ノベル道場/小説の批評をし合おう!

篠宮ソラさんの返信一覧。得点の低い順2ページ目

元記事:調律奏は幸せを唄いたい〜異世界で復讐と恋愛は両立出来ますか?〜の批評の返信の返信

 大野です。約束なのでご意見申し上げに参りましたが……。
 俺は遠慮が苦手なタイプのコミュ障なので割とガッツンガッツン殴ります。好みとか作者のやりたいことに関係なく気になった点を全部言っていくので、『これは活かせるかも』と言う所だけ気にするようにお願いします。

①文章が無闇に詩的・冗長である。冒頭からしてそうなんですけど、状況説明の分量に反して主人公のモノローグが長すぎるため、作者の独りよがりのようになってしまっています。
 暗闇の中で知らない国の話を聞かされるようなもので、ハッキリと読者にマイナスイメージを持たれかねない案件です。モノローグ・主人公が考え込むシーンをもう少し削ることを推奨します。
②状況説明が少なすぎる。これも、第一話の時点でそうなのですが固有名が少ない・動いている人数に対して具体性のあることが書かれていないせいで、読者には状況が理解しづらく、混乱させかねない文面になっています。
③一つの現象・同じ動作に対して、複数分で長々と説明する。一話の主人公登場シーンで『いつの間にか、入り口付近に人がいたと思っただろう。僅かな明かりでは性別が判断できない程の美少年?美少女?がいると思っただろう。』と書いてあり、見た側の混乱を表そうとしたんだと思うのですがまとまりが悪くて読みにくいです。先述の冗長さのひとつですね。その後の主人公の容姿の描写も正直長いです。いわゆる学園ラブコメみたいにアクションの要素が少なく、かつ容姿の重要度が作中でもかなり高い場合でないなら長すぎると思います。
④形容詞が長い。『闇夜に蠢く真っ赤な血のような目』など、一名詞:一形容詞とまで厳密にやれとは言いませんが、一つの名刺に対して5~6も単語を使って修飾するのはハッキリと読みにくいです。あと、血は闇夜に蠢きません。
⑤冒頭、坊ちゃんが『俺にもわかるように話せよ!』と言ったのに、同じカッコ内で『お前もいつまで過去に囚われてんだ!』と普通に英語を理解しており、『自分が復習される立場であると理解している』みたいな地の文もないためにやや不自然に映ります。その後の彼の父に関する主人公のセリフ『清廉潔白だが、裏では麻薬などの販売に~』なども、『清廉潔白なフリをしているが』という意味なのは分かるけど正直不自然。そういう、『理解しようと思わないと理解できない』文章がやや多いです。
⑥地の文が一人称視点と三人称視点で散逸しているようなところがよく見られます。恐らくは『冷静な主人公が物事を俯瞰的に見る』みたいなことをしたいんだと思うのですが、復讐するシーンで感情が大きく揺さぶられているはずなのに妙に冷静だったり、そのことに全く言及しないまま俯瞰視点・台詞における言葉の震えに反する地の文の冷静さを見せられると、かなり混乱します。
⑦前回も書いたことですが、主人公の超能力の不明瞭さが度を越しています。もう少し説明がないと読者には理解できません。『・』が挟まってる単語が主人公の能力で改竄された情報、という事なのでしょうがハッキリと読みづらいです。つーか、スカートのところが来るまで訳がわからなかった。うん。これは本当に直してください。
⑧個人的には趣味に合うのですが、学校に入ってからの恋愛絡みでのハイテンションがかなり読者を置き去りにします。奏君の脳内でスイッチが切り替わることをちゃんと描写してくれないと、演技なのか本心なのか二重人格なのか理解できません。
⑨エスポワールが出てきた瞬間に風桐氏がシーンからフェードアウトしたと思ったら、そのまま触れられることなくレインとの会話に移行してるんですが……。これは冷え切った人間関係してるわけじゃないですよね? で、しかもそのまま奏がデレてクラス中が沸き立つわけですが、この間もずっと風桐君は放置……。キャラはちゃんと管理してください。
⑩レインのセリフ、二重鍵括弧の時とそうじゃないとき、『僕』の時と『ボク』の時があります。揃えてください。
⑪二話冒頭の『光を両手で顔を庇い』などの、意味の通らない文章があります。良く推敲してください。
⑫王女・歌姫ミューズが王のセリフを遮るシーンがあるわけですが、お咎め・ツッコミなしって言うのはどうなんだろうか? 親とは言え仮にも王だし、『空気読めないキャラ・天然』ならそういう描写をしてください。
⑬これは言語感覚の問題なのですが、「聞け民たちよ!召喚はここに成功した!彼らこそが世界を利用する悪しき存在『神の遣い』を倒すべき存在である!」と言う言い方をされると、『主人公が『神の遣い』なのかな?』と一瞬考える人がいます。さっきも書きましたが、イチイチの形容が長すぎます。『彼らこそが勇者! 悪しき存在『神の遣い』を倒す者たちである!』とか『彼らが悪しき存在『神の遣い』を倒してくれるだろう!』みたいなのならいいんですが、普通に読みづらいっす。
⑭これはすごく重要なことなんですが、奏・レオ・レインの三人組以外の日本人が召喚されてるって、地の文に書いてないですよね? 『警官の私がまとめよう』まで出てこないし、って言うか地の文でそう書いてないから大抵の人は『異世界の警官さんなのね?』と理解する気がします。
⑮王が経緯を説明するシーンなんですが、『彼らは様々なものをもたらした。人々に音楽を伝え、それを元にした固有能力『望歌』のような力を。』。『ような』の使い方がおかしいです。あと、ここら辺、主人公の一人称で進んでいるはずなのに『私たちにもたらした(私=王)』みたいなのがあって、読みづらいです。
⑯ULB絡みの説明がよく理解できません。理解できない理由が説明できないくらいに理解できないので、申し訳ありませんが『自分がこの作品について何も知らない』つもりでもう一度説明を書き直してください。
⑰機械兵という単語が唐突に出てくるんですが、主人公がやっていたゲームについての設定説明がほとんどされておらず、理解に苦しむっす。
⑱主人公の警戒心とオタ語りの落差が酷いです。自分が警戒してる相手にここまで語る人間はいないと思う……。
⑲王が響君を信用する速度早すぎない? 何かの能力かとも思ったけど、地の文で説明されてないよね?

