ノベル道場/小説の批評をし合おう!

junhonさんの返信一覧。得点の高い順2ページ目

元記事:ヴァルム・スローパー

恥ずかしながら長年設定を練り続け、ようやく書き始める事が出来ました。
まだ連載中ですが、今後頑張って書き続けたいと思います。

主として、従来の既成概念や良さを否定せず、かつオリジナリティーを大事にしていきたいと思います。

感想や指摘をいただければ嬉しく思います。
どうぞ宜しくお願い致します!

上記の回答(ヴァルム・スローパーの批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 現在投稿されている所まで読ませていただきました。
 重厚な文体と丁寧な描写で、上手い文章だと思います。これが処女作ならすごいですね。
 ヒロイン登場で萌え要素投入かと思いきや、そこを外してくるのが面白かったです。
 ただ、読者を選びそうではありますね。プロ志望としては自分のやりたい事を盛り込みつつ、読者の欲求も叶えるというのも意識して上手くバランスを取る必要があると思います。
 あと、タイトルの後に“~”で囲んでわかりやすいサブタイトルを付けるといいと思いますよ。

長所。良かった点

・文章が上手い!
・ターゲットは人外萌え?
・オリジナリティ満載!
・この先に期待出来ます!

良かった要素

キャラクター 文章 オリジナリティ

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: ヴァルム・スローパー

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元記事:異世界転生と思ったら地獄行きを宣告された件

ページを開いていただきありがとうございます。この作品はなろう系を読む度に感じている「この主人公に蹂躙されているキャラにも、歩んできた人生があるんだよな」という思いから執筆に至りました。

生きる意味ってなんだろう。という誰しも一度は考えたであろう事をテーマに、登場人物一人ひとりの人生に焦点をあてて書き上げました。その結果なろう系のような雰囲気なのになろう系ではない「何か」に仕上がってしまい、自分の自己満足作品になってしまっているのではないかと少し怯えています笑

構成、人物、地の文、掛け合いなど、感じたことはなんでも言っていただきたいです! テンプレートからずれた構成だと自分でも思っているので、退屈に感じたらストレートに伝えていただけると助かります!

上記の回答(異世界転生と思ったら地獄行きを宣告された件の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

現在投稿済みのエピローグその二まで読ませていただきました。
自分は異世界転生モノってあまり読まないのですが、面白かったです。
力を持たない等身大の主人公と、力を持っているが故に苦悩するキャラクターとの対比が上手く書けていると思います。
テーマもしっかりしていていいですね。文章もすらすら読めました。
気になる点は天界の世界観ですね。天使(西洋)と閻魔(東洋)のチャンポンがちょっと違和感を覚えます。天使の世界観で統一するか、異世界にまで守備範囲が広がっているので独自の世界観にした方がいいかなと思います。
あと途中まで読んでいた際、敵(ルノワール)を普通の悪徳領主と思っていたので、天使が出張るほどの事? という感じがしてました。この辺を上手く前半で匂わせておければ良かったと思います。
自分が感じたところは以上です。多分次のエピソードで終幕でしょうか? 大団円を楽しみにしております。

長所。良かった点

リズちゃんが可愛かったですね(笑)。

良かった要素

ストーリー キャラクター 文章

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元記事:異世界転生と思ったら地獄行きを宣告された件の批評の返信

 junhon様
 ご感想ありがとうございます。キャラクターの葛藤を上手く書けているか心配だったのですが、読み取っていただけたようで安心しました。

>気になる点は天界の世界観ですね。天使(西洋)と閻魔(東洋)のチャンポンがちょっと違和感を覚えます。天使の世界観で統一するか、異世界にまで守備範囲が広がっているので独自の世界観にした方がいいかなと思います。

 ご指摘ありがとうございます。自分の勉強不足でした。天界事情を調べてから修正したいと思います!

>あと途中まで読んでいた際、敵(ルノワール)を普通の悪徳領主と思っていたので、天使が出張るほどの事? という感じがしてました。この辺を上手く前半で匂わせておければ良かったと思います。

 ルノワールの正体を告げられた時のインパクトを出すため中盤に悟られないように書いていたのですが……確かにただの悪徳領主のために天使が動くのは違和感を覚えますね。この点も修正したいと思います!

