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宮本ゆうさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:平成怪奇譚の批評(第三節で断念)

「怖い怖い」まで読んで、読み進めるのを断念しました。各節ごとに簡単に申し上げてみます。

・「その少年の行動原理」
 いきなり、ヒロインらしき少女の死亡と主人公らしき少年の悲嘆と決意ですね。書かれていない部分も含めたストーリーを考えて、非常に盛り上げる部分をツカミになるべき冒頭に持ってきた。

 そのご判断自体は正しいです。しかし、既に作品全体を構想し、冒頭以前も想定した作者さんにとって感動的で盛り上げる部分が読者から見てどうなのかは、失念されておられます。

 作者さんは設定したキャラをよく知っていますが、読者は知りません。冒頭はキャラの紹介をされているようなものです。まだどのキャラも赤の他人で見ず知らずです。

 赤の他人の愁嘆場をいきなり見せつけられても、一応は気の毒と理解しつつも、気持ちは動かず、感情移入もできません。むしろ、引きます。このシーンに感情移入させたいなら、読者がヒロインと主人公を理解させ、ヒロインの死去を惜しむ気持ちを起こさせてから出ないとまずいでしょう。

 つまり、作者と読者のキャラの見え方の違いを充分には考慮できていないため、ツカミとなるシーンの選択を間違えているのです。赤の他人なのに注目したくなるようなシーンを選ぶ必要があります。

 描写の分かりやすさの問題としては、どうなっているのか分からない、状況を想像できないものもあります。ヒロインの遺書です。この遺書はいつ書いて、どうやって主人公の手に渡ったのか。ヒロインは冒頭時点ではベッドから起き上がることもできず、体には生命維持のための管もあちこちつながれている。

 この状態では遺書は書けませんし、ましてや渡すこともできませんよね。では、まだ多少は元気で動けるうちに書いて隠し、それを主人公が見つけたのか。どうもそうも解しにくいのです。遺書にはこうあります。

> あたし、真田くんともっと一緒にいたかったです。明日も明後日も明々後日も、1年先も10年先も20年先も……。

 一緒にいたかったのが「明日も」と死が差し迫っていることを窺わせます。近いうちの死を予期している人が文学的レトリックを使うとも考えにくいこともあり、やはり冒頭のヒロインの状態で遺書を書こうとしたように思えます。しかし書ける状態ではない。

 この点からは、ヒロインの不幸を記号的に処理しているような印象すら生じかねないと思われます。

・「花廻り屋八雲の優雅な日常」
 平成と銘打っていることや、歴史的事実からの経過年数などより、現代日本を想像します。そこへ、刀を差して死人を背負った少年が古書店にやってくる。どういう状況を想像すべきか、分からなくなりました(実際の現代日本でやったら、警察沙汰になるはず)。

 この作品の重要要素であるらしい「反魂の儀」(死者の生き返り)については、次節の感想にまとめます。

 文章技術的には、古書店の店員と主人の名前の作り方は適切とは思われません。小泉と八雲。当然、「小泉八雲」(ラフガディオ・ハーン)を連想しますよね。そのせいで、この二名を取り違えそうになります。どっちがどっちだったのか分かりにくく、従って読みにくくなってしまっています。

>  真田は刀を抜き、おぶっている少女を、まるですぐに壊れてしまう大切な宝物のように横たわらせ、こたつへはいる。

 この一文で想像したのは、死人を背負った少年が刀を抜き払う、というものです。後まで読んで、そうではないと理解しました。「刀を抜き」は普通は鞘から抜くことを意味します。

 ご紹介文に、誤字脱字を気にするなとの気になるお言葉がありました。自分の作品をよく知っている作者さん的には「気にするな」で済んでも、作品を読むことによって作品を知るしかない読者には誤字脱字は重大問題です。分からなかったり、取り違えたりしてしまうからです。

