ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命の批評の返信

夜分遅くに失礼します。

二回目の返信申しわけありません。
ご指摘の第四話からまた戻るという問題ですが、先ほどストーリーの改定を行いました。せっかくの序盤ということもあり、主人公とヒロインの関係性やお互いに(特に主人公がヒロインに対して抱いたの第一印象)を出しておくのも悪くないと思いまして、おもいっきり削除したうえで新しく挿入しました。

 具体的には、ヒロインと主人公の会話を増やしたというところです。
 狙いとしては、主人公のデリカシーの無さやヒロインの子どもっぽさやプライドの高さなどを少し演出してみるようにしてみました。

 今回のご指摘が無ければ、実現しなかった改訂です。
 本当にこの講評を頂けて嬉しかったです。
これからも応援よろしくお願いします。

 作者:ピロシ

上記の回答(帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命の批評の返信の返信)

投稿者 うっぴー : 0 投稿日時:

どうもお役に立てたようで何よりです。
完成度の高い小説だったので、あまり手直しする箇所はないかと思うのですが、時点移動が序盤から多く、時間軸を把握するのが難しいというのが序盤の唯一の難点でした。
プロローグや、ヒロインのキャラの立て方は、ほぼ完璧だったと思います。

本作はすでに完結しているとのことですので、次回作にも期待しています!

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 帝国の守護者〜禁忌の子供と業火の宿命

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元記事:平成怪奇譚

誤字脱字が多いのですが、その辺は気にしないでください。世界観に注力しています。

上記の回答(平成怪奇譚の批評(第三節で断念))

投稿者 【本人から削除依頼】 : 2 投稿日時:

「怖い怖い」まで読んで、読み進めるのを断念しました。各節ごとに簡単に申し上げてみます。

・「その少年の行動原理」
 いきなり、ヒロインらしき少女の死亡と主人公らしき少年の悲嘆と決意ですね。書かれていない部分も含めたストーリーを考えて、非常に盛り上げる部分をツカミになるべき冒頭に持ってきた。

 そのご判断自体は正しいです。しかし、既に作品全体を構想し、冒頭以前も想定した作者さんにとって感動的で盛り上げる部分が読者から見てどうなのかは、失念されておられます。

 作者さんは設定したキャラをよく知っていますが、読者は知りません。冒頭はキャラの紹介をされているようなものです。まだどのキャラも赤の他人で見ず知らずです。

 赤の他人の愁嘆場をいきなり見せつけられても、一応は気の毒と理解しつつも、気持ちは動かず、感情移入もできません。むしろ、引きます。このシーンに感情移入させたいなら、読者がヒロインと主人公を理解させ、ヒロインの死去を惜しむ気持ちを起こさせてから出ないとまずいでしょう。

 つまり、作者と読者のキャラの見え方の違いを充分には考慮できていないため、ツカミとなるシーンの選択を間違えているのです。赤の他人なのに注目したくなるようなシーンを選ぶ必要があります。

 描写の分かりやすさの問題としては、どうなっているのか分からない、状況を想像できないものもあります。ヒロインの遺書です。この遺書はいつ書いて、どうやって主人公の手に渡ったのか。ヒロインは冒頭時点ではベッドから起き上がることもできず、体には生命維持のための管もあちこちつながれている。

 この状態では遺書は書けませんし、ましてや渡すこともできませんよね。では、まだ多少は元気で動けるうちに書いて隠し、それを主人公が見つけたのか。どうもそうも解しにくいのです。遺書にはこうあります。

> あたし、真田くんともっと一緒にいたかったです。明日も明後日も明々後日も、1年先も10年先も20年先も……。

 一緒にいたかったのが「明日も」と死が差し迫っていることを窺わせます。近いうちの死を予期している人が文学的レトリックを使うとも考えにくいこともあり、やはり冒頭のヒロインの状態で遺書を書こうとしたように思えます。しかし書ける状態ではない。

