添削道場
秀句の46
◎三番線を春画ひらひら目借り時
作者 みそまめ
投稿日 2019年03月04日
◆寸評
駅のホームでのなんとも楽しい白昼夢である。
春画と目借り時の取合せが絶妙な秀句です。
◆季語
蛙の目借り時/かわずのめかりどき/かはづのめかりどき
晩春
めかり時/めかる蛙/目借り時
暖かくなって睡魔に襲われる頃をいう。「めかる」とは「妻狩る」 の意で、蛙やその他の生物が相手を求めて鳴きたてたりすること をいう。それが目借りと書かれ、蛙に目を借りられ、眠くなる意 となった。
水いとゞうまし蛙の目かり時
増田龍雨 「龍雨俳句集」
~きごさいより。
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・注意
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陽炎 記