風船の狂気を固く括けり/塩豆さん こんな素晴らしい句を若い方が詠まれることに、驚嘆と羨望を感じます。同時に学びとおおいなる刺激を受け取ります。ありがとうございました。m(._.)m 入選記録 4 2012・12~3(0)
俳句界2012・12~2013・3
岸本マチ子選
火宅とはおれの家かよ野分吹く
〈兼題・駅〉
佳作
ふるさとの駅にラクガキ敗戦忌
橋爪鶴麿選
〈雑詠〉
佳作
なつかしき貌すれちがふ秋の蝶
山本洋子選
【俳句】
平成俳壇
秀逸
〇炎天のドまん中なり父の墓
行方克巳 選
佳作
同上
小笠原和男 選
俳句界新年号佳作入選
2013・1
〇吊り橋を色無き風とわたりけり
【佐藤痲績・橋爪鶴麿・共選】
(同佳作入選)
〇雁鳴ひて風にさゞ波立ちにけり
【角川春樹選】
俳句界 2013・2
佳作
奈良文夫
山本洋子
選
茶の花や妻の背まるくなるばかり
俳句を始めたのは八年前、ミクシーの《自遊俳句会》というコミュニティに参加してからである。
それまで詩や短歌や短編小説のようなものは趣味で書いてはいたが、俳句は食わず嫌いのところがあった。
ところが、コミュニティの主宰である自遊ひろし先生に出会い、急激に俳句の面白さにのめり込んでいった。
大病をして失職し、暇をもてあましていたから、毎日10句前後を作っては、自遊俳句会へ投句した。
規則も何も知らず、只、闇雲に十七文字の言葉を並べ立て、自遊ひろし先生の添削を受けた。
先生はそのすべてに目を通して、あたたかなお言葉で添削指導をして下さった。
その《自遊俳句会》には、現代俳句協会の(清嶋久門)さんも参加していて、礼儀作法を知らぬ私に随分と親切にして下さった。
~つづく。