コメントありがとうございます
私、切れ字は俳句始めてすぐに定着させました
「けり」はもうとっくにつけています
「けりがつく」は俳句や短歌ではよく見られます
けりで終わるとカッコいい、というのが詩歌の世界の一般的な考えのようです
しかし「かな」は下五に置くという定石ほど、「けり」は厳格ではありません
中七の「けり」も使いようでうまくいきます
プレバトで紹介されていた句をひとつ
金(かね)が舞う銀座なりけり雪明かり
「金(かね)が舞う」という俗で美しくない表現を「けり」で切って、美しい季語の印象で終わらせる方法で成立させています
そしてこの場合、動詞ではなく断定の助動詞「なり」に接続しています
「動詞、助動詞」+「けり」が多いです
しかし、「なかりけり」のように「なし(形容詞)」+「けり」や、「しづかなりけり」のように「しづかなり(形容動詞)」+「けり」なども難しい方法としてはあります
難解なことばかり言いましたが、「動詞(または助動詞)の連用形」+「けり」と覚えておくと、上級者のチャレンジコース以外はなんとかなります
動詞選びは俳句で一二を争うほど悩むところですので、その動詞以外あり得ないと確信していないと「けり」まではやれないのが本音です
切れ字は基本的に、当てるとカッコよくて外すと赤っ恥です
17音のうちの2音分を「かな」「けり」に充てること自体、実は相当なチャレンジなのですよね