「いつからか僕を見上げて叱る母」の批評
添削した俳句: いつからか僕を見上げて叱る母
この句は母に視点が行っているので、「母が老いて身長が低くなった」という解釈も生まれると思いました。
「叱る」という動詞から、幼い子どもと親の映像が浮かぶので、身長が逆転したという描写において、「いつからか」という五音は削っても良いと思います。すると五音空くので、季語を入れることができると思いました。
指摘事項: 無季俳句
点数: 3
添削した俳句: いつからか僕を見上げて叱る母
この句は母に視点が行っているので、「母が老いて身長が低くなった」という解釈も生まれると思いました。
「叱る」という動詞から、幼い子どもと親の映像が浮かぶので、身長が逆転したという描写において、「いつからか」という五音は削っても良いと思います。すると五音空くので、季語を入れることができると思いました。
指摘事項: 無季俳句
点数: 3
添削した俳句: なゐ近し命の重さ春の眩暈
将来地震が来るのではないか、そんな不安から命のことを考えた句ではないか、と想像しました。
「命の重さ」という直接的な表現で七音使うのが少しもったいないと思いました。例えば七音で、なぜ「なゐ近し」と感じたかを説明できると思います。また、「地震」と「眩暈」の取り合わせは良いと思いますが、「春の眩暈」と来るのが、なぜ春のイメージなのか分からず、唐突な印象を受けました。
指摘事項: 字余り
点数: 0