ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:俺の前世が勇者だった件の批評

はじめまして、カイトと申します。
公開されている部分をすべて読ませていただきました。総評としては「アイデアは面白く登場人物も魅力的だが、構成や言葉選びで損をしている気がする」です。
以下、細かく見ていきます。

・「深淵病」のアイデアが面白い
よくある「生まれ変わり」ものかと思いましたが、「無敵なはずの勇者が実が暗闇が怖い=戦いを避けようとする」という展開は素直に面白いと感じました。ただ、今の時点ではハルが戦いに尻込みする理由としてしか扱われていないのが少し残念です。もっと掘り下げて、深淵病にかかった経緯やセロニカの過去やトラウマなどにも言及して欲しいなと思いました。
もしかしたら今後触れる予定なのかもしれませんが、それならもう少し「匂わせ」て欲しいな、というのが個人的な感想です。

・「前世」と「現在」が交錯しすぎ
前世での出来事が徐々に明らかになっていく展開はいいのですが、前世と過去の行ったり来たりが多すぎて、少し混乱します。前世のことは小出しにしすぎずある程度まとめた方が、読みやすいです。
たとえば、【王者との戦い・オリジンのスライムへの対応・トゥエン・トゥルクの伝承】は、一つにまとめて「入学式」の後に置き、前世や生まれ変わりを意識させながら現在に繋げていく、とした方がスマートなのではないかと思います。

・やや幼い印象を受ける
難癖にも近い指摘だと我ながら思うのですが……。
バトルシーンに擬音語が多用されているところ、敵に対する「闇」という曖昧なネーミング、太陽の異常やクラス半分が学校を休んだ事件の尻切れトンボ感、など。ところどころに「幼さ」を感じました。
エンピーツさんがこの作品をどのような年代に向けて書いているかによるのですが、中高生を対象としているなら、もう少し背伸びをした書き方でもいいのではないかと思います。
ただ、この件については他の方の意見も参考にした方がいいと思います。私は心身共にすでに中年の域に達しているので。若い方は、また違った捉え方をするかもしれません。

・ポネについて
ポネ、可愛いです。可愛いだけじゃなく、「勇者を運んでくるのは〜」のセリフには痺れました。カッコいい!
ただ、ちょっと謎の部分もあります。
異世界の馬って、「くぅ〜ん」って鳴くんですか? 思わず「犬か!」とツッコミ入れてしまいました。
それから、『ヒナタの背にハルが乗っていた』という一文。これは、おんぶということでしょうか? まさかヒナタ四つん這い? どっちにしても絵面がシュールすぎて、『馬に乗る勇者』とは思えないかなぁ。カッコイイシーンではあるのですが。

以上です。
色々書いてしまいましたが、私もただの素人ですので、あまりお気になさらず。合わない意見はスルーしてくださいね。
創作活動応援しています。

なお、蛇足ですが。
サイトの仕様上、拙作が目立つ位置に来ていますが、これはかなり昔のものですので、コメントは遠慮いたします。

上記の回答(俺の前世が勇者だった件の批評の返信)

投稿者 エンピーツ : 0 投稿日時:

カイト様、ご指摘ありがとうございます。推敲の参考にさせて頂きます。

ポネについてですが、ツッコミの通り、犬を参考に描きました。99%の人は身近に馬がいないと思うので、犬の方が馴染みやすいと考えた結果です。

それと「ヒナタの背にハルが乗っていた」の一文ですが、おんぶのつもりでした。文章を見直します。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 俺の前世が勇者だった件

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元記事:キュアノジア国物語(仮の批評

以前、『俺の前世が勇者だった件』でお世話になった、エンピーツです。作品、読まさせて頂きました。提示されている3つの疑問について、感想を述べます。

○続きを読みたいかどうか

正直、続きを読みたいと思えるほどのフックはありませんでした。物語の向かう先が分からないので、期待を持てなかったです。それと異世界ものを見慣れているせいか、魔法もモンスターもいない古代の世界に、興味を持てませんでした。なんというか、刺激が足りない感じです(曖昧ですみません)。

キャラクターの魅力について

鞭打たれる奴隷を見て、胸を痛めるヴァシリオス。見ず知らずの子供のために自分を犠牲にするヨリィ。二人の英雄的な行動に共感し、感情移入できました。人を助けることの大切さを再確認したほどです。

○舞台の印象

ギリシアらしさが出ていたと思います。具体的にはキャラの名前と奴隷制度でギリシアをイメージできました。ただ、ヴァシリオスという名前が覚えづらく、とっつきにくさがありました。