 と、とりあえず2話まで叩きましたが。
 説明不足・長すぎる修飾・ストーリーの都合で動くキャラと三拍子そろって読みにくいです。

 現状だと、プロットや作品全体・お話のウリすら読み取れない状況なのでまずは文章そのものを読みやすい物にしてください。恐らく三話以降も、今までに上げた問題点の応用でかなり読みやすく書き換えられるはずです。

 作品構成・セリフ回しなどは面白いのですが、複雑すぎるアレコレに対し説明不足が過ぎるので今のところでは長所が完全に殺されてしまっています。オーバーキルです。

 かなり容赦なく叩いたので、俺が言ったうちの6~8割くらいの問題点を解決すれば結構読みやすくなるはずです。

 執筆、頑張ってください。

上記の回答(調律奏は幸せを唄いたい〜異世界で復讐と恋愛は両立出来ますか?〜の批評の返信の返信の返信)

スレ主 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

わぁい、容赦ない………どれだけの欠点があったというのだ。ひとまず返信していきます。
①展開変えまして、最後の復讐対象を殺すところからスタートしました。要らないところを削り、能力を使って殺すので比較的には読みやすくなったかと。
②状況説明が少ないとの事だったので、無闇なモノローグを削り、状況説明を増やしました。
③④⑤は全て削りました。読みづらさが異常でしたので、そのまま学園生活に戻ります。
⑥………すみません、それは仕様です。主人公は能力を得た事でどれだけキレかけても心中では冷静な感情を維持できるようになっているので。
⑦その・は特に関係ないです。なので、省きました。一応、主人公が光や音、感情の波を操る描写を入れましたから、分かる人には分かるんじゃないかなと思っていました。独りよがりでしたね。因みに主人公は波長や波の性質を持つものを操る力です。要は鈴仙です。
⑧後々明らかにしますが、波長操作で感情を自在に操っているので、人格が切り替わります。具体的には戦闘時と日常時で。
⑨状況説明不足でしたね。「あ、消えたね」は風桐の台詞で「僕思うんだけど〜」の部分も風桐です。会話には入っていますが、分かりづらくてすみません。
⑩恐らくはレオの台詞と混同している可能性があります。自分でも確認しましたが、1話の時点ではなかったので。とはいえ、自分の書き分けが出来ていませんでしたね、すいません。
⑪推敲しました、ごめんなさい
⑫そうですね。すいません。ちゃんと、描写と嗜めるような言葉を入れます。
⑬変えました。
⑭文章を間違えてましたね。抜けてたよ、すみません。
⑮直しました。ちゃんと推敲しろよ、自分。
⑯自分でも理解できていないのでこれは直します。自分としてはボンゴレリング的な説明をしていきたいと思っている
⑰1話の時点で話すべきなのだろうか………家族のシーン削るべきだろうか。入れなくてはならないのは分かっているんですが、入れる場所が………
⑱完全にギャグです。主人公のスタンスの証明も兼ねています。後、あんな事を述べる事でヒロインを餌にするという作戦は使えないという意味も表しているので………
⑲展開を変えました。響は死んだ後にこの世界に転生し、王から信頼される近衛として信頼があるようにしました。

