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タイトル:ラノベの一般読者層の知性レベルは、テレビの想定視聴者くらいを想定すべきか?の返信の返信 投稿者: あざらし

ちょっと心配になったこともあり補足させて頂きます。
①と②については御茶ノ宮悠里さんご自身が、

>取り間違えるとリスクになると思っています。
>だから「それでいいんだ!」と開き直るのは、プロ作家活動としてのリスクになると考えています。
>の辺りの方針は自身の思想や技術と相談しつつ

と、書いていらっしゃいますので、私が意図した部分も汲み取られていると思います。

>まあ、スポンサーいるんですよね ~中略~ それに背く意思決定は事実上できないし、してはいけないのだと思っています。

出版関係の付き合いは堅い内容の会社が二社ほど、以前取材を受けた某専門誌のライターと編集者、あとはアマチュア時代にファンとして感想を書いていた方で後にプロになられた作家さんと飯を食いにいくぐらいですが、少なくとも私が見聞きし、認識している『良い関係』とはかなり異なっています。
作家と編集者はビジネスパートナーではありますが、下請けではありません。
ステロタイプ的には【サザエさん】の、いささか先生とノリスケの関係といえば良いでしょうか。
たとえ新人であっても、ちゃんと”先生”として立てるところは立てて扱われています。

仰っている関係性はプロレタリアートの世界で通用する話し。クリエイターを志されているのなら世界が異なります。
私の仕事にもクライアントという絶対的存在がいますが、それでも言いなりになんてなりません。そんなことをすれば双方とも結果的にマイナスになります。方向性に食い違いが出たときは、最終的にクライアントに利益をもたらすことが出来る理由をのべて説得します。
クリエイターの立脚点は『自分の代替えは存在しない』です。ここが希薄になると存在意義そのものが霧散します。

>それに背く意思決定は事実上できない

仮にそうなら御茶ノ宮悠里さんが書く意味は何処にあるでしょう。
費用が安く言いなりになる人なら誰だっていいわけですが、出版社側にとってもそうじゃないはずです。

作家側の技量が発展途上にあるために編集者主導になるというのは、まあこれは必然でもあります。
けれど編集者主導というのは意見を押しつけるのではなく、執筆者に対して理路整然と『良くするための説得』を重ねるものです。
その説得を聞いた執筆者は一度意見を飲み込み、その上で納得できないことがあれば編集者から納得できるまで理由を引き出す。
編集者は執筆者を納得させた上で書かせるのが仕事です。執筆者が納得しないのに、それを読んだ読者が納得するはずがない。

とはいえ出版社もいろいろ、そこに勤める編集者もいろいろでしょう。
今回補足として書かせて頂いたのも、『スポンサーがいる』と断定されていることが気になりました。
もし御茶ノ宮悠里さんが既にプロに手が届くところにあり、担当氏との打ち合わせで斯様な考えに至ったのであれば、担当氏との関係を構築しなおすことも考慮にいれて欲しく思います。

以上、お目汚し失礼。老婆心でした。

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