花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
久女
杉田久女は、鹿児島県出身の俳人。本名は杉田 久。高浜虚子に師事。長谷川かな女、竹下しづの女とともに、近代俳句における最初期の女性俳人で、男性に劣らぬ格調の高さと華やかさのある句で知られた。家庭内の不和、師である虚子との確執など、その悲劇的な人生はたびたび小説の素材になった。
死亡: 1946年1月21日, 福岡県 太宰府市
書籍: 杉田久女随筆集
~ウィキペディアより転載。
みのむしの此奴は萩の花衣 阿波野青畝
ひとり来てひとりの冷えの花衣 杉本雷造
花衣縫ひつゝ涙こらえつゝ 吉村 敏子
一本の紐あればよし花衣 黒田杏子
妻逝きて箪笥に眠る花衣
悠二郎
にしひがし桜を追ふて花衣
脱がすとき紐の多さよ花衣
野仏の肩へと散りぬ花衣
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