>自分が感じたところは以上です。多分次のエピソードで終幕でしょうか? 大団円を楽しみにしております。

 実はこの話……これで終わりにしようと思っています! 
 というのも、新しく歩き出した四人がどんな人生を送るか。この話を読んで下さった皆様にご想像していただきたくこのような終わりにしたのですが……もし消化不良なことがありましたら改めてご指摘いただけますと幸いです。

 最後になりますが、十万字に及ぶ本作品を読んでいただき本当にありがとうございました。
 作中で勇気は生きる意味を探していましたが、私にとっての生き甲斐はこうして書いたものを面白いと言っていただける瞬間であると、改めて感じました。
 それでは、失礼致します。

上記の回答(異世界転生と思ったら地獄行きを宣告された件の批評の返信の返信)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

自分はハッピーエンドが好きなので、勇気とリズが再び出会うとか期待してました。
でも、これはこれで後を引く感じのいいラストだと思いますよ。

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元記事:黒王と聖王の戒律

宗教をモチーフに異世界転生と絡ませてみた、初の試みの作品です。
長所や読みやすさなどを教えてほしいです。

上記の回答(黒王と聖王の戒律の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 善悪二元論ということはゾロアスター教の世界観がベースですね。
『020 秘められたものと嫉妬』まで読ませていただきました。
 長所を教えて欲しいとのことなので褒め褒めビームを放ちます(笑)。
 
 ゾロアスター教という日本人にはあまり馴染みが無い世界観に加え、主人公を悪の側に配置するところがよくある異世界転生・転移ものと一線を画してます。舞台もナーロッパでは無く中東っぽいところがいいですね。
 さらに戒律だの不義者だの作者独自のオリジナリティーも加えられています。
 異世界に来たのにチート能力も与えられず、底辺から這い上がる成長物語と思われるところも好きです。
 文章も問題なくすらすら読め、一人称視点にしたことで主人公の内面がよく書けていると思います。
 最初にキャラクターのデフォルメイラストが載ってて、つかみもばっちりでしょう。絵も描けるのは強力な武器です。
 以上、自分の所感でした。
 
 最後にやんわりと気になるところを。
 目新しいところはいいのですが、ウケるかどうかは分からないですね。テンプレ王道は強いですから。その辺は作者さんの力量にもかかってくるでしょう。
 あと、誤字がポツポツ見られます。誤字があるとそこで読んでいるリズムが狂わされるんですよね。明らかにおかしいのは誤字報告機能で指摘しておきましたが、何と書きたかったのかよく分からず、新しい表現か? とも思えるところはスルーしました。それと僕が『ぼく』や『俺』になっているところがあります。
 

良かった要素

ストーリー 設定 オリジナリティ

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目的:趣味で書く

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元記事:氷弓の撃墜王と呼ばれる学園一の美少女が実は幼馴染~俺のことを馬鹿にした陽キャを彼女は許さない~

ラブコメにざまぁを組み合わせて見ました。

良かった点、悪かった点を教えて下さい。よろしくお願いします。

上記の回答(氷弓の撃墜王と呼ばれる学園一の美少女が実は幼馴染~俺のことを馬鹿にした陽キャを彼女は許さない~の批評)

投稿者 junhon : 0 投稿日時:

 えー、もう一読者として感想を書きますけどね。
 
 面白かったです! あと痒い!(笑)
 
 ボコボコにして欲しいと言うことですが特に欠点が見つかりません。
 陰キャな主人公に美人の幼馴染みというラブコメの王道に、『ざまぁ』を組み合わせるという発想がいいですね。
 ヒロインが主人公の前だけで素顔を見せ、ラブラブビームを放つ様は可愛いです。
 なろう読者の欲求を存分に満たせるのではないでしょうか。
 
 微妙な誤字がありましたので報告しておきました。ご確認下さい。

良かった要素

ストーリー キャラクター

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 氷弓の撃墜王と呼ばれる学園一の美少女が実は幼馴染~俺のことを馬鹿にした陽キャを彼女は許さない~

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現在までに合計14件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全3ページ中の2ページ目。

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覇王少女の異世界征服

投稿者 SSSS.ヤマト 返信数 : 0

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主人公のキャラには個性を持たせたつもりです。 もっと入れた方がいい描写や分かりにくい点、その他こうした方がよくなるのでは?という建... 続きを読む >>

欠点の指摘歓迎!

