>太陽系の惑星だと大量の人間の魂を星にするというイメージから離れてしまうので、遠い恒星、あるいは別銀河の惑星など、でしょうか。彗星なんかに変わってもいいです。
>ふわっとしてますが、遠くで光る星に変質するイメージです。
あ、本当にそういう物理的な星になってしまうんですか。壮大ですね。
ちなみに別銀河の惑星は自ら光を発しているわけではないので地球から見えません。
>でもこの設定だと、無機質な星になってしまうので。
無機質というか……ご存じでしょうが恒星というのは、核融合反応をエネルギー源とする巨大なガスの塊という凄まじいシロモノです。ある意味、死者の魂をそういうモノに変質させるという発想はゾクゾクするほど刺激的ですね。宇宙の起源の一端さえ想起させるようで、個人的にはメルヘンチックな世界観より数倍好みです。
そういうことなら、2への提案は、「茫漠の空に還す」とかはいかがでしょうか?
>死をテーマにしているので、それをどこまで描けるか、エンタメにできるのかっていう話はまた別なんでしょうが。なんかそんな感じでロマンチックに見せかけて残酷な設定ですね。
そういう世界観なら「ロマンチックに見せかけて」という部分には同意します。ロマンチックではありません。しかし同時に霊魂を殺すなんてこじんまりとしたイメージも感じません。「残酷」というより「峻厳」。死もまた宇宙の摂理ですから。それを残酷と感じるのは人間が抱く卑小な印象にすぎません。
人が死ぬと夜空の星がふえていく。それは一見美しく見えるけれど、もし近づいて見ることができたとしたら巨大な引力を発生させつつ燃え盛る自然の溶鉱炉。実はそれが宇宙の誕生の謎とさえつながっている。
そんなイメージが浮かんでしまいました。