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タイトル: 俳句道場の佳句を集めてみるの返信 投稿者: ハオニー

受信機が混線しだす霜夜かな
作者 唯我独善様

季語・霜夜(しもよ)(冬・天文)
晴れた寒気のきびしい夜に、霜は降りる
家にいても、しんしんと寒さがつのる
夜空には星が澄んで見え、一段と輝きをましている
こんな霜の降る夜のこと

評価
某国によるサイバーテロと日夜戦っている、この国のどこかを描いたものだと推測した

何の受信機かは分からないがよくよく考えてみると、ラジオかパソコンかアマチュア無線かなどけっこう答えが出てくる
受信機は我々の生活に浸透しているのだ
その中のどれかなのだが、読み手の想像に託したようだ

時間経過が「しだす」ではっきり言えているところがきちんとしている
霜夜だというのは、外を見て直ぐに分かるものではない
霜が降りてきて初めて分かる
同様に、混線しだすというのもすぐには分からない
聞いていて音に違和感を抱いて初めてわかるものである
親和性の高い言葉を巧みに取り込んだ、力作と呼ぶにふさわしい一句である

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