偉そうなことを書いてしまいましたが、個人の感想なのであまり気にしないでください。それでは失礼します。

上記の回答(キュアノジア国物語(仮の批評の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

エンピーツさん、こんにちは。この度はコメントありがとうございます。

うーん、掴みやっぱり弱いですか。私の弱点です。
正直、序章のこれだけの量で物語の方向性まで提示してしまうと、詰め込み感が強いかなぁとも思うのですが、とはいえここまでブラウザバックされてしまったら意味ないですしね。剣と魔法の世界観でない分、それに代わる刺激をもうちょっと練ってみようと思います。

キャラについて、褒めていただきありがとうございます。感情移入していただけて嬉しいです。

ギリシアらしさ、少しは出ていたようで安心しました。
でも、ヴァシリオスってやっぱり、ちょっととっつきにくい名前ですよね。とはいえ私も愛着を持ってしまったので、「ヴァシリ」という相性を早めに出していこうかなと思います。

早速コメントをいただけて本当にありがたかったです。お互い頑張りましょう。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: キュアノジア国物語(仮

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元記事:キュアノジア国物語(仮の批評

こんにちは。
正直な感想を申し上げますと「キャラクターや物語がイマイチ見えてこない」といった感じです。
序盤も序盤のシーンですので、書き込む情報の取捨選択はしなければならないと思いますが、これだと世界観やキャラクターの見せ方が中途半端な印象です。

「続きが読みたいか」については、申し訳ありませんが、難しいと感じました。「この後どうなるのだろう」という期待感が膨らまなかったです。これは「どんな物語であるか」が提示されていないためだと思います。
ヴァシリオスかヨリィが何かしらの物語を動かすキーを持っているなどの、伏線が欲しいと思いました。

「キャラクターに魅力を感じるか」については、もう少し書き込みが欲しいかなと思います。
特に主人公であるヴァシリオスについてが一番薄いと思います。読んでいて人となりが伝わってきませんでした。
聖職者を目指す高潔で真面目な少年であるなら、際どい衣装で踊る娘を見て気恥ずかしさでなく拒否感を覚えてもいいかもしれません。
カルナクやヨリィは魅力的だと思います。飄々として子供っぽいところのある大人従者は個人的に好きです。
トラブルメーカーだけど正義感があるヨリィが問題を起こし、ヴァシリオスが対応していく内に仲が深まっていくといった感じでしょうか?
そうであるなら、尚更ヴァシリオスの性格はこうであると、初めの行動や会話の内容で提示しておいた方がいいと思います。恋愛ものですから、主人公とヒロインの性格に共通点や相違点がハッキリしてなければ、物語に深みがありません。

「物語の舞台の印象」については、少々描写不足かと思います。
舞台は「建造物」「服装」「食べ物」の描写で印象付けられます。
古代ギリシアは建築様式も服装も特徴的ですから、「渦巻を模した柱頭の太い丸柱が等間隔に並んで、大聖堂の三角の大屋根を支えている」「誰もが麻で編まれた一枚布をゆったりとまとい、腰や肩の留め具で個性を出している」といった風に書いてもいいかもしれません。服についてはキトンやヒマティオンといった名称を出したほうが、分かる人は一発で古代ギリシアが舞台と分かってくれるかと思います。

長々と書いてしまいましたが、キャラクターの描写の深さと物語に関する「引き」があれば、続きに興味を持たせることができると思います。
個人的に古代ギリシアが好きなので、応援しています。
偉そうに色々と書いてしまい、申し訳ないです。執筆頑張って下さい。

上記の回答(キュアノジア国物語(仮の批評の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

さそりさん、こんにちは。この度はコメントありがとうございます。

物語の方向性については、序盤からあまり詰め込んだり謎を張り巡らせたくなぁという気持ちと、でもブラバされたら意味ないよね? という気持ちがせめぎ合っています。自分の中の良い妥協点を見つけていきたいと思います。

主人公のキャラクターが弱いとは、耳が痛い話です。でも、やっぱり弱いですよね。彼は、一見品行方正なお利口さんだけれど、実はむっつりで独占欲が強い、という設定なので、その辺をもう少し序盤から押し出していこうと思います。
一方で、ヨリィとカルナクのキャラを褒めていただき嬉しいです。私もカルナクはお気に入りです。

舞台の描写について、良いアイデアをありがとうございます。文化風俗の描写で舞台を表す、というのは盲点でした。キトン、ヒマティオンという固有名詞を出す、というのもいい手なのですが、「古代ギリシアはあくまでモデルだしなぁ」という困ったこだわりがあり、ちょっと迷っているところです。

貴重なご意見ありがとうございました。
今、さそりさんの作品も読ませてもらっているところです。近々にコメントさせていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

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元記事:百鬼夜行と踊る神

小説の序盤を描くのが苦手なので指摘してもらいたいです!