 上記一文も、自分がシーンを想像してから書く作者の陥りがちな、言葉に対するぞんざいさを感じます。

・「怖い怖い」
 ヒロインを生き返らせる「反魂の儀」にリアリティがありません。ペナルティがあるか、非常な困難があるらしい点はいいですが、主人公の祖父の日記に書かれていて、普通の少年らしき主人公が読めてしまう。秘密保持はされていないことが窺われますよね。しかも「反魂の儀」を行えるキャラに普通に会えもするし、簡単に引き受けてもくれる。

 死者を生き返らせる方法があり、かつ厳重に秘密が保たれていないし、気の毒な人にはやってくれる、としか読めません。そういうものがある世界はどうなるか。身近な人を亡くした人が続々と詰めかけたりしませんか? それが「反魂の儀」が世間的に周知もされ、されに生き返り希望者が増える。

 だからリアリティがないと申し上げました。生き返りの方法があって、主人公とヒロインにチャンスを与えたいという作者さんの希望により、(作品に直接登場しないけど、いて然るべきの)不特定多数の自由意志がないがしろにされているのです。

 作者といえども、不特定多数の自由意志を奪うことはできません。奪ってしまうと、あり得なさが目立ちます。奇跡は奇跡であることが感じられるように設定し、描写しないと迫真性に欠けるのです。

 この節でついに断念したのも、上記のような理由で「反魂の儀」という、この小説の中核(らしき)設定と描写が加わったためです。

上記の回答(平成怪奇譚の批評(第三節で断念)の返信)

スレ主 宮本ゆう : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
新しい意見だったので、ちょっとびっくりしました。
そういう考え方もあるのかぁと参考になりました。

ありがとうございます。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 平成怪奇譚

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元記事:平成怪奇譚の批評

はじめまして。『ノベル道場』の開発、運営をしています、うっぴーと申します。
7話『大人の会話』まで読みました。
欠点の指摘歓迎、ということなので、厳しめにいきますがご容赦ください。

死んだ恋人を生き返らせるために、黄泉の国に冒険に向かうという日本神話を元にした王道的な話ですね。
主人公の動機、目的がプロローグでしっかり示されているので、物語に入っていきやすいです。

桜花堂書店の設定は、おそらく『ビブリア古書堂の事件手帖』を元にしているのだと思われます。神話的な王道設定と、キャラミスの王道設定を融合させて生まれたのが本作かと思います。
古い物と新しい物を融合させる着眼点が良かったです。

主人公、真田春秋の死んだ恋人を生き返らせるためになりふり構わない様子に、最初は好感が持てました。

しかし、その想いを八雲にからかわれたからといって、刀を抜こうとするのは、いただけません。
おそらく、『怖い怖い』のこのシーンの狙いは、真田の想いの強さを示したかったのでしょうが、反魂の儀を執り行える八雲に重症を負わせたり、機嫌を損ねたりしたら、彼の目的は達成できないことになります。

私が八雲の立場なら、こんな危ない少年の依頼は絶対に受け入れらないので、話の流れが不自然になってしまいます。

このシーンでは、真田は後先考えない危ない人間という印象を与えてしまっているので、彼を魅力的な人物にするのであれば、本当は刀を抜きたいけれど、目的のためにどんな屈辱でも耐えよう、という内心の葛藤を描いた方が良いと思います。
その方が、八雲にも気に入られると思います。

>八雲の性格の悪さをこの短時間で嫌という程、骨身に沁みた真田は暗い顔をして条件を聞く

とありますが、刀を抜こうしとした非礼を許してくれるほど寛容な人物なので、真田のこの評価は不当であり、逆に真田の性格の悪さを伝えてしまっています。

八雲の性格の悪さとは、イザナギノミコトとイザナミノミコトの神話の再現をみせつけられた時の真田の絶望が見たいという欲求を指しているのでしょうが、まったく対価を要求せずに、リスクを説明しているので、八雲は天使のような人物です。

