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タイトル:豊饒の海 投稿者: あまくさ

それと、他の方が指摘されていた「実在の日本が舞台なら科学との整合性が問題になる」ということは、軽視はしない方がいいと私も思います。
そういう舞台でもファンタジーなのだから、非現実的な事象が入ってくるのはかまいません。ただ、世界観の色合いを統一する必要はあり、それを冒頭で読者に伝えておかないと「何を読まされているのか分からない」という状態になりかねないんですね。
星とは何か? に拘ったのはそういう理由です。星をただ空で輝く美しいものというイメージにとどめると、世界観が童話になってしまいまいます。童話なら童話でよいのですが、それだとシリアスな展開とは相性が悪いでしょう。
ですが、やり取りさせていただいているうちに、みりんさんが星を単に象徴的な憧れの対象とはとらえていないことを知りました。物理的な実態としての恒星・惑星も視野に入っており、魂を星に変えるのは残酷なことかもしれないと。
そういう視点があるのなら、問題ないかもしれないと思いました。

参考までに、三島由紀夫が自決の日に完成させた『豊饒の海』という作品があります。タイトルは月の表面にある見せかけの海のこと。遠くからは美しく見えるけれど、近くに寄れば荒涼とした実態に気付くという意味をこめた象徴的なタイトルです。

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