 この点からは、ヒロインの不幸を記号的に処理しているような印象すら生じかねないと思われます。

・「花廻り屋八雲の優雅な日常」
 平成と銘打っていることや、歴史的事実からの経過年数などより、現代日本を想像します。そこへ、刀を差して死人を背負った少年が古書店にやってくる。どういう状況を想像すべきか、分からなくなりました(実際の現代日本でやったら、警察沙汰になるはず)。

 この作品の重要要素であるらしい「反魂の儀」(死者の生き返り)については、次節の感想にまとめます。

 文章技術的には、古書店の店員と主人の名前の作り方は適切とは思われません。小泉と八雲。当然、「小泉八雲」(ラフガディオ・ハーン)を連想しますよね。そのせいで、この二名を取り違えそうになります。どっちがどっちだったのか分かりにくく、従って読みにくくなってしまっています。

>  真田は刀を抜き、おぶっている少女を、まるですぐに壊れてしまう大切な宝物のように横たわらせ、こたつへはいる。

 この一文で想像したのは、死人を背負った少年が刀を抜き払う、というものです。後まで読んで、そうではないと理解しました。「刀を抜き」は普通は鞘から抜くことを意味します。

 ご紹介文に、誤字脱字を気にするなとの気になるお言葉がありました。自分の作品をよく知っている作者さん的には「気にするな」で済んでも、作品を読むことによって作品を知るしかない読者には誤字脱字は重大問題です。分からなかったり、取り違えたりしてしまうからです。

 上記一文も、自分がシーンを想像してから書く作者の陥りがちな、言葉に対するぞんざいさを感じます。

・「怖い怖い」
 ヒロインを生き返らせる「反魂の儀」にリアリティがありません。ペナルティがあるか、非常な困難があるらしい点はいいですが、主人公の祖父の日記に書かれていて、普通の少年らしき主人公が読めてしまう。秘密保持はされていないことが窺われますよね。しかも「反魂の儀」を行えるキャラに普通に会えもするし、簡単に引き受けてもくれる。

 死者を生き返らせる方法があり、かつ厳重に秘密が保たれていないし、気の毒な人にはやってくれる、としか読めません。そういうものがある世界はどうなるか。身近な人を亡くした人が続々と詰めかけたりしませんか? それが「反魂の儀」が世間的に周知もされ、されに生き返り希望者が増える。

 だからリアリティがないと申し上げました。生き返りの方法があって、主人公とヒロインにチャンスを与えたいという作者さんの希望により、(作品に直接登場しないけど、いて然るべきの)不特定多数の自由意志がないがしろにされているのです。

 作者といえども、不特定多数の自由意志を奪うことはできません。奪ってしまうと、あり得なさが目立ちます。奇跡は奇跡であることが感じられるように設定し、描写しないと迫真性に欠けるのです。

 この節でついに断念したのも、上記のような理由で「反魂の儀」という、この小説の中核(らしき)設定と描写が加わったためです。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 平成怪奇譚

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元記事:【THE TRANSCEND-MEN】

格闘や銃撃といった戦闘シーンに力を込めておりますが、伝わっているのか心配です。
サスペンス調の謎や伏線も入れていますが、それらもしっかりしているのか不安な所もあります。
全体的に「読み取りやすさ」というものがあるのかを依頼します。

上記の回答(【THE TRANSCEND-MEN】の批評)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 3 人気批評! 投稿日時:

「First」・「0 : Escape」から次の「Genesis」・「19××」まで読んで、読了を断念しました。理由は二つあります。

 まず「First」・「0 : Escape」について。

 一つは力を入れておられるはずのバトル描写です。出だしから逃げている主人公が、敵と遭遇するわけですよね。

01>  壁・床・天井が全て白い廊下を駆け抜ける最中、曲がり角で「奴ら」の仲間の1人に遭遇した。皆同じ服装なので奴らが同じ所属である事は分かる。
02>  黒い上下の防弾・防刃スーツに包まれた兵士、いや、特殊部隊と思われる格好をした人物。顔はバイザーヘルメットに覆われて見えない。銃等の武器は持っているらしいが発砲はして来なかった。殺傷ではなく、自分を捕える事が目的らしい。
03>  正面から自分に向かってジャブ、ストレート。両腕を咄嗟に頭の高さまで持って行き2連続でブロック。