>小泉がいる限り、八雲の胴体と首は切り離せないと悟り、真田は刀を置いて深々と頭を下げた。

これも真田の性格の悪さと思慮の足りなさを感じさせる描写です。
真田は反魂の儀を依頼しておきながら相手に刃を向けた己の短慮を反省すべきでしょう。
また、反魂の儀の対価ですが、

>「と、まあ、幼くなった。あと、小せがれの記憶だけが無い」

咲夜が子供になったのと真田の記憶が失われただけなので、あまりにも小さいです。
これが一番いただけません。

八雲の言葉から、イザナミのように醜くなった咲夜をまた愛せるか? といったヘビーな展開や真田自身に降り掛かってくる不幸を予想していたので、ちょっと期待はずれでした。

『失礼ですがお名前は?』の章の最後に、「プロットからだいぶ話がずれてきた」という作者コメントがあったので、おそらく、そういったヘビー展開を考えていたけれど、ヘビー展開を書くのが嫌になってしまったのだと思われます。

もし、重い展開が嫌であれば、反魂の儀やイザナギとイザナミを題材にするのは、そもそも止めた方が良いでしょう。日本神話を知っている読者は、イザナギとイザナミをどうアレンジして、オリジナルを超える展開を持ってくるのが期待します。
が、この話はこれらの設定をほとんど活かしきれていないです。

>「悪趣味ですね」
> 小泉は呟くように言うと、八雲はクスクス笑う。
>「咲夜ちゃんの記憶は対価として奪うつもりだったでしょ元から」

まったく悪趣味ではないです。この程度の対価で死者を生き返らせてくれるのなら、安い物です。

>「結局、あの2人は片方が死んだらもう片方も死ぬ、生き地獄を歩むわけでございますよ」

特に地獄だとは思いません。
八雲は、作者の中では他人の人生を翻弄して楽しむ悪趣味な女性という設定なのだと思いますが……やっていることは、無償のボランティアというイイ人になってしまいます。
この乖離が作品を不自然にさせているので、不自然ではない人間心理に沿った展開になるようにした方が良いです。

ちょっと厳しめの批評をしてしまいましたが、基本設定と、話の筋はおもしろものがありますので、ぜひまた挑戦していただければと思います。

また、この掲示板では、他人の批評依頼に書き込みをすると、宮本ゆうさんの最新の批評依頼がサイトの一番先頭に移動し、批評をもらいやすくなります。
ぜひ、他の方の小説の批評を書いていただけるとありがたいです!

上記の回答(平成怪奇譚の批評の返信)

スレ主 宮本ゆう : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
なんだか面白くない理由がよく分かりました。
八雲さんをいい人にしすぎましたね。
色々ありがとうございます。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 平成怪奇譚

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風の舞う地

投稿者 もってぃ 返信数 : 0

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たのもー!(ボコボコにしてください)

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振鈴研究所。放課後にて。

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小説ですが、アニメ、漫画のようなお話となっております。この後、好評でしたら過去編の方も書きたいと思っております。 続きを読む >>

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トッププレイヤー~ひまわりの様な笑顔を見せるちょっとエッチな君と結婚をするまで〜

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野球小説でエブリスタに移動しました。 2万文字書いたので話の傾向はわかると思いますので感想、よろしくお願い申し上げます。 続きを読む >>

たのもー!(ボコボコにしてください)

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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元記事:あさきゆめみし

前回ご批評いただいたものを改変しました。お手数ではありますが、目を通していただけるとありがたいです。

・占い師のおばあさんたちには、すっぱりご退場いただきました。
・以前より伏線を入れたつもりですが、効果が出ているかどうか。
・スペースを多めに開けてみましたが、読みやすさはどうでしょうか。

以上の点、気にしています。ご批評いただけると嬉しいです。

上記の回答(あさきゆめみしの批評)

投稿者 サイド : 0 投稿日時:

