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タイトル:変えられない生まれや環境を補うにはどうすればいいか(作者に嫉妬してしまう)の返信 投稿者: t

んー、ネットで不幸自慢しても自分よりももっとおかしな連中が集まってくるだけなので、あまりいい考えとは思えないところです……。
(この掲示板の話ではありません、個人的に嫌な思い出があるというだけです)

例えば、言葉の暴力で相手を泣かせてから俺しかいないぞと優しくした後で、裸の写真を送らせて誘うまでを面白がって実況配信している人だったり。
弱っている人間を食い物にしてやろうとする連中はどこにでもいて、彼らの方が闇が深かったりします。

溺れる者は藁をも掴むではないですが、助けようとして自分も一緒に落ちる覚悟がないなら手をだすべきではないですし。共感といっても、顔も声も名前も知らない相手と信頼関係をいちから築いていくのは時間も必要で、並大抵のことではありません。
だから基本的に一期一会です。

相手が災害に遭われたり、ドラッグの後遺症や病気や生まれつき体のせいで、それでも前向きに頑張ろうと努力されている方なのか。
これまで人生で出会ってきた大人達から悪い性格を引き継いでしまって、自分で自分自身をいじめているのが原因で上手くいっていない時期になってしまっているのかは、よく見極める必要があると思います。
その上で今回の相談者様は本当に中途半端な不幸自慢がしたいだけで、こちらが手を差し伸べたとしても、手を掴もうとしないだろうなと思ってしまいましたね。
完璧な人間はいないので不幸な話はまぁそれはそれで……ただ。
生まれや環境を補うにはどうすればいいか は面白いテーマだと思っていました。

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名前はもう忘れましたが、とあるプロ作家さんは作家は環境がすべてと言ってました。そして、一握りのプロ作家さんと実際に仕事をされたことのある編集者さんは口を揃えて、彼らは後ろに目がついているとか、異能力が使える同じ人間とは思えないとか記事を読んだことがあります。
だから私としては「努力では越えられない壁がある」は当然あると思っています。
ですがこれについては昔から言われている答えがあって。
天才に追いつくことはできないかもしれませんが、人の3倍仕事をすればその道で飯が食えるです。
365日毎日10時間くらい、1日も休まずにやるという話ですが。
収入を別で確保しながらやる。私としてはこれは超過酷なので、多くの方が早死にしてしまうのでやめた方がいいと思っています。

そもそもあるネット記事によれば年間200人の作家が誕生するそうですが、そのほとんどが生き残れません。プロになるよりもプロで居続けることの方が遥かに難しい。
プロになるのに必要なことは、結果を残すための努力ですが。
プロとして生き残るために必要なことは、
『変えられない生まれや環境を補うために本も断言できるほどたくさん読んでいるし、映画も劇も見ています』といった、誰でも思いつく努力とは別と私は考えています。

もし、
小説の大先輩がいて生き残る方法を公開したとして。
それを読んだ人が仮に100人いたとします。
100人が基本設計が同じの似たような小説を書いたとします。
じゃあそこで、あなたや私のライバルはと聞かれれば100人なんですが。
よくよく考えてみると小説の大先輩です。
想像してみてください、

本屋さんに行くと、あなたの本の隣で小説の大先輩の本が売っていました。
ようやくここまでこれたプロになれたと最初は浮かれていても、時間が経つと顔が青ざめるはずです。本が売れないから。
小説の大先輩と教えてもらった人達の間には、絶対に埋められない数万時間と経験の差があります。それに、普通はプロになるどころか最終選考で落ちます。
出版社からすれば二番煎じはいりません。
小説の大先輩に仕事を依頼すればいいからです。

ということは人に教えてもらうのにもリスクがあって。
結果をだすための努力が求められる、自分にしかできないものを追求しないといけない。
こう考えていったとき。
私だったら、その人が歩んできた人生がでるよなと思いましたよ。
小学校で足の速い子。
運動部なのに絵が上手い子。
親がお金持ちで塾に通えている子。
変えられない生まれや環境って小説にかぎらず、今に始まった話ではないですよね。
結果をだすための努力をどう準備していくかはその人の人生次第です。

私は小説は文章がすべてだと考えていますが。
それは小説から文章が消えると白紙しか残らないので、すべてを文章で表現しなければ何も残らないと、できるだけシンプルに考えるようにしています。
1冊も小説を読んだことがなくても売れる小説が書ける人がいるなら、それはそれでいいと思います、だから本を読みたくないなら読まなくてもいいんです。
〇〇をしなければならない~、といった。
常識を疑うところから始めてみるのはいかがでしょうか。

今の時代は心、技、体、金 どれも大変です。
転んでもすぐに起き上がれるような精神状態を保っておかないといけませんし、健康に気を付けるのと最後は体力勝負なので運動も必要ですし、生活費をどう稼ぐかそこで発生する人間関係の悩みで書けなくなったりしますし。
こうすれば小説が上手く書けますよなんて教えてくれるわけないんですね、あなたの才能を大切に思っているから。
答えだけ教えられても才能のある人ほどすぐに飽きて書けなくなりますし。
準備が出来ていない人だと答えの重みで潰されてしまいます。
今は楽でも、未来の自分に対して借金をしているだけです。
人の真似をして壁を乗り越えてもいつか躓きます、その時が本当にヤバイです。
だから大切なものほど、自分で気付くしかないんです。

相談文を読んで努力されてきた方なんだろうなというのは伝わってきました。
私の第一印象は、
ここでは努力でも、いろいろな方向の努力が求められています。

人間はひとりひとりが人生の目的が違っていて。
目的を達成するペースも違います。
趣味で書くから読者数0人でいいよって人が3カ月かけて小説を書いてもいい。
読者数10人は欲しい人が3週間で書いてもいいんです。
これは結婚や就職なんでもそうです。
目的とペースが違うことが分かれば、人と比べる意味がありません。
人と比べると人間は必ず不幸になります。

だから私は相談者様が『指○物語』や『守○人』作れなくて良かったんじゃないかって思いましたよ。
だって『指○物語』持ってきても今の時代で売れるとは思えません。
『守○人』は普通に考えれば、ほぼ全員一致で本家に勝っていなければ最終選考で落ちますし。
新人賞は赤字で儲からない、それでも続いているのは看板作家が欲しいからです。
できるかできないかではなく、やるかやらないかしかない世界です。
だから楽しんで、とにかく楽しんで、時には常識にとらわれない方法も考えつつ。
時間が溶けてなくなる作業を中心に、
どうすればもっと上達できるかを探すのがいいと思っています。

何かの参考になれば幸いです。

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