 01~02で178文字あります。戦闘アクションが入る03の前に、それだけ読む時間が生じ、それが主観的時間経過を感じます。間延びするわけです。印象を多少極端に申し上げると、「主人公はばったり出くわした敵をじろじろ眺め、敵はその間は待っている。主人公が観察し終わると、敵はやおら殴り始めた」です。

 この後もずっとそんな感じです。動きは詳述されているから、よく読めば分かる(←ここ、割と大事)。だけど、スピード感は完全に殺されています。少し後で主人公が高速化されますが(周囲がスローモー)、最初からゆっくりなのです。

 それでは、動きをきちんと説明してあるから迫力が生じるかというと、実はそれもありません。スローモーだからではありません。このことは、多少説明を要します。

 作者は状況を絵的に(御作では動的にも)想像し、それを言葉で説明するわけですね。読者はその言葉の説明から絵的な状況を再現しようとします。しかし、動的でない静的な絵、例えばモナリザを知らない画家がいたとして、モナリザを説明する文章だけで渡して模写を作ってもらうことはできるか。

 できないですよね。このことは、もっと簡単な絵、例えば四角形と三角形と円を適当に描いた図を使った心理学実験でも確認されています。まず被験者Aが簡単な図形をいくつか描いた紙を見て、絵を見ていない被験者Bに言葉だけで詳しく説明する。被験者Bは言われた通りに絵を描いて、Aに見せる。

 ほとんどのケースで、Bが描いた絵はAが見た絵と全く異なっています。だけど、AはBが言われた通りに描かなかったと責め、Bは元の絵を見て、Aの説明が間違っていると反論する。Aは正確に伝えようと頑張ったのは事実だし、BもAの説明を一生懸命聞いて再現しようとしたのも事実です。でも双方の努力にも関わらず、絵は言葉では伝わらないのです。

 小説の描写でも同じことが起きます。詳しく書いたって、作者のイメージした絵は伝わらないのです。でも、雰囲気やキャラの気持ちだけは伝わります。「銃弾を避けたらしい」(曖昧)→「ぎりぎりだった」(かなり伝わる)→「実に危うかったが、ほっとした」(充分伝わる)、みたいなことです。

 しかも、絵的に説明すればするほど、読むほうは大変です。知っているものや状況ならいいんです。例えば、野球で打者がホームランを打った状況を説明すれば、かなり伝わります。ベースとなる知識が読者にあるからですね(よく「読者の引き出し」と喩えられる)。

 が、オリジナルで見たこともないものだと、類推のしようがあありません。「この説明はどういう状況か?」と考えなければならないわけです。読んでいて疲れてきますし、スピード感や緊迫感も下がります。スローモーションだからといって、読んで想像するための努力は軽減はされません(緊迫感はスローモーになった時点で失われている)。

 次に「Genesis」・「19××」について。

 本編前の但し書きがちょっと問題だと思います。冒頭の節を上記のような難点を感じつつも、この節まで来たら、作者から「思われる」などと自分の作品なのかという言葉があり、「是非考えてみてくれ」などと指示されてしまう。言葉を控えずに申せば、カチンと来た、というものになります。

 そして本編はというと、なぜか生物についての持論が書かれている。正直、読者目線としては面白くもなんともありません。設定や考証を行う作者的には作ってて(書いてて)面白いというのは、自分の経験にもあり、分かります。が、読者としては苦痛です。

 その後の実験らしきシーンも、設定紹介のようにしか感じられず、絵的に想像する気力を出すモチベーションも持てず、さっと斜め読みして終わりました。次の節を開く気に慣れず、断念です。

 それでも、「0 : Escape」に続くシーンだったら、もっと先まで読もうとしたかもしれません。だけど関係が薄いと作者さんが明言してしまっているし、確かに関係なさそう。これでは「0 : Escape」をなんとかイメージしてきた努力が報われず、続きは読めません。