こんにちは、サイドです。
作品、読ませていただきました。

個人的には読んでいて、静かで、切ない気持ちになれる作品だったと思います。
ナギの語りが一人称でありながら、「~~いました」などの柔らかな表現であったことに大人っぽさがあり、家庭を持ち、きちんと生活をしている一人の人間という雰囲気がありました。
もちろん、ヒロとの会話などもあり、完全に自立しているというワケでもなく、後悔とまでは言わなくとも、言葉にできない淋しさ、孤独を持っている人物であるとも思います。

ただ、そこに関しては、大人になれば誰もが持つ、すれ違った人、通り過ぎた人へ対する寂寥感、悪い意味ではない諦観という表現であると感じています。
これを、ヒロとの会話を経て、彼との思い出といい意味での「さよなら」をする物語と取るのなら、最後にヒロが笑顔でいることは、後腐れのない「さよなら」であったと言えるのではないでしょうか。

個人的には、ヒロは最初から、ナギをここではないどこかへ連れて行くつもりはなかったし、ナギもまた、彼にすがってここからいなくなろうと考えていたとは思いません。
何と言うか、僕もそこそこに大人の年齢なので、叶わないと分かっている願いでも、ちょっとした悪戯心を滲ませて口にすることはあります。
御作では、地の文からも、それがシニカルではないと感じさせますし、ナギもヒロもお互いが本心から、口にしているとは思っていないんじゃないでしょうか。
そう言う意味では、付き合いがあった分、理解があるというか何と言うか。

ヒロという存在がどこからきて、どこへ帰って行ったのかは、ロマンですね。
単純に、ナギの願望が生んだ妄想とも言えるし、思い出を引きずっている彼女に「そのくらいで、一区切りしてもいいんじゃないか?」とヒロが顔を出しに来たとも言える。
ただ、物語として作者様が大切とされているのは、ナギが前を向く事と僕は取っているので、どちらを取るかはそれほど重要ではないのでしょう。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: あさきゆめみし

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元記事:緋《フェイ》──訳アリ少女が拾った男は、最強の狼

2022/2/1から3/14まで開催されるカクヨムの「戦うイケメン中編コンテスト」に応募している作品になります。
ヤンジャンとか青年誌の読み切りをイメージして書きました。
受付締切までまだ時間があるので、作品のブラッシュアップのため、ご意見をいただけたら幸いです。
特に本コンテストの性質上、「キャラが立っているか(魅力的か)
」「続きが読みたいか」についてコメントして欲しいと思っています。

コメントをいただいた方の作品は、必ず目を通してコメントを返させていただきます。
※なお、カクヨムでのコンテストという事で、WEB用の改行を多用した文体となっております。ご了承ください。

上記の回答(緋《フェイ》──訳アリ少女が拾った男は、最強の狼の批評)

投稿者 ギンブナ : 1 投稿日時:

はじめまして。ギンブナと申します。
御作を最後まで読んだのでコメントさせていただきます。
ただ、私は普段ラノベをあまり読まないため、賞が想定する読者層と大きく異なります。
参考にならない意見も多々あるかもしれませんが、お目こぼししてもらえると助かります。
また、以下のコメントで「たとえば」と書いている部分がありますが、これはただのたとえで改善案などではありません。ご了承ください。

「キャラが立っているか(魅力的か)」
主人公とヒロインは好感の持てるキャラクターでした。ですが、少し薄く感じます。
どちらも印象が初登場時と最後で変わらなかったのが原因かもしれません。キャラに二面性や矛盾があれば、また違った感想になったと思います。
ありきたりですが、たとえば柚香も実はサイボーグだったとします。そうして彼女がサイボーグが大嫌いと言ったなら矛盾したように聞こえますが、言葉には自分自身への嫌悪も含まれていると感じるので、少し印象が変わります。ついでに柚香が頭だけ機械で残りは生身だとすれば、フェイと対比にもなります。柚香がハッカーという設定にも、もっと説得力が出てくるかもしれません。