上記の回答(百鬼夜行と踊る神の批評)

投稿者 さそり : 0 投稿日時:

こんにちは。序盤に苦手意識があるとのことなので、十話まで読ませて頂いた感想となります。
率直な感想は「世界にイマイチ浸れない」でした。

二度目の人生を送る世界は、どのような世界なのでしょうか。
前世は「車」があったので現代だと分かります。転生した先は古めかしい言葉を使っているので、千年以上は前の時代でしょうか。
刀があるから平安、鎌倉、戦国時代辺り?そもそも魔法のようなものがあるから、日本ですらないのか?そこで躓いてしまい、物語に浸れなかったです。
せめて主人公が物心ついて、歩き回れるようになった頃には世界や魔法についての説明がほしいです。

主人公の知識についても気になりました。
マッチについては「赤くて細い木の棒を何かに擦って火を出していた。」とよく分かっていないのに、刀については「ただの刀を作るだけなら、こんな工程を踏む必要は無いはずだ。」とあります。
前世でも長年を森で過ごした主人公が、どうして刀の製造方法を知っているのかに違和感を感じました。
父親の仕事を見て知っているのであれば、製造方法はひとつしか知らないため比較するような言葉は出てこないかと思います。父親が数パターンの打ち方を使い分けているのでしょうか。

あとこれは完全に私の邪推になるのですが……蠣崎様は一人称より三人称の方が書き慣れているのかなと感じました。
一人称は話し手の年齢や知能にある程度は合わせる必要があります。五歳の頃には森に捨てられ、満足な教育を受けられないまま転生して、数年経ったにしては難しすぎる言葉を多く使っています。
ダークな世界観に合う文体ではあるのですが、それを年齢一桁の子供が使うには、少々違和感があります。

小さな違和感と描写不足が積み重なって、イマイチ物語に浸れなかったというのが感想です。
偉そうな批評で申し訳ないです。
続きも少しずつ読ませて頂きます。執筆頑張って下さい。

長所。良かった点

臨場感のある戦闘描写が好きです。
硬めの文体も作品の雰囲気に合っています。

良かった要素

ストーリー キャラクター 文章

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元記事:百鬼夜行と踊る神の批評

こんにちは。序盤に苦手意識があるとのことなので、十話まで読ませて頂いた感想となります。
率直な感想は「世界にイマイチ浸れない」でした。

二度目の人生を送る世界は、どのような世界なのでしょうか。
前世は「車」があったので現代だと分かります。転生した先は古めかしい言葉を使っているので、千年以上は前の時代でしょうか。
刀があるから平安、鎌倉、戦国時代辺り?そもそも魔法のようなものがあるから、日本ですらないのか?そこで躓いてしまい、物語に浸れなかったです。
せめて主人公が物心ついて、歩き回れるようになった頃には世界や魔法についての説明がほしいです。

主人公の知識についても気になりました。
マッチについては「赤くて細い木の棒を何かに擦って火を出していた。」とよく分かっていないのに、刀については「ただの刀を作るだけなら、こんな工程を踏む必要は無いはずだ。」とあります。
前世でも長年を森で過ごした主人公が、どうして刀の製造方法を知っているのかに違和感を感じました。
父親の仕事を見て知っているのであれば、製造方法はひとつしか知らないため比較するような言葉は出てこないかと思います。父親が数パターンの打ち方を使い分けているのでしょうか。

あとこれは完全に私の邪推になるのですが……蠣崎様は一人称より三人称の方が書き慣れているのかなと感じました。
一人称は話し手の年齢や知能にある程度は合わせる必要があります。五歳の頃には森に捨てられ、満足な教育を受けられないまま転生して、数年経ったにしては難しすぎる言葉を多く使っています。
ダークな世界観に合う文体ではあるのですが、それを年齢一桁の子供が使うには、少々違和感があります。

小さな違和感と描写不足が積み重なって、イマイチ物語に浸れなかったというのが感想です。
偉そうな批評で申し訳ないです。
続きも少しずつ読ませて頂きます。執筆頑張って下さい。

上記の回答(百鬼夜行と踊る神の批評の返信)

スレ主 蠣崎 湊太 : 0 投稿日時:

ご指摘ありがとうございます!
三人称の方が書き慣れているのですが、小説という形態上、一人称視点にならざるをえないんですよね…。
自分の中であった違和感を言語化していただいて本当に助かりました!遅すぎるスタートではありますが、これからはこの違和感を潰していけるよう修正します!
もしよろしければこれからも拙作を楽しんでいただけたら幸いです!