へっへっへ、色々直すべき点が多くて困ってしまうぜ(自分のせい)。それと失礼なお願いなのですが、直す前にどの辺りが面白かったかなどを教えてくださると、長所まで消しかねない事が防げるので助かります。

色々とありがとうございました。

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https://kakuyomu.jp/works/1177354054897120119

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元記事:俺は勇者じゃないらしい。でも勇者を名乗ることにした。

はじめまして。武井と申します。

小説を書いてみましたが、正直、自分でもあまり面白くないと感じています。
どこをどう直せばいいか分からないので、投稿させて頂きました。

自分の小説の短所は何なのか、どうすればより魅力的な小説になるのか、教えてください!

個人的に気になっているのは、
・冒頭がつまらない
 多分、最初の数行を読んで離脱してしまう人が多いような気がしています。
・表現力が乏しい
 描写か下手なのは自覚しています。どう改善すればいいか、知りたいです。

よろしくお願いします!

上記の回答(俺は勇者じゃないらしい。でも勇者を名乗ることにした。の批評)

投稿者 篠宮ソラ : 1 投稿日時:

全部読ませていただきました。私は割と好きな方なので今後の作者さんの作品を読ませていただきたいと思い、ブックマークをさせていただきました。

ではまず、冒頭に関してですが。印象強い展開を好むならば、先に魔族によってやられかけるレックスを持ってくるべきかと。そこから走馬灯みたいに過去話に入り、レックスの考える勇者の事柄を述べれば読者を引き込めると思います。

表現力の乏しさに関しては、好きな作品の文章をパクり、それを自分なりに書き換えていくという勉強方をおすすめします。また辞書などで語彙力を増やしておくといいかもしれません。

面白さに関しては、短編ということもあるので一概には言えません。けれど短いならば短いなりに最後の最後で想像できない展開、けれど伏線はあったみたいなのを心掛けると良いかもしれません。

色々言いましたが光る部分はありますので次回作を楽しみにしています。

良かった要素

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元記事:天から落ちた性格が悪い最低ランク勇者と人間界から来た高校生が騎士や魔法使い逹と独立部隊~(仮)

小説家になろうに9月15日にに投稿し、約1か月目となり26話まで書いたところですが、最初自分が目標にしていたPVまで伸びず、確かに私が投稿した中では多い方ではありますが、問題点や、PVやユニークをより伸ばすにはどのような点に気を付ければ良いか等ご指摘をお願い致します。

上記の回答(天から落ちた性格が悪い最低ランク勇者と人間界から来た高校生が騎士や魔法使い逹と独立部隊~(仮)の批評)

投稿者 篠宮ソラ : 1 投稿日時:

うーむ、まぁ読ませていただきましたが、展開が遅いというのが最初に来ますね。まずこの展開だとシギアよりも王様が主人公に思えてしまいます。これならばシギア一人称にして、一話はシギアがいきなり天界から落とされるシーンから始めた方が良いかと。王様の夢だの理由だのはシギアへの事情説明で描写出来ますしね。