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僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました〜最初の犠牲者は最強チート高校生!?〜

投稿者 酒井プロデューサー 返信数 : 8

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異世界転生しない異世界転生小説です。今回はこの作品の欠点を皆様に教えていただこうと思っています。 「この表現はいらない」や「こうい... 続きを読む >>

欠点の指摘歓迎!

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メイドは主を殺したい!

投稿者 わさびもち 返信数 : 0

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処女作であるため至らぬ所が大量にあるでしょうが、第三者目線での評価を受けてみたいです! 続きを読む >>

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元記事:安直愚直にエクメーネ

現代を舞台とした異能力バトルです。ただドンパチ戦うのではなく、登場人物皆「死を恐れているから」こその駆け引きに重きを置きました。また、世界各地の神話を独自解釈を混ぜつつ登場させています。

上記の回答(安直愚直にエクメーネの批評)

投稿者 サタン : 3 人気批評! 投稿日時:

正直、面白いかどうか判断できるまで読んでいないのですが、率直に言えば「読むのが苦にならない」という感じです。
文章の言葉選びに気を使ってるのか、ぶっちゃけコッテコテな中2だと思うんだけど、雰囲気にとても合ってる。
文章に気を使うと空回りして読みにくくなる事が多いと思うけど、これはそんなことなく苦なく読める。
なんだろう、個人的にフィーリングが合ってるだけなのかな? この文章が読みやすい理由がわからない。
時より歌詞のように韻を踏んでるように思えるから、リズムが良いのかな。
手放しで絶賛できるほどではないけど、すごく良いと思う。

各話の引きも良いと思う。
おそらく意図して狙ったところで一話を区切ってるんだろう工夫が見て取れる。短い一話の中で引きを作るのは、一話の中で盛り上がる場面を作ってるってことで話全体を面白くしてくれる。
けど、その引きが若干あざといとも感じる。
まるでCMに入る前の番組のようなよくある引きを連発して、手法も毎回同じ。
無いよりあったほうが良いから、悪いわけではないけど、レパートリーを増やすことを意識しても良いと思う。

正直なとこ話があまり読めないのだけど、その場の雰囲気だけはガンガン伝わってくる。そのおかげで物語を気にせず場に浸ることで楽しめる。
これは素直に凄いなと思う。
でも、そういう楽しみ方は読者の好みにもよるから、これはあくまで私個人のフィーリングが合ってるだけだろう。
合わない人には、たぶんわけがわからず置いてけぼり感しかないから、酷評が返ってくると思う。
ストーリーに関してはそうした酷評が参考になるでしょう。

キャラクターも個性があって良いと思うし、展開もテンポが良く飽きずに読みやすい。
何より雰囲気がよく出てる。
一方で何がどうなってるのか、これが一体なんなのか、そういう状況の説明がほとんどないので何がどうしてどう展開するのかがサッパリ読めない。
たぶん序盤はあえて説明を控えてるのかなとは思うんだけども。
つまりストーリーが読み取れないので(と言っても「独白告白ミーティング」までしか読めてないので、まだ話が始まってないのかもしれないが)、なんというか「続きが読みたい!」と思える原動力が不足してしまってる感じです。
雰囲気は良いし引きも良いので、そのまま引かれて次のページを開くんだけど、基本的にはそれだけで、別に物語に興味があって次のページへ進んだわけではないため、雰囲気に慣れてくると「もういいかな」という気になってしまう。
でもその雰囲気は良かったし、雰囲気を出すための文章回りも、たぶん好みが分かれると思うけど、私は良かったと思う。
中途半端な形だけの中2ではなくガンガン前に出してるのがいいね。