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 百鬼夜行と踊る神

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元記事:弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えない

投稿サイトで定期的に更新しているのですが、まったく感想やお気に入り、評価を頂けないので、あれもしかして面白くないのかな?っと己の力不足を痛感しております。
個人的にこの小説はweb小説の大賞に出品したく思っているんですが……文体、語彙力や表現力などなど長所や欠点を教えてください。
皆様からのご意見やご感想、さらに全体的な問題点から細かい欠点などお待ちしております。

上記の回答(弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えないの批評)

投稿者 日暮一星 : 0 投稿日時:

 初めまして、日暮一星です。

 実は自分も某新人賞にスラム街を扱ったものを一冊応募しており、資料も数冊ほど拝見しています。あらすじを見て『おっ!』と思ったので『兄の覚悟』まで拝読させていただきました。設定を中心に気になったところを指摘させていただきます。

>>漆黒のドラゴンによって兄弟の生活と運命は思いもよらない方向へと転がった。
 あらすじから察するにそこからが作品の本筋だと思いますが、スラム街での冒頭がさすがに長すぎます。その冒頭は起伏に富んでおり、キャラ立ちもできていて楽しく読めました。文章やストーリーにも大きな瑕疵はなかったと思いますが……作品の武器が本上記の筋に詰まっているのであれば、スラム編は主人公らキャラ設定の履歴書に留めておくべきでしょう。

 また『前世の記憶』とありますが、なにを根拠に『前世の記憶』とクーヤが判断しているのか説得に欠け、都合のいいような印象を受けました。その記憶の設定自体、冒頭を見る限り『これから関係するんだろうな』と期待はするのですが、その設定が活かされているのかを考えると少し厳しいです。
 魔法の設定が影を潜めている(ほとんど説明のみ)のも痛いですね。

 次に舞台。
 水源の豊かな国で水に困らないという舞台設定ですが、『水』は文明の発展上とても重要な要素です。簡単に考えても生活水準や水産や農業など様々な面で恩恵を受け、基本的にその文明を築いた国は豊かになるはずなのですが、スラム街が生まれるほどの貧困がなぜ起きているのか、その辺りの説明が欲しかったです。
 また現実問題として、一般的にスラム街というものは『不法住居』で、遅かれ早かれ公的機関に排除されるのがオチです。この作品に出てくるスラム街は『不法住居によるもの』か『もともとが貧困層の街』なのかも明確にした方がいいと思います。『水源豊かな国』と『スラム街』を組み合わせれば『水上のスラム街』という、あまり創作に見られない舞台(ちなみに実在します)ができたので惜しいなとも思いました。

 主人公の親についても疑問が残ります。
 プロローグに『甲斐性なし』とありましたが、その両親もまたスラム街の出身なのでしょうか? 金銭面に困って子を捨てるくらいの神経の持ち主なら、裏稼業の人間に売って金にする方が自然です。また乞食で小金稼ぎをしていると思わせるような文章もありましたが、怪我をしていたり、赤子を抱いた親が乞食をした方が普通の乞食よりも儲かります。実際のスラム街にも家族持ちは当たり前のようにいますし、作中にゴミ漁りの仕事も言及されていますが、スラム街での仕事は家族総出で行われます。主人公と弟が『捨て子』である設定を読者に納得させるよう、もう少し説得力が欲しいところ。
 バラックで弟と二人暮らしの生活にも無理があると思います。かもめ氏様が水質を気にしている通り、スラム街の衛生面は最悪です。疫病や感染症が蔓延して、特に赤子や子供は満足に生きられません。それでも実際のスラム街に子供がいるのは、母親が当たり前のように五、六人も産んでいる多産で、結果的に免疫の強い子供が生き残っているからです。せめて大人か、年上の協力的な役割のあるキャラが欲しいですね。