次にレオンハルトと確執を行うのが四話で初戦闘が5話なのも遅い。実際、1話でいけますよ、これくらいならば。

例にするならば、
1話
・シギア天界から落とされ、待っていた王様に拾われる
・王様、横柄な彼に事情説明。その態度に護衛の騎士レオンハルトが突っかかるが華麗に回避。
・召喚の塔に帝国兵襲来。護衛の薄さを狙ってきた模様。
・レオンハルトが自分達でやるとか言ったが、ピンチに。クリウによる説得でその強さを見せる。
・戦闘終了後、シギアは塔から飛び降りて逃げ出す。

ここまでで1話に詰め込めるはずです。要は読者が次の話を読もうかな………と思わせるヒキや描写が大事なので、召喚されてから逃げ出すって何で!?というヒキで終わらせた方が興味は長続きすると思います。

問題点は以上です。次にPVを上げるには読者が安心して読めるようにする事。連続毎日投稿や報告などですね。島の人さんはその辺りはしっかり行っていると思います。後はやはり文章………ですかね? 全体的にあっさりしすぎていて読み易くはあるのですが、薄味なのも否めません。山場で盛り上がらないと言った方が分かりやすいかもしれないです。

以上、色々言いましたがPVやユニークなよりも自分が書いていて楽しいものを書いてください。じゃないと長続きしませんから。これからも頑張ってください

良かった要素

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元記事:学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』

 自分で自分の作品をアピールする事が憚られる為、頂いたレビューを転記させて頂きます。

見せてもらおうか! サイエンス・フィクションの魅力とやらをッ!

・2足歩行ロボットとか存在理由なくね?
・ビームサーベル? ビームなら飛ばせよ。
・なんで主人公こんなに強いの?
・十代のガキ共ばっかウジャウジャと。知識と熟練の勘が求められるパイロットなんてマトモに出来ねえだろ。

よくあるロボット物を読む上で引っ掛かる、そして「お約束」の名の元に無視されることも少なくないこれらの疑問に、この作品はすべて答えています。
それが「現実の地続きとしての異世界」を作り出し物語をリアルに感じさせるわけです。

宇宙戦艦や二足歩行ロボット、ナノマシンが当たり前に存在する異世界ですが、その物語舞台は政治背景、文化的側面、各組織の戦略的立ち位置等まできちんと言及されており「お約束」で逃げるような妥協は一切ありません。

故に、この物語は普段SFを読まない人にこそお勧めです。
「お約束」に逃げない確かなリアルがそこにあります。

上記の回答(学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』の批評)

投稿者 kenissiki : 2 投稿日時:

かなり厳しいことを言います。

まず冒頭からして物書きとしては致命的なことをやらかしています。

ちょっと抜き出してみましょうか。

--------

 人々が生活圏を、母なる地球からその外へと本格的に拡大した、西暦2526年を元年とする宇宙歴が始まって、35世紀という長い年月が経過していた。

 今や太陽系全域とまでは行かないものの、人々の生活圏は地球近郊の宇宙空間、そして月、更にはテラフォーミングをした火星、さらに火星近郊の宇宙空間と徐々に拡大していった。

 その住処を宇宙へと広げても、人々は未だ争いを捨てきれずにいた。数々の戦火にその身を焼かれてなお、人類は争い、時に勝利し、時に敗北し、それでもなお戦乱と戦乱の間の平和を享受していた。

 宇宙歴3502年現在、人類の活動圏は木星圏まで及んでいた。地球圏の周りのスペース1、火星圏の周りのスペース2、木星圏の周りのスペース3は互いに競いあいながらも、過去の大きな文明・文化の喪失を教訓として、互いに発展していくものであると、漠然と人類は思っていた。

 時に、宇宙歴3501年2月1日、木星圏のスペース3は突如地球連邦政府に宣戦を布告し、マーズ共和国を名乗り、1年以内に自治を認めなければ、武力を持って地球連邦に牙をむくと表明した。

 宇宙歴3502年1月11日、マーズ共和国がその瞬間を虎視眈々と狙っている2月1日の期限まで1カ月を切っていた。

--------

はい、見事に文末が「~た」で終わっていますね。

卑しくも物書きならこういう単調な文章の連続は絶対に避けなければなりません。
世界観や設定を表すためというのは分かるのですが、こうも「~た」が続いては小学生の読書感想文レベルでしょう。

