もっと端的な疑問を書きます。
・政治問題への言及を避ける。
・架空の戦記物を書きたい。
・異世界であることが読者に伝わらない。
この三つにそもそも矛盾を感じます。
なぜなら戦争は何らかの社会的対立の結果起こるものです。
にもかかわらず現実世界の政治や社会問題を作品に絡めないのなら、その架空世界特有の政治や社会を設定しないと戦争は描けないと思うんですよ。そういうものを描けば、読者は現実世界ではないことに容易に気がつくのではないでしょうか?
私が「異世界である必要がない」と繰り返し主張しているのは、上記のような「非現実性」を読者が「異世界」と認識するかどうか分からないという意味です。「どういう世界観なのかイマイチわからないけれど、少なくとも実在の歴史や社会では無いんだな」と認識してもらえれば取りあえずいいのでは? ということです。