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: 安直愚直にエクメーネ

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元記事:「有」して「無」の世界

力を入れた部分は会話や表現を入れたところです。

上記の回答(「有」して「無」の世界の批評)

投稿者 いとなしサテラ : 2 投稿日時:

 どうも、読者のサテラです。より読みやすくするためにどうするべきか、という観点から見た感想を書きたいと思います。キツいことも書くかもしれませんがご了承ください。

 まず、コレだけは頭に叩きこみましょう。「思わせぶりな地の文を書いて楽しいのは作者だけ」です。思わせぶりな書き方をしても読者が付いてきてくれるのは、作者にネームバリューがある場合だけだと思ってください。

 4つに分けて説明します。

(1)あらすじの書き方を知ろう。
 読者も読者で暇ではありません。日々、面白い作品、自分の好みに合った作品のためにネットを飛び回っています。そんな時、よくわからないあらすじで、ジャンルもよくわからない作品を読みたいと思う人はいるのでしょうか。
 あらすじに必要なのは、メインのテーマは何か、メインのジャンルは何かをパッと見でわからせる要素です。ベストセラーの本でも、CMやってる映画でもいいです。プロが書いたあらすじを読んでみましょう。『どういう人物』が『何をする』『どういうジャンル』の話であるかを書いてあると思います。
 あらすじには、ある程度のネタバレがないと読者は興味を持ちません。色んなあらすじを参考にした後、自分の作品は『主人公が何をするどういう話なのか』考えてみましょう。

(2)説明は不足しないように。
 小説は漫画や映画じゃありません。文字しか情報がないのです。小説には小説の書き方があります。アニメのナレーション、漫画の地の文をそっくりそのまま書いただけでは情報が不足します。視覚情報が足りないのです。
 物語には、必要な情報の過不足というものがあるのです。無意味な情報が多いと読者は頭が痛くなり、必要な情報がないと読者はわけがわからなくなります。いつ・どこで・どういう人が・何をしているところから物語が始まるのか。それを最初に説明してくれないと読者は心の準備ができないのです。
 じゃあ、実際に何を書けばいいのか説明していきたいと思います。

◆読者の頭に入りやすい順番◆
――――――――――
①舞台設定(時代・舞台・日常)
②見た目(景色・時刻・動かないもの)
③動き(行動・台詞・動くもの)
④補足説明(感情・情報)
――――――――――
 普通の物語小説の、基本になる書き方を説明します。あくまでも頭に入りやすい順番ということを念頭においてください。

 まず、物語が①どこのどういう場所から始まるのか書きましょう。序盤だと、「俺」のいる「戦場」がどんな地域のどんな場所にあるか、ですね。「俺」みたいな一人称の場合、主人公の感情・過去・立場が舞台設定になる場合もあります。
 次に、物語が始まる場所が、②どういう見た目のどういう状況かを書きましょう。戦場の途中から始まるのであれば、周りに誰がいて、主人公が何と戦っていたのか、今なにが目に入るのかですね。「戦況」の中身の説明です。ここまではまだ、リアルタイムで動いていない情報、読者の心の準備に必要なことだと思ってください。文字しか使えない小説では見た目の情報というものがすごく大事です。
 続いて、③動くものを書きましょう。動くものとはカッコで囲んだ台詞、動作を表す言葉のことです。台詞は誰でもわかります。序盤の文章での動作は、「滅多打ちにする」「救助に向かう」「真っ二つにする」みたいな言葉です。物語は動かないと話が進まないので、重要な要素となります。動作があると、見た目も変わります。滅多打ちや真っ二つにした敵の見た目がどうなっていくのかを書くと、読者にもよりわかりやすく伝わります。
 最後に、④補足説明を書きましょう。動きの後なら、その動きの理由やこめられた感情など。台詞の後なら、誰がどういう風に言ったのかの説明、新しく出たキーワードの説明なんかですね。登場人物が多い場合は特に重要になってくるのが「誰が言ったのか」という情報です。