この時点でもう退屈で作品のレベルも窺い知れる(こういうのがこの先もずっと続くのかと思うと)というものなのですが、批評のために我慢して読み進めました。

そうそう、この冒頭で気付いたのですが、木星なのにマーズ共和国というのはどういうことでしょう?
このマーズとは火星の”Mars”とは別物なのでしょうか?
作中、特にそのようなシーンはなかったのですが、なぜマーズなのか説明が欲しいところです。

それともう一点。
テラフォーミングした火星に生活圏を伸ばすのは分かるとして、木星は無理があると思いますね。
まず生活圏を拡げるほどの資源が木星圏にあるとは思えませんし木星自体、上陸はまず不可能です。
その技術があるなら木星に住むより太陽系を出ますね。
そして何より気になるのが暦を変えた理由です。
これも壮大さを演出するためというのは分からなくはないのですが、

--------

西暦2526年を元年とする宇宙歴が始まって、35世紀という長い年月

--------

なんでこんなにかかるんですか?
なんでこれだけの年月をかけて、まだ火星だの木星だので争っているのでしょう?
ひょっとして西暦2500年あたりで文明がそっくり滅んだとか?
この無駄に長い年月についてぜひとも合理的な説明を本文中に挿げるべきでしょう。

さて、この”学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』”の作者はツイッター上でとある問題発言をしています。
それは以下のようなものです。

--------

創作界に氾濫する冒険者という職業は、何故に右へ習えで冒険者なのだろうか?

彼らのやっている仕事の本質を見れば「傭兵」と呼ばれるべきで、きちんと訓練されているべきでは?

ファンタジーにもルールはある。それが和製ファンタジーが海外でウケない理由の一つ。ルール、知らないでしょう?

--------
ちょっとした流行のようになり、それはそれは賛否両論、侃々諤々の議論に。
――はなりませんでした。
手放しで賛同していたのはこの作者が管理する創作クラスタのメンバーばかりで、そうでない人たちは懐疑的でした。
反対意見には突っかかり、他の意見を認めようとせず、クラスタメンバー同士で”そうですよね。分かります。仰る通り”の馴れ合いばかり。
おまけに「ファンタジーにもルールがある」と言うからにはそのルールを知っているのかと思いきや、どうやらご存じないご様子。
(ルールを尋ねたアカウントに対し、作者は”なぜ教える必要があるのか?”という、実は答えを知らない人が返す常套句第一位を見事に披露)
挙げ句、この作者は「考えさせることが目的だった」という謎の上から目線の発言でこの話題を締めくくろうとしたのでした。

ところでここまで読んだ人の中には、引っ掛かりを感じた人もいるのではないでしょうか?
冒険者という職業は何故に右へ習えで冒険者なのか?
これが作者の問題提起(あくまで作者曰く)でした。
ではもうひとつ。

創作界に氾濫する超弩級という言葉は、何故に右へ習えで超弩級なのだろうか?

という疑問が浮かびませんか?
超弩級……そうです、この作品のタイトルは”学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』”。
おそらく多くの人はご存じでしょうが、超弩級の”弩”とはドレッドノート(弩級戦艦)のことを指します。
つくばはそれを超えているということなのですから、本作にもドレッドノート(弩級戦艦)が存在していなければなりません。
ところが本文のどこを探してもそのようなものは見つかりません。

--------

創作界に氾濫する冒険者という職業は、何故に右へ習えで冒険者なのだろうか?

彼らのやっている仕事の本質を見れば「傭兵」と呼ばれるべきで、きちんと訓練されているべきでは?

ファンタジーにもルールはある。それが和製ファンタジーが海外でウケない理由の一つ。ルール、知らないでしょう?

--------

などと言っておきながら、自身は超弩級という言葉を右へ習えで使ってしまっているのです。
これでは五十歩百歩、どんぐりの背比べ。
作者はおそらく巨大なものを表す言葉について、”超弩級”しか知らなかったのではないでしょうか?
”巨大”という言葉だけでも充分に巨大であることは言い表せるのですが……。
というよりこの場合、むしろ”超弩級”という言葉を遣うとかえってつくばが小さくなりませんか?
しょせんはドレッドノート(弩級戦艦)を超えた程度、というイメージになりません?
超弩級艦船自体は現実の、それも1900年代には既に存在していたのですから。
下手をすれば、つくば=オライオン級戦艦並みなんてイメージすら定着する可能性もあるわけで。
そもそもですね、ドレッドノート(弩級戦艦)は全長が160.6mなのですが、つくばの世界ではこれ以上に大きさを比較表現する艦船はないのでしょうか?
全長170mだろうが2000mだろうが全て超弩級で言い表すのでしょうか?
それとも他の艦船は全てドレッドノート(弩級戦艦)程度のもので、そこにいきなりポンとつくば級が出てきたのでしょうか?

