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タイトル:話が薄くなるの返信 投稿者: サタン

物語の盛り上がりや面白さにはある程度のロジックがあるので、それを調べるか自分で分析するかしたうえでご自身の作品に馴染ませると良いだろうと思います。

個人的に一番汎用的かなと思うのが「変化」を扱うことで、例えば「弱い人物が強くなる(あるいは強い人物を倒す)」とか「貧乏人が金持ちになる(金持ちを負かす)」とか、「弱い」「貧乏」という前提の状態に大きな落差を作って終盤に置くことで内容を薄くさせない。
こうすると「弱い人が強くなった」または「強くなった話だ」と物語の内容が非常にわかりやすくなるので物語全体が読者に伝わりやすく、内容がある形になる。
作品の内容を、このように一言で表現できる形になっているのであれば少なくとも「内容はある」と言えます。

でも、それは、そもそも「弱い人が強くなった」の「弱い人」という前提の部分を上手く表現できていなければ、終盤にある「強くなった」という展開が成立しない。
なので、如何に「弱い人間」かを書いていく事が内容の濃さになる。
まあ、ここでは「弱い人間」にスポットを当ててるけど、それは結論にある「強くなった」と比較して一番表現しやすい要素だからスポットを当ててるまでの話で、例えば「如何に強くなろうとするか」とかでも良いと思う。

とまあ、この変化を扱う事だけでなくいろいろ仕組みがあるので、調べてみると良いと思う。

ほんで、まず自分が考えてるお話を、原稿用紙にとりあえずアウトプットしてみましょう。
出来れば箇条書きが良い。
・こういう人物がいる
・こういう事が起こる
・こんなことがあって
・それを解決しようとし
・最終的にこうなる
みたいな。
ものすごくシンプルにしたほうがいい。
この時点で面白いかどうかを考え、冷静に客観的に見てみる。
問題ないと思ったなら、そこで「変化」など物語の仕組みを加えていく。
最終的に「こうなる」ので序盤の人物像は「そういう人物」に変えたほうが良い、とか。
人物像も終盤の展開も変えたくないから、別の要素、例えばヒロインとの恋愛をぶっこんで、そっちで変化をつけるか。とか。
そうやって物語を整形する。

できれば別パターンのを何個か作って見比べたほうがいいけど、アイディアを出し切ってると同じネタで何個も作れないので、満足できるとこまでで。

ほんで、物語のストーリーラインが出来たので、そこに設定を盛り込んでいく。
「そういう人物」にしたけど、「そういう人物のそれっぽさ」はどうやって表現するか? よし「あんな設定」にしようとか。
で、こうして設定を盛り込んだ物語が出来た状態、まあ人によって定義は違うと思うけど、私の場合はこの状態のものをプロットと呼んでいて、この時点で物語の良し悪しは大方見えてくる。
なんか薄いなと思えば、プロットは物語全体を一目で把握できる形なので、少し考えりゃどこがどう薄いかもわかる。
例えばサブキャラの「らしいエピソード」を追加するかとか、ココはやっぱ変更しようとか、執筆前に物語全体のチェックが出来る。
それもほぼ箇条書きのメモなので、容易に修正が可能。

そこまでやって執筆すれば、書き終わった後に思った形にならなかった、ということはまずない。

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