「冬帝や東京湾に波立てり」の批評
添削した俳句: 冬帝や東京湾に波立てり
めでかや様
再度コメントいただきありがとうございます。はい。めでかや様の句は、一物仕立ての意図と理解いたしました。冬の神様が、東京湾の波をたたせているようである。そんな句意として読ませていたたきました。冬将軍は?とご質問ありましたが、個人的には風がとしてしまうことで句が限定的になってしまうので、冬帝の選択はいいと感じます。波を立てるのが風かもしれないですがその奥に、冬全体、空気感、自然の力のようなものを感じました。
冬将軍も、冬帝も季語そのものが擬人化ですので、波の描写だけでも十分冬の様子を伝えている句になると思い、前回コメントさせていただきました。立てりについては厳密には、波が立った。の意味になるかもしれませんが、(風が)立てたたの意図かなと読みました。意図と違いましたら申し訳ありません。
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