いつもお世話になります!何だかお久しぶりな気もします。塩豆です。
おしぼりの袋鳴らして麦酒かな
この俳句は個人的には「袋を鳴らす」という行為に含む抽象性に面白味があるように思いました。
おしぼりを添えて瓶ビールを継ぐ者、継いでもらう者、袋開けてしっかり手を拭いてから生ビールを飲む者、袋を鳴らすだけして別にやっぱいいやと手を拭かずに飲む者――。
鳴らし方は人それぞれかもしれませんが、「鳴らす」という共通の行為を発見したことが一つ大きな価値なのではないでしょうか。以前紹介してくださった斎藤朝比古さんのような、飄々とした作風のようにも感じしました。
腹胃壮さんの狙いとはひょっとすれば違うかもしれませんが、私はこのように思いました。
例によって私も一つ
家系図のような柿の木盆休
俳句生活地選