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タイトル: 添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信の返信の返信 投稿者: 一本勝負の悠

今日の一句: 妻の郷より新米の良夜かな

添削道場
秀句の55

◎大硯水に休めて良夜かな

作者名 久田しげき 4更新日時: 2019年09月24日

◆季語

良夜/りょうや/りやうや
仲秋
 

良宵/佳宵
 
月の明るい美しい
夜のことをいう。
陰暦八月十五日の
中秋の名月の夜を
指し、また陰暦九
月十三日の夜を指
すこともある。一
年中で最も澄んだ
美しい月の夜を楽
しむのである。

我庭の良夜の薄湧く如し
松本たかし「野守」
葭切の静まり果てし良夜かな
川端茅舎「川端茅舍句
~きごさい~

我庭の良夜の薄湧く如し 松本たかし

村中の田圃が見えて良夜かな 村田近子 遠嶺 199905

身の内に大河の流る良夜かな 穴澤光江 花菜風 199907

木曽駒のいただき尖る良夜かな 川合広保 俳句通信 199912

登窯伏せて良夜に委ねけり 岩瀬良子 円虹 200001

良夜かな辻に眠れる馬の骨 水木沙羅 銀化 200112

この世いま水底いろの良夜かな 北川孝子 京鹿子 200112
~俳誌のサロン。

句意

黒々とした硯を水桶に浸けて洗う
桶に横たわる大硯が、まるで今宵の月のように濡れて、灯の下に耀いている。。。
大硯と季語の取合せが絶妙な秀句です。

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