 あるいは同じスラム街に住んでいる『コミュニティ』に入るというのもあります。

 スラム街の生活においてはリラのそれが近いです。スラムは犯罪の多い地域なので、自分の身や子供を守るために一般の家庭は親族や友達、他の家庭と共同してコミュニティを形成します。大人や体の発達した兄弟が街に出て働いている間、留守番をする子供たちは他の子供の面倒を見たり炊事や洗濯などの家事に勤しむわけです。もちろん悪い例として、ギャングなどの犯罪グループに入るという手段もあります。
 リラの暮らしの場合、窃盗団に所属している環境もありそこそこ説得力があるのですが、窃盗団の勢力をもう少し強くした方がリアリティが増すと思います。
 また、窃盗団の結束力が脆いような描写がありましたが、仲間意識は強い方が事件やグループとしての重みないし存在感が目立つと思います。窃盗団と言えど苦しい環境の中で勢力を築き上げるのは容易ではないですし、仲間と苦楽を共にした時間は彼らにとってもかけがえのないものになるからです。なにより『最底辺で生きるのに必死』なのは窃盗団とて変わりません。噛ませ役で済ませるにはもったいないと感じました。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 弟のラスボスフラグに兄の気苦労は絶えない

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元記事:転生支援株式会社!

投稿話が増えたので、ここでもう一度皆様のご意見を聞けたらと思います。
よろしくお願いします。

上記の回答(転生支援株式会社!の批評)

投稿者 いーぴん : 0 投稿日時:

 更新15ページ分全て読みました。何だか癒されました。こんな気持ちにさせてくれるお話に出会えたのは久々かも……。

 全体的な感想としては、「ノベルゲーム方式のキララ系」です。 
 会話主体の軽めの文体を基調としており、女の子たちが楽しく日常を過ごしている様子は、読んでいてほっと一息つかせてくれました。
 女の子たちの掛け合いが素敵ですね。皆良い子で、明るくて、仲良しで……。優しい世界を表現されるのがお上手だなと感じました。
 余談ですが、なぞなぞは全然解けなかったです。天使ちゃん頭良いですね。

 気になった点としては、タイトルと反して転生者があまりお話に関わってきていないところでしょうか。自分はお仕事ものだと思ってページを開いたので、ちょっとギャップを感じてしまいました。せっかく「なろう系でよくある転生について、天界目線で語る話」というとても面白そうなコンセプトがあるのに、それが活きていないのは勿体ないなと思います。

 また、キララ系が苦手な人にはとことん合わないお話だろうなとも感じました。特に目的もなく、平坦な日常がゆるやかに進んでいくため、物語に起伏を求める人には好まれないかもしれません。
 更に、可愛い女の子がこの作品最大の魅力(だといーぴんは感じた)なので、キャラクターが合わない人にも読まれないだろうと思います。
 しかし、掌返しをするようですが、起伏だ、目的だといった要素は無くても良いかなとも思いました。この作品は疲れた時に読みたいなと感じたので、下手に物語性を入れてしまうとこの作品の良点が損なわれてしまうと思ったからです。(成功例はけものフレンズでしょうか)
 ちょっとキツイ言い方をすると、良くも悪くもweb小説特化の作品という印象です。更新されたのをちまちま読み進めるタイプ、まとめて読むにはあまり向いていないかなと思いました。

 こういう優しい世界観って書くのが難しいので、それをサラッと表現できるのは凄いと思います。ここまで書いておいて結局「そのままが一番」という結論になってしまったのは申し訳ないのですが、それだけキララ系としての完成度が高いと思ってのことです。癒しをありがとうございました!

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 転生支援株式会社!

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元記事:帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命

力を入れた部分:テーマ設定
超能力ものですが、あえてSFにしています。理由はテーマがあったからです。
『生命倫理』という大きな枠の中で、人間として生きていくのか、兵器として生きていくのか。
人間と兵器の違いとは。
立場が違う二人の生死観を表すのに力を入れました。

強みは、じっくりと進む序盤。そして、主人公の出自が明らかになってからの展開の動きが動き、クライマックスはスピード感を出すようにしました。

そして、キャラクターの個性についても、言葉遣いなどで書き分けできるようにしています。

上記の回答(帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命の批評)

投稿者 その場しのぎ : 1 投稿日時:

処女作であることに驚きです。プロットなしとは思えないほどの構成力ですね
いくつもある伏線が終盤に向かって収束してゆき、熱い展開へと変わっていく様は見事の一言です
その反面、やはり序盤からエンジンがかかるのに時間がかかる印象がありますね。序章のホットスタートは素晴らしいのですが、そのあとの展開がややキャッチーさが足りないかなと
いわゆるテンプレでないので、世界観の消化にどうしても時間がかかるのも中々苦労しそうな点ですね
要求するハードルは高くなってしまいますが、世界観を利用した展開序盤から投入することで、読者に説明しつつ楽しませるということができます
改善の余地はまだまだありますが、書籍化に耐えうる作品であると自分は考えています。頑張ってください!

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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