良かった要素

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 【THE TRANSCEND-MEN】

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元記事:【THE TRANSCEND-MEN】の批評

「First」・「0 : Escape」から次の「Genesis」・「19××」まで読んで、読了を断念しました。理由は二つあります。

 まず「First」・「0 : Escape」について。

 一つは力を入れておられるはずのバトル描写です。出だしから逃げている主人公が、敵と遭遇するわけですよね。

01>  壁・床・天井が全て白い廊下を駆け抜ける最中、曲がり角で「奴ら」の仲間の1人に遭遇した。皆同じ服装なので奴らが同じ所属である事は分かる。
02>  黒い上下の防弾・防刃スーツに包まれた兵士、いや、特殊部隊と思われる格好をした人物。顔はバイザーヘルメットに覆われて見えない。銃等の武器は持っているらしいが発砲はして来なかった。殺傷ではなく、自分を捕える事が目的らしい。
03>  正面から自分に向かってジャブ、ストレート。両腕を咄嗟に頭の高さまで持って行き2連続でブロック。

 01~02で178文字あります。戦闘アクションが入る03の前に、それだけ読む時間が生じ、それが主観的時間経過を感じます。間延びするわけです。印象を多少極端に申し上げると、「主人公はばったり出くわした敵をじろじろ眺め、敵はその間は待っている。主人公が観察し終わると、敵はやおら殴り始めた」です。

 この後もずっとそんな感じです。動きは詳述されているから、よく読めば分かる(←ここ、割と大事)。だけど、スピード感は完全に殺されています。少し後で主人公が高速化されますが(周囲がスローモー)、最初からゆっくりなのです。

 それでは、動きをきちんと説明してあるから迫力が生じるかというと、実はそれもありません。スローモーだからではありません。このことは、多少説明を要します。

 作者は状況を絵的に(御作では動的にも)想像し、それを言葉で説明するわけですね。読者はその言葉の説明から絵的な状況を再現しようとします。しかし、動的でない静的な絵、例えばモナリザを知らない画家がいたとして、モナリザを説明する文章だけで渡して模写を作ってもらうことはできるか。

 できないですよね。このことは、もっと簡単な絵、例えば四角形と三角形と円を適当に描いた図を使った心理学実験でも確認されています。まず被験者Aが簡単な図形をいくつか描いた紙を見て、絵を見ていない被験者Bに言葉だけで詳しく説明する。被験者Bは言われた通りに絵を描いて、Aに見せる。

 ほとんどのケースで、Bが描いた絵はAが見た絵と全く異なっています。だけど、AはBが言われた通りに描かなかったと責め、Bは元の絵を見て、Aの説明が間違っていると反論する。Aは正確に伝えようと頑張ったのは事実だし、BもAの説明を一生懸命聞いて再現しようとしたのも事実です。でも双方の努力にも関わらず、絵は言葉では伝わらないのです。

 小説の描写でも同じことが起きます。詳しく書いたって、作者のイメージした絵は伝わらないのです。でも、雰囲気やキャラの気持ちだけは伝わります。「銃弾を避けたらしい」(曖昧)→「ぎりぎりだった」(かなり伝わる)→「実に危うかったが、ほっとした」(充分伝わる)、みたいなことです。

 しかも、絵的に説明すればするほど、読むほうは大変です。知っているものや状況ならいいんです。例えば、野球で打者がホームランを打った状況を説明すれば、かなり伝わります。ベースとなる知識が読者にあるからですね(よく「読者の引き出し」と喩えられる)。

 が、オリジナルで見たこともないものだと、類推のしようがあありません。「この説明はどういう状況か?」と考えなければならないわけです。読んでいて疲れてきますし、スピード感や緊迫感も下がります。スローモーションだからといって、読んで想像するための努力は軽減はされません(緊迫感はスローモーになった時点で失われている)。

 次に「Genesis」・「19××」について。

 本編前の但し書きがちょっと問題だと思います。冒頭の節を上記のような難点を感じつつも、この節まで来たら、作者から「思われる」などと自分の作品なのかという言葉があり、「是非考えてみてくれ」などと指示されてしまう。言葉を控えずに申せば、カチンと来た、というものになります。