前述の無駄に長い年月といい、本作は登場するものをやたらと大きくしたがる癖があります。
SFは何でも大きくすればいいというものではありません。
設定の合理性や世界観に照らして小さくしてしまってもいいのです。
そもそもこのつくばの動力源はどうなっているのですか?
運用するのにどれほどのコストがかかっているのですか?
自重や積載量の計算はしていますか?
こんな無駄に大きな艦船を無駄なエネルギーを使って運用するくらいなら、さっさと解体して同機能を持ったこれより小さな艦船を複数隻作ったほうがはるかに効率的です。
宇宙歴3502年の人々はそんなことにも気づかないのでしょうか?

少し話が逸れましたが、本作はSFではありません。
ファンタジーです。
ファンタジーとして見れば設定の矛盾やおかしさも、「ファンタジーだからw」と許容できるでしょう。
もしあくまで作者がSFと言い張るのならば、SFとしての説得力を(多少強引でも)持たせるべきでしょう。
その説得力を持たせられない限りはファンタジーです。
序盤でさえこれだけの矛盾点、問題点をはらんでいる作品です。
もし作者がこの批評を素直に受け止め、その結果うまく辻褄を合わせ、SFとして一応の合理性を見出せたとしても。
次の問題である”オリジナリティの欠如”はどうにもなりません。
ひょっとしてガンダムの二次創作? と思いたくなるほど既存作品から剽窃してきたと思われる要素が満載です。
物書きならばアイデアで勝負するべきです。
たとえ文章が拙くても自分の中でしっかりと世界ができていれば伸びしろはあります。
しかし模倣がオリジナルを超えることはありません。
コピー機でコピーを繰り返しても原本より鮮明にならないのと同じです。
まずはその姿勢から改めるべきでしょう。

以上。
厳しいことも言いましたがこれを糧に自身を改めるか、へそを曲げて「こいつは何も分かっちゃいない。自分は偉大なアマチュア作家だ!」と開き直って成長の道を閉ざしてしまうか。
全ては作者に懸かっています。
創作クラスタ内でヨイショしてもらって悦に入っている間は成長も書籍化も永遠にやってきません。
ぬるま湯に浸かって作家気取りで毒を吐き続けるか、敢えて冷たい風に吹かれて研鑽を重ねるか……。
ぜひとも後者を期待します。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 学園都市型超弩級宇宙戦闘艦『つくば』

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元記事:「天から落ちた、最強だが性格が悪い、最低ランクの勇者が異世界で仲間達と独立部隊パーティーの一員に任命され戦争に巻き込まれ帝国と戦う!

もうすぐ話は終わらせようと思っています。
改稿でキャラ特に主人公の性格を掘り下げたりをしましたが、前にこのサイトでいただいた「序盤の展開が遅い」と言うご意見がこれまで私のまとめ力不足で序盤の話をまとめ切れなかったのですが、何とか切りました。
その後良くなっているか、あるいは問題点、こうしたら良い等のアドバイスをいただけたら幸いです。

上記の回答(「天から落ちた、最強だが性格が悪い、最低ランクの勇者が異世界で仲間達と独立部隊パーティーの一員に任命され戦争に巻き込まれ帝国と戦う!の批評)

投稿者 ラララ無人君 : 1 投稿日時:

 うん、みんな優しい――というより、当たり障りのないことしか言ってないね。作者さんを気遣ってのことなのか、字数制限4500字の縛りがキツいからなのか。
 具体的なダメ出しするにはこの制限はマジでキツい。
 なので、一番大事なところだけ指摘します。

 キッパリ言うと、文章がダメ。ダメすぎる。問題外。赤点。落第。

 作者さんを傷つける意図はないけれど、これくらいの言葉で指摘しないと、おそらく自覚してもらえないと思う。
 私より前に書き込んだ人たちも、言葉は違えどやんわり指摘してるんだけどね。