 物語を描く時、理想的なのはこうです。まず①舞台設定・状況説明をする。そして、②見た目⇔③動き⇔④動き・ものに対する説明、を書く。後者の三つが行ったり来たりすることで、物語は進行します。
 人物の過去なんかは現代から見れば変わらないことです。地の文でページを使ってバーっと書いたとしても、現代の物語から見れば①舞台設定の一種です。しかし、過去のスト―リーだけを見た場合、①舞台設定・②見た目・③動き・④補足説明等が出てくるので、結局は現代の物語と変わりません。もちろん、設定は現代と過去の両方を考えなくちゃいけないですけどね。

(3)一つの文をスマートに。
 一つの文に「2」で説明したような情報を詰めこみすぎると読者はわけが分からなくなります。「見た目」「動き」「補足説明」は別の文に分けましょう。「時系列」「条件」「人物」「動作」「説明」も別の文に分けましょう。一つの文は『○○が~~した』『◎◎で□□だ』くらいの要素にダイエットさせましょう。それが読者の限界だと思ってください。具体例を書きますね。

◇一部抜粋◇
――――――
「おい! そっちに行ったぞ!!」
「わかった。 報告ありがとう」
俺は、使い慣れた剣術で敵を滅多打ちにする。
一匹倒すのだけでも大変な作業なのに、ここの砂原には約三十匹くらい生息している。
「そっちは大丈夫か!!」
――――――
↓お試し推敲

◇設定一部改変◇
――――――
「おい! そっちに行ったぞ!!」
「わかった。 報告ありがとう」
 俺の焦った忠告に、仲間は冷静に返した。
 俺は剣を片手に持ったまま、砂原を駆けた。そして、新たに動く植物を見つけて立ち止まる。砂に紛れるような土気色の、枯れ木のようにも見える奴ら。報告の原因となった植物型のモンスターだ。砂原には約三十匹くらい生息していると見られている。周辺地域や人への被害が増える前に、仕留めなくてはならない。
 俺の剣を握る手には力が入った。どこを狙えば致命傷になるか。今の位置関係からどのように攻撃すればいいかを脳内でシミュレートする。そのやり方を、記憶にはなくても体が覚えている。肉体に残された経験と勘がおおよその答えを導き出す。いつの間にか、敵へ向かって俺は駆けていた。
 植物と言えど、敵は知能あるモンスター。俺に向かって一本のムチのような枝を伸ばしてくる。だが、想定の範囲内だ。俺は進路を変えず、植物もどきのかなり手前で剣を持ち上げる。
「はあああああ!」
 俺は体重を乗せ、一気に振り下ろした。炸裂音。俺の腕に馴染む剣、体に染みついた剣術による一撃だ。名もない一撃によって、ムチ状の枝は飛び散った。
 その後は流れ作業だ。一番の武器を失って甘い攻撃しかできないモンスター。民間人にとってはまだまだ危険だが、俺はプロらしいからな。防御と回避を織り交ぜつつ、枝を一つ一つ確実に切り落とす。そして、幹にあたる部分を数度攻撃。動きが完全になくなったところで根っこを引っ張り出し、専用の道具で焼却して終わった。
 このモンスターたちには自己修復能力、驚異的な自己治癒能力がある。しかし、それが十全に生かされるのは武器があってのもの。丸裸にした後は伐採と焼却によってとどめを刺す。そういう手はずになっていた。
 一匹を倒しきるだけでも大変な作業。調査報告の『およそ三〇』という数字を思い出して嫌気がさした。一つの戦闘が終わったからといって、ゆっくりしてはいられない。俺の仲間も戦っている。
「そっちは大丈夫か!!」
――――――

 やりすぎました。可能な限り、必要そうな情報を入れて行ったらこんなのになりました。間違いなく一部設定を改変していると思います。私はあなたの設定全部を知っているわけではないですからね。
 とりあえず「滅多打ち」にして「秘奥義」を出さず「大変な作業