 そして本編はというと、なぜか生物についての持論が書かれている。正直、読者目線としては面白くもなんともありません。設定や考証を行う作者的には作ってて(書いてて)面白いというのは、自分の経験にもあり、分かります。が、読者としては苦痛です。

 その後の実験らしきシーンも、設定紹介のようにしか感じられず、絵的に想像する気力を出すモチベーションも持てず、さっと斜め読みして終わりました。次の節を開く気に慣れず、断念です。

 それでも、「0 : Escape」に続くシーンだったら、もっと先まで読もうとしたかもしれません。だけど関係が薄いと作者さんが明言してしまっているし、確かに関係なさそう。これでは「0 : Escape」をなんとかイメージしてきた努力が報われず、続きは読めません。

上記の回答(【THE TRANSCEND-MEN】の批評の返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 0 投稿日時:

 理由が二つ、をまとめてませんでした。すみません。

 絵的に正確にイメージさせようとさせ過ぎる点と、読む努力が報われない構成である点です。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 【THE TRANSCEND-MEN】

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元記事:平成怪奇譚の批評

はじめまして。『ノベル道場』の開発、運営をしています、うっぴーと申します。
7話『大人の会話』まで読みました。
欠点の指摘歓迎、ということなので、厳しめにいきますがご容赦ください。

死んだ恋人を生き返らせるために、黄泉の国に冒険に向かうという日本神話を元にした王道的な話ですね。
主人公の動機、目的がプロローグでしっかり示されているので、物語に入っていきやすいです。

桜花堂書店の設定は、おそらく『ビブリア古書堂の事件手帖』を元にしているのだと思われます。神話的な王道設定と、キャラミスの王道設定を融合させて生まれたのが本作かと思います。
古い物と新しい物を融合させる着眼点が良かったです。

主人公、真田春秋の死んだ恋人を生き返らせるためになりふり構わない様子に、最初は好感が持てました。

しかし、その想いを八雲にからかわれたからといって、刀を抜こうとするのは、いただけません。
おそらく、『怖い怖い』のこのシーンの狙いは、真田の想いの強さを示したかったのでしょうが、反魂の儀を執り行える八雲に重症を負わせたり、機嫌を損ねたりしたら、彼の目的は達成できないことになります。

私が八雲の立場なら、こんな危ない少年の依頼は絶対に受け入れらないので、話の流れが不自然になってしまいます。

このシーンでは、真田は後先考えない危ない人間という印象を与えてしまっているので、彼を魅力的な人物にするのであれば、本当は刀を抜きたいけれど、目的のためにどんな屈辱でも耐えよう、という内心の葛藤を描いた方が良いと思います。
その方が、八雲にも気に入られると思います。

>八雲の性格の悪さをこの短時間で嫌という程、骨身に沁みた真田は暗い顔をして条件を聞く

とありますが、刀を抜こうしとした非礼を許してくれるほど寛容な人物なので、真田のこの評価は不当であり、逆に真田の性格の悪さを伝えてしまっています。

八雲の性格の悪さとは、イザナギノミコトとイザナミノミコトの神話の再現をみせつけられた時の真田の絶望が見たいという欲求を指しているのでしょうが、まったく対価を要求せずに、リスクを説明しているので、八雲は天使のような人物です。

>小泉がいる限り、八雲の胴体と首は切り離せないと悟り、真田は刀を置いて深々と頭を下げた。

これも真田の性格の悪さと思慮の足りなさを感じさせる描写です。
真田は反魂の儀を依頼しておきながら相手に刃を向けた己の短慮を反省すべきでしょう。
また、反魂の儀の対価ですが、

>「と、まあ、幼くなった。あと、小せがれの記憶だけが無い」

咲夜が子供になったのと真田の記憶が失われただけなので、あまりにも小さいです。
これが一番いただけません。

八雲の言葉から、イザナミのように醜くなった咲夜をまた愛せるか? といったヘビーな展開や真田自身に降り掛かってくる不幸を予想していたので、ちょっと期待はずれでした。