 依頼に出された作品に限った話でなく、同サイトに公開されている過去作も無作為につまみ読みして確認しましたが、「ずうっと同じ奇妙な書き癖をしたまま書き続けている」のがはっきりしました。

 すなわち

>△△という登場人物は言った/聞いた/答えた/etc
>「なんたらかんたら」

 という文章パターンが多い。これが1話に何度も出てくる。多すぎる。しつこい。他のパターン無いのかよ、と言いたい。

>「なんたらかんたら」
>△△という登場人物は言った/聞いた/答えた/etc

 ……のような、順番が逆のパターンも無いわけでは無いけど、比較すれば圧倒的に少ない。
 まあ、順番を変えれば解決するって問題でもないですが。

 そもそもまず、『△△は言った』というただそれだけの短文。これがほぼ文章として無意味。

 「 」をつけて台詞が書いてあれば、読者は『△△が口に出して台詞を言った』と理解できる。わざわざ『△△は言った』と確認されなくても自明の理。こんなことを地の文に書く意味は無い。(あえて『△△は言った』と確認することで強調の意味を込めるとか、場合によってはこの書き方でも意味があるケースは存在するでしょうから、100%意味が無いとまでは言いませんが)

 これが例えば、『△△は嬉しそうに言った』『△△は怒ったように言った』『△△は哀しげに言った』『△△は楽しそうに言った』のように、台詞の言葉だけでは伝わらない喜怒哀楽やその他の場合をフォローしているとかなら意味も出てくる。
 でも、『△△は言った』というただそれだけの短文では意味が無い。(例にあげたもの程度なら、台詞の内容次第では充分にこんなことを書かれなくても伝わるので、場合によってはこれも不必要)

 他にも例えば、シーンに登場しているキャラが多くて、誰が話しているか判別がつかない場合に名前をあげるのは意味がある――かもしれない。
 でも普通は、判別がつくように様々な手段を駆使して工夫する。『△△は言った』という何の工夫も無い短文だけで済ませたりしない。
 これだと、

>イヌ「桃太郎さん、桃太郎さん」
>サル「お腰につけたきび団子」
>キジ「ひとつわたしにくださいな」

 こうやって、名前+台詞で書く台本形式と大差ない。

 それでこの結果、文章が単調になる。読んでて飽きる。飽きのくる文章は読んでて疲れる。眠気が来る。
 ランダムに、どこの話を開いてみても、ひたすらこの類型でしか文章を書いていない。
 こりゃダメだ。

 以上が最大要因ですが、他にも様々な理由が複合して、この作品から受ける文章の印象は、

・小学生の作文レベル
・単なる箇条書き

 です。

 あくまで、「文章の」印象です。ストーリーとかキャラクターではありません。

 ……そもそもの問題として、文章が酷すぎてストーリーとかキャラクターを批評する段階に進めない、からです。
 創作に携わる人――いわば仲間や同類が課題として読むならまだしも、ただ小説を楽しみたいだけの一般読者であれば、なおさらこの文章では耐え難いでしょう。

 ストーリーとかキャラクターをこねくり回すより先に、まずは「普通に読んでもらえるレベル」の文章が、あなたにはまず足りない。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 「天から落ちた、最強だが性格が悪い、最低ランクの勇者が異世界で仲間達と独立部隊パーティーの一員に任命され戦争に巻き込まれ帝国と戦う!

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元記事:骸の子(仮)

こんにちは。
思いついた小説の序盤ができたのですが、勢いに任せたら思いのほか大人向けの小説になってしまいました。
主に下記のことが気になっていますので、批評や感想などを頂ければと思います。

①続きは気になるか。
②キャラクターに魅力はあるか。
③設定などは分かりやすいか。
④成年指定(R-18)にした方がいいか。

完成まで書けたら小説投稿サイトに上げようかなとは思っているのですが、特に④のレーティング的にどこまでの表現がOKなのかが不明瞭なため、ご意見を頂ければと思います。直接的な描写はないですが、シチュエーションや語句は出てくるので…。

よろしくお願いします。

上記の回答(骸の子(仮)の批評)

投稿者 ラプラス変換 : 1 投稿日時:

①続きは気になるか。
 微妙。設定、アイディアはまあまあ気になる。
 世界観が全然伝わらない。服装とか身近な物は書けているけど、舞台についての描写が欠落している。
 上手く書けないのなら一人称でいいんじゃない。
 全体的に文章(地の文)がぎこちなく、書いている人はあまり本を読んでいない気がした。
 知識や下調べ無しで、妄想だけで書いたような作品。だから読み手に世界観とか伝わらない。

②キャラクターに魅力はあるか。
 私の知識不足もあるかもしれないけど、映画とか見て知識はあると思う。だけど、ライトノベルっぽい雰囲気にしようとして台無しにしている感じがした。それゆえ中身がスッカスカで、なんか違う感が出てくる。
 セリフはこなれている感じがした。

③設定などは分かりやすいか。
>あらすじ(プロット)
 冒頭の説明でプロットじゃないと思う。

 冒頭から意味がわからないよな。栄養剤とか肝臓とかぶっ込んで、背景が見えない。
 あと人工血液があった、食事不要で栄養剤の接種で済むのに『脳が酒を覚えている』は違和感があった。
 個人的に世界観が薄っぺらいと思った。発想自体は嫌いではないけど……。

④成年指定(R-18)にした方がいいか。
 それこそ投稿サイトの作品読んで、考えて欲しい。
 手探りになるだろうし、「こう指摘されたから修正したのにアカウントが停止された」とか言われたら困るし。
 読んだ限りだと、直接的な描写も無いし。いける気はするけど……。

>アンタが半年前にやった轢き逃げのことをインターネットに流すぞ 
『インターネットに流すぞって』古い気がした。

>旧時代から御し方を失敗し続けたインターネット
 ここの意味が理解できない。

>腐臭と暴力に満ちた貧民街の歓楽街へと足を向けた。
 貧民街の歓楽街って変な気がするけど。貧民と歓楽って、なんか一緒くたにすると変。

歓楽街……飲食店・興行場などの享楽施設が集まっている街区。
歓楽……(1)よろこび楽しむこと。快楽。
    (2)ぜいたくに楽しく暮らすこと。
    

>ノックをすれば「入っていいぞ」と声が返ってきたが、虎臣は開けた扉を閉めたくなった。
 ノックだけして許可もらう前に開けたのか?
 こういう辻褄の合わないところ多い。

>卵子と精子を人工的に受精させ、試験管の中で生育して誕生させる。
『生育して誕生させる』とか、読んでいて首を傾げる。
 試験管で誕生するってのがイメージできない。

胚……多細胞生物で、受精後に発生を始めた卵細胞・幼生物。
   動物では母体内から産み出される前か、または孵化以前で卵黄から養分を吸収している時期のもの

>擬骸の改造はご法度中のご法度だが、壁の外でやったなら関係ない
 これも意味がわからない。御法度なら外でも内でも関係ないと思うが。
『外で暮らす者なら関係ない』ならわかるけど。

>芯を失くした人形のようにくずおれる。
 崩れ落ちる

///////////////

 セリフは問題無いと思う。地の文が改善の余地多すぎ。
 雰囲気もなぁ、微妙。先の地の文のこともあって、演出力が低くなる。
 設定の部分で世界観が定まっていない感がある。
 洋画みたいなギャング・アウトロー的な掛け合いはできているけど、大戦後ってのを安易に混ぜているから、ところどころ矛盾がある気がした。そこら辺、世界観ひっくるめて練り直したほうがいい。
 ストーリーは可もなく、不可もなく。

 伝えたいことを要約する能力と、(地の文の)文章作成能力。ちょっとした語彙(漢字の形を覚えいているではなく、意味を理解している)。
 三人称より一人称のほうが良いような気がする。
 人の仕草や特徴は酷くないけど、客観的な描写。舞台の描写や雰囲気を表現するのが苦手な気がした。

 あと『背凭(もた)れ』とか難しい漢字は削ったほうがいい。

『瞳を眇(すが)め』の「眇め」も差別表現に当たるようなので、多用しないほうがいいかな。
 ライトノベル『ストライクブラッド』では普通につかわれてたけど、それ以外はあまり見ない。

磨き直すとしたら前半部分。
中盤、後半はセリフが多いので、なんとかカバー出来る気がする。

創作活動、頑張って下さい。

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