俳句のレシピ集の返信の返信
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俳句のレシピ集の返信(元記事)
レシピの3
すべての表現は虚構/フィクションである
主題/テーマ(作者からのメッセージ)を明確にするための、強調と省略である
強調と省略は裏と表の関係にあり、省略することがメッセージを強調することになる。
俳句は引き算と言われる所以である
フィクションに大事なことは、大きな虚構/ウソのために、小さな真実で脇を固めるということである
俳句も同じで、省略された語が多いほど余韻が深まる。
俳句のレシピ集の返信の返信
スレ主 一本勝負の悠 : 1 70代以上 男性 投稿日時:
俳句のレシピ ◆ 蜘蛛 ◆
くも
蜘蛛の巣
蜘蛛の囲~くものい
蜘蛛の糸
蜘蛛の子
鬼蜘蛛
女郎蜘蛛
例句
蜘蛛かなし脚つづめ死を真似るとき
たかし
夕蜘蛛のつつと下りくる迅さみる
汀女
蜘蛛に生れ網をかけねばならぬかな
虚子
囲の蝶のもがきに蜘蛛のともゆれる
多佳子
くもの糸一すじよぎる百合の前
素十
レシピ④
工〈たく〉みていへる句にあらず。
ふといひて、宜しと後にてしりたる句なり。
~三冊子・梅若葉鞠子の宿のとろろ汁~芭蕉自身の句についての言。
意訳
工夫して作った句ではなく、すらすらと口を衝いて出た句である。
言わば即興句だが、あとで読むとワルくない。
今日の一句
くもの囲にありて気付かぬ我が身かな