フェイは完成されているので、むしろこのままでいい気もします。

一番印象に残ったのは葛西でした。彼は登場時と再登場時で理想通りの小悪党ムーブをしてくれた上に、末路がアレだったので結構インパクトがありました。

藤木はやや影が薄いというか、支部長なのに葛西とやり口が変わらないので小物っぽく見えました。葛西にはない要素、たとえば器の大きさや切れ者っぽさがあればいいなと。

ブライアンは登場が遅いのと台詞がほぼないので印象に残らず。またありきたりですが、プロローグのヤクザ集団に混ざってフェイに一撃でも浴びせていたら、終盤の戦いに因縁ができてもっと盛り上がったかもしれません。

要は、第一印象からだと想像しにくい一面があればもっと魅力的に見える、ということです。

「続きが読みたいか」
続きがあれば読みます。しかし綺麗にまとまっているので、ここで終わっても不満はありません。

初読みですらすらと最後まで読み通せました。
構成や各場面の魅せ方、視点や台詞が漫画っぽいな、とも思いました。
第八話~第九話の繋げ方は特にそう感じます。ですが青年誌の読み切りをイメージされておられるならば納得です。
また、各話サブタイトルで展開が読めるところが多々あったので、展開にひねりがあるとよかったかもしれません。

王道を綺麗に書ける、というのは結構難しいのでスレ主様は実力のある方だと思います。
あとは何か一つ、強く尖った要素があればもっと面白くなるのではないでしょうか。
演出・キャラ・文体・雰囲気・ストーリーのひねりなどなんでもいいので、スレ主様ならではの個性が強く出ればと思います。

細かい所を言いましたが、最後まで面白く読めました。
執筆お疲れ様でした。次の作品も楽しみにしております。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ranove.sakura.ne.jp/story_system/public_story/07218.shtml

要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 緋《フェイ》──訳アリ少女が拾った男は、最強の狼

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元記事:黒王と聖王の戒律

宗教をモチーフに異世界転生と絡ませてみた、初の試みの作品です。
長所や読みやすさなどを教えてほしいです。

上記の回答(黒王と聖王の戒律の批評)

投稿者 t : 0 投稿日時:

こんにちは
002→009、052→066 を読みました。
最後は気持ちのいい、「完」でした。
綺麗に畳んだなぁ、お見事!

長所は、002→009なら。

善悪二元がテーマだと読者に感じさせることができている。

戒律、ズルワーン、ライルや善悪二元が反映された世界であったり、善悪二元を様々な違う角度(視点)から書けていました。こういったことが普通はなかなかできません。
その点、中心(善悪二元)に焦点を合わせて、素材を使い倒すことができていたのは、素晴らしいことだと思います。

異世界転生のよくある流れで、赤ん坊からいきなり戦場に飛ぶあたり読者を選ぶのですが、寄り道をしないぶんやりたい事がはっきりしていて(白騎士達など)。個人的には読みやすかったです。

052→066

まず驚いたのが、まだ善悪二元が中心の主張があるお話が続いていたことです。すごい熱量でした。

途中から読み始めたのですが、それでも読んでいて、熱い台詞があったのがよかったです。

マコトの大冒険がちゃんと終わってて、なぜか、子供の頃に夏休みの宿題で児童小説を読み終わったような、そんなことを思い出しました。

ーーーーーー

全体を通して主張があったのが良かったです。
ただ最後の方は先鋭化していたので、共感までには至らず……。

このお話で言いたかったことの熱量は十分伝わってきました。
勉強で例えるなら、国語の点数は85点なので国語で100点を目指すよりも数学の点数を上げた方が、同じ努力量でも伸びしろが違う。
例えば、都市や拠点を守るといった枠組みのなかに話を落とし込むことを意識されるだけで、味がマイルドになり万人受けしやすくなり。品質がすごく良くなると思いました。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://novelup.plus/story/458360764

要望 : 長所を教えてください! スレッド: 黒王と聖王の戒律

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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