私見では、プロローグは有っても無くてもどちらでも良いと考えています。だから分からないなら別に書かなくてもいいんじゃないかと。
こう言っちゃ何ですが、小説にはプロローグがなくてはいけないものと思い込んでいる感じの人が、あまり意味のないポエムみたいな冒頭を書いているのを時たま見かけます。ああいうのはやめた方がよいと個人的には思いますね。
たしか上橋菜穂子『精霊の守り人』1巻だったと思いますが、いきなりストーリーが動き出す書き出しになっていて、特に違和感はありませんでしたよ。参考にしてみてください。
なお、エピローグの方は割と有った方が良いと思っています。ストーリーの終幕近くは急調子に盛り上げるのがセオリーですが、盛り上げたまま急に終わらせると変なんですね。広げた風呂敷をうまく畳む必要があり、それでいて蛇足にならず、余韻を残して終わるのが理想です。これはけっこうセンスが問われるところです。