という事で竹内さんの質問にお答えいたします。
俳句を始めたばかりの頃は見た事、思った事、感じた事はとにかく575にしました。三段切れも季重なりも無季もなんでもアリです。
おかげで定型のリズムやテンポに慣れました。
今では目の前にある物をすぐ句に仕立てても殆どが自分の物差しに合わず捨ててしまう事が多いです。なにかしら価値がありそうな句は残しておいて推敲します。
吟行に出向いた際はまず基本的にネタ探しから始めます。ある程度ネタが集まってから作句をしますがその場で一~二句はすぐ出来る事が多いです。
吟行と句会の間に昼食と作句の時間が併せて一時間半から二時間位はあるはず。ですから拾い集めたネタで決められた句数は詠めると思います。最初から出来ないと思わずやってみて下さい。
ここで報告句や説明句を出句しても全然構わないと思います。
後で表現や季語を差し替えただけで見違える句になる事があります。それも吟行の面白さですから。
勿論、そこで詠みきれなかったネタも残しておいて家で作り直すのも大事ですね。
他に質問や答え切れていないようでしたらこちらにお願いします。
偉そうな事を言っておきながらまだ吟行は三回しかした事のない腹胃壮でした。
でも吟行の面白さがわかり始めて最近一人吟行をしています。