『失礼ですがお名前は?』の章の最後に、「プロットからだいぶ話がずれてきた」という作者コメントがあったので、おそらく、そういったヘビー展開を考えていたけれど、ヘビー展開を書くのが嫌になってしまったのだと思われます。

もし、重い展開が嫌であれば、反魂の儀やイザナギとイザナミを題材にするのは、そもそも止めた方が良いでしょう。日本神話を知っている読者は、イザナギとイザナミをどうアレンジして、オリジナルを超える展開を持ってくるのが期待します。
が、この話はこれらの設定をほとんど活かしきれていないです。

>「悪趣味ですね」
> 小泉は呟くように言うと、八雲はクスクス笑う。
>「咲夜ちゃんの記憶は対価として奪うつもりだったでしょ元から」

まったく悪趣味ではないです。この程度の対価で死者を生き返らせてくれるのなら、安い物です。

>「結局、あの2人は片方が死んだらもう片方も死ぬ、生き地獄を歩むわけでございますよ」

特に地獄だとは思いません。
八雲は、作者の中では他人の人生を翻弄して楽しむ悪趣味な女性という設定なのだと思いますが……やっていることは、無償のボランティアというイイ人になってしまいます。
この乖離が作品を不自然にさせているので、不自然ではない人間心理に沿った展開になるようにした方が良いです。

ちょっと厳しめの批評をしてしまいましたが、基本設定と、話の筋はおもしろものがありますので、ぜひまた挑戦していただければと思います。

また、この掲示板では、他人の批評依頼に書き込みをすると、宮本ゆうさんの最新の批評依頼がサイトの一番先頭に移動し、批評をもらいやすくなります。
ぜひ、他の方の小説の批評を書いていただけるとありがたいです!

上記の回答(平成怪奇譚の批評の返信)

スレ主 宮本ゆう : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
なんだか面白くない理由がよく分かりました。
八雲さんをいい人にしすぎましたね。
色々ありがとうございます。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 平成怪奇譚

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お楽しみはケーキの上で

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狂気的な世界に主人公が迷い込む感じで、できるだけ自分も頭をカラにして書きました。 続きを読む >>

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元記事:光速の走り屋オオサキショウコ

 特殊能力をテーマとした走り屋小説です。
 同人誌に出すためにクオリティを高めたいです。
 どうか、批評お願いします。

上記の回答(光速の走り屋オオサキショウコの批評)

投稿者 カイト : 2 投稿日時:

はじめまして、カイトと申します。

リンク間違っているのか、作品にたどり着けません。確認されたほうが良いかと思います。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 光速の走り屋オオサキショウコ

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元記事:僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました〜最初の犠牲者は最強チート高校生!?〜

異世界転生しない異世界転生小説です。今回はこの作品の欠点を皆様に教えていただこうと思っています。
「この表現はいらない」や「こういった点はちょっと……」など、この作品を読んで気になった点を教えていただけたら幸いです。
 それとこの小説はパロディーネタが多いのですが、「ここはいらない」などといった点も教えていただけると嬉しいです。

上記の回答(僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました。第3話「それゆけぶっちゃけ三人組」の批評)

投稿者 うっぴー : 0 投稿日時:

第3話「それゆけぶっちゃけ三人組」を読みました。
以下は私が個人的に感じたことなので、参考にしていただくか否かはお任せします。欠点の指摘歓迎、ということで少々、厳しめになっておりますが、ご容赦ください。

>三話はまた台本形式の世界観説明回で、うまくいっているかどうか不安です

この小説のおもしろいところは、なろう系異世界転生の主人公になったと勘違いし、自意識過剰な言動を取る望月トオルの滑稽さにあります。

このおもしろい部分をより増強していくように構成を考えていくのが良いと思います。

今回の番組の裏話は、この主題から外れており、読者の読みたい部分とはズレてしまっていると感じました。
世界観説明は、プロローグの時点で8割方できているので、後はなるべく主人公の望月トオルを中心に物語を展開させ、説明は補足的に付け足していく程度で良いのではないかと思います。

