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タイトル: 感動の一句をどうぞ。の返信 投稿者: 一本勝負の悠

今日の一句: 枯きつて愕然とする芒かな

百人一句 3

貌が棲む芒の中の捨て鏡

苑子

中村苑子
なかむら そのこ
俳人。 静岡県伊豆市大仁町に生まれる。日本女子大学中退。1942年三橋鷹女の第一句集『向日葵』を読み俳句に親しむ。1944年より「鶴」「馬酔木」などに投句。1949年「春燈」に入会し久保田万太郎に師事。1958年高柳重信の「俳句評論」創刊に参加し、1983年の高柳の死による終刊まで同誌発行に参与。
死亡: 2001年1月5日
書籍: 中村苑子句集、 私の風景、 白鳥の歌: 中村苑子句集、 高柳重信の世界、 句集吟遊、 俳句礼賛: こころに残る名句
~ウィキペディアより転載。

芒/すすき
三秋
 

薄/一叢薄/糸薄
一本薄/鬼薄/芒原
まそほの薄/真赭の糸
むら薄/鷹の羽薄
はた薄/薄の糸/薄野
乱れ草/袖波草
露曾草/頻浪草/縞薄
 
イネ科の多年草。
月見のおそなえと
して秋の代表的な
植物。秋の七草の
ひとつでもある。
若い穂はしっとり
として油に濡れた
よう。箱根の仙石
原などで銀色の穂
がいっせいになび
くさまは壮観であ
る。

猪追ふや芒を走る夜の声
一茶 「句帖」
行く秋の四五日弱るすすきかな
丈草 「猿蓑」
一雨のしめり渡らぬ薄かな
支考 「西の雲」
山は暮て野は黄昏の薄哉
蕪村 「蕪村句集」
夕闇を静まりかへるすすきかな
暁台 「暁台句集」
この道の富士になり行く芒かな
河東碧梧桐 「碧梧桐句集」
取り留むる命も細き薄かな
夏目漱石 「漱石全集」
薄きるに出かけの月の大きさよ
松瀬青々 「松苗」
生ふるまゝ芒の庭となし置きぬ
松本たかし 「石魂」
~きごさいより転載。

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