業間の茶も夜半ふかき春時雨
添削した俳句: 夜半の茶をすするや響く春時雨
おはようございます。良い情景を切り取っており素晴らしいと感じました。
夜半の静寂の中で、春時雨に気付いているので、中七の響くは推敲することをオススメします。
この句の最大の難関は、深夜のブレイクタイムの表現です。『夜半の茶』で果たして通じるのか、また茶は啜るというイコールの表現も推敲すべきです。
他の方の添削に目を向けてみます。
千日草氏『夜半の茶やすする音響く春時雨』
切れ字の位置に疑問を感じました。この場合ですと、夜中に茶を啜る音が春時雨に響いたとなっており、春時雨に気付いた点が現れておりません。
悠氏『残業の白湯をすするや春時雨』
切れ字の位置は良いと思います。残業イコール深夜これはいかがなものかと感じました。昨今では様々な勤務形態がありますので。白湯とした点は工夫されており、個人的には評価出来ますが、ブレイクタイムを限定的にしてしまって良いのかという意見も聞かれそうです。
点数: 3