裏の設定まで詳細に考えておられるのはスゴイと思いますが、読みたいのは主人公のおもしろい言動であり、神様を演じた役者さんの背景などは、あまり重要なことではないと感じます。

VRの説明については、やや過剰になってしまっていると感じます。

>酒井「VRの映像をカメラで撮る機械とそれを編集したりするソフトウェア、あとTVでVR映像を放映するときにかかるクレジット料。あと、番組で使うVRテクスチャを作るスタッフの人件費。どれも高価なのです」

また、テレビ局が番組内で、番組予算について暴露する場面はあまり見たことがないので、若干、違和感を覚えます。
このあたりは、本来、地の文で説明した方が良いですが、台本形式という制約上、仕方がなかったのだと思います。

もし、台本形式で行うのであれば、「ここはオフレコで」と前置きして、「ソフトウェアやらクレジット料やら、人件費やら、どれも予算が掛かりすぎるだよなチクショー」などとボヤくというのが自然かと思います。

>酒井「はーい、”エセカイ転生TV”プロデューサーの酒井でーす。よろしくお願いします」

「エセカイ転生TV」、おもしろい番組タイトルです。

後日、また、続きを読みたいと思います。

また、ノベル道場は、コンセプトとタイトルを少々変更しまして、「小説の批評をし合おう!批評・感想交換の場『ノベル道場』」になりました。

小説の批評をし合うことが目的の場所になり、他の小説に批評を書くと、「おすすめ小説」の表示が付くようになります。
批評の交換、交流を促進するために、おすすめ度を示す星マークが他の小説の批評を書けば書くほど増えていく仕様になっています。
ぜひ、他の小説にも批評・感想を書いていただけますとありがたいです。

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元記事:ハンチング探偵の学校のミイラ

はじめまして。以前、プロット相談掲示板で相談に乗っていただいたものを完結させました。

約2万文字のサイコホラー小説です。

定番の展開になる様に意識して書きました。

1.納得の行くオチになっているか
2.意味のわからない所はないか
3.読む気の起こらないつまらないシーンはないか

この辺を見ていただきたいです。他にもおかしな点や改善点があれば、教えていただきたいです。よろしくお願いします。

上記の回答(ハンチング探偵の学校のミイラの批評)

投稿者 じょうじ : 0 投稿日時:

新作の政策に行き詰ったのでのぞいたら面白そうだったので読みました。

全体的にあっさりしすぎだと感じます。
捜査の過程にもう少し苦難があってもいいと思います。
特に実習生を探し出すくだり、人を一人探し出すというのは難しいはず。ここを書いてこその探偵ものだと思います。
アルバムを手に入れるところも同じです。知らない人間に二つ返事で貸してくれるはずがない。

まどかが犯人なのは二回目あったときにはわかりました。ただ、主人公もすぐにたどり着いたので、もしかしたら違うのか?と一瞬思いましたが、やっぱり犯人で拍子抜けしました。

おかしいところも結構あって、まず体育館に穴が開いてるなら建物ごと封鎖されると思います。単純に危なすぎるでしょ。
あとそんなでっかい穴があるなら、行方不明の子が出たら中探すでしょ。

最後に犯人を殺すってのもどうかと思います。殺しちゃったら真相わからなくなってしまう。探偵は真実を突き止めるのが目的の職業のはず。

いらない人物が多い。実習生もミスリードにしては弱すぎるし、担任も、大家夫妻は舞台装置にしてももうすこし人柄とか主人公とのつながりを描いてほしい。

以上です。

もっと主人公の調査の過程を描いて、真相もひねってほしいです。その過程で不気味なてがかりとか、サイコな人物が登場すると面白くなるのかと思います。

あと最後のまどかとの対峙の部分で、なんとなく貴志祐介の黒い家を思い出しました。
もし読んでなかったら読んでほしいです、きっと気に入ると思います。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://kakuyomu.jp/works/16817330667589594935

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: ハンチング探偵の学校のミイラ

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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