かぎろい樣はじめましてでしょうか?いつも楽しく利用させてもらっております。塩豆です!
式部の実の俳句には発想の飛躍を感じました。この季語の性質上、はるか昔の事を含め過去のことに思いを馳せて、そういった事が匂うアイテムを取り合わせるのが多いと思いました。そこを思いきって定石に捕らわれず、一瞬先の未来の事に思いを馳せてみたということ、ここが凄みと思いました。
また、暗に「(ここまで色々あったけどようやく)坂道はもう少し」といったニュアンスがあるように感じます。季語の力を存分に活かせた一句ではないでしょうか。