
もの焚て花火に遠きかゝり舟
蕪村「落日庵句集」
舟々や花火の夜にも花火売
一茶「一茶句帖」
一雨が花火間もなき光かな
其角「五元集」
月白と雲にぬかりし花火かな
浪化「続有磯海」
~きごさい~
遠花火とは遠くの空に揚がる花火のこと。
【例句】
大輪の花火の中の遠花火 野澤節子
人と逢ふ胸の高さに遠花火 藤木倶子
遠花火一人見てゐて母の病む 吉田 慶子
遠花火とりすがれるは冬布団(七月六日夜三句) 『定本石橋秀野句文集』
おとうとの吃音つづく遠花火 仁平勝 東京物語
音もなし松の梢の遠花火 正岡子規
遠花火ひとりよがりの恋をして 黒河内多鶴子
泣いてゐるやうにも見えて遠花火 渡井一峰
足許の闇濡れてをり遠花火 平賀扶人
遠花火思ひ出のみな純白に 田中とし子
遠花火闇深ければ闇に凝る 加古宗也
童話読むことも看とりや遠花火 及川 貞
【添削】
原句
トロッコよ行けども行けども遠花火
作者 ハオニー
上五の(よ)が句意を解らなくしています
呼掛けなのか、切れ字の(や)の誤用なのか?
仮に後者とすれば、
・トロッコや行けども行けども遠花火
次に中八の(行けども)の繰返しが字余りとなっているが、この場合はトロッコの動きに情趣とリズムを与え、音読しても気にならない。
【添削句】
トロッコの行けども行けども遠花火
悠
今日の一句
六十年忍ぶる恋や遠花火
添削についての返信 (No: 4)
スレ主 一本勝負の悠 : 1 70代以上 男性 No: 1の返信
投稿日時:
添削例 3
原句
◎空を裂き唸る波濤へ鰤起し
作者 たけたけ
投稿日 2018年12月25日
自解コメント(俳句の意味。悩みどころ)//
「鰤起し」が季語だなんて嬉しいです😲
富山県氷見市出身なら絶対詠まなくちゃ!と思うけど、ただただ漢字を並べただけで、私の力ではうまく詠めませんでした…。
小学生のとき「ノストラダムスの大予言」の特番で人類滅亡のイメージ映像を観たのですが、「あれ、鰤起しやちゃ。あんなんで滅亡せんちゃ。」とクラスのみんな言ってました。
調べてみると、中七に「神の寝返り」と詠んでいる方もいらっしゃって納得…。
来年は上達して、地元の方が「これぞ、鰤起しの俳句やちゃ!」と認めてもらえる句が詠めるといいなと思います。
最新の添削
「空を裂き唸る波濤へ鰤起し」の批評
回答者 銀水
2018年12月26日
こんばんわ。
鰤起し、面白い季語ですね。
先ほどの「砂紋描く」の凛とした厳格なお寺のイメージから
今回は荒れた日本海のイメージ。
年越しへの全力投球、気合十分な印象を受けました。
ちょっと使わせていただいて
自分は子供相手の仕事をしてるので変な句で
◎参考句「うおにへそあるはずないよと鰤起し」
最近は雷なってもお腹を隠す子はおりませんが。
~【原句の力み過ぎた句にくらべ、添削ではありませんが好参考句を提示しております。
悠】
季語
鰤起し/ぶりおこし
鰤起し/ぶりおこし
三冬
北陸の沿岸や佐渡
などで十一月の終
わり頃から強風と
共に雷が鳴ったり
する。その頃鰤が
回遊してくるので
その雷を鰤起しと
いう。漁師には鰤
漁の始まりの合図
であり、人々には
冬の到来を告げる
ものでもある。
~きごさいより。
例句
立山の襞引き締めて鰤起し 蔵 巨水
鰤起し白山へ雨ともなひ来 新田祐久
鰤起し悪人の名に虚子あげて 茨木和生
一湾の気色立ちをり鰤起し 宮下翠舟
夜に入りて木屑香たつ鰤起し 橋本 薫
流人墓地みな壊えてをり鰤起し 石原八束
鰤起し大佐渡小佐渡つらぬけり 皆川盤水
佐渡の上に日矢旺んなり鰤起し 岸田稚魚 『負け犬』
鰤起し軒につかへて沖高し 本多静江
鰤起し海抜ゼロの町揺する 篠田悦子
~大型俳句検索
http://taka.no.coocan.jp/a1/cgi-bin/haikukensaku.html
~より。
今日の一句
いかづちの海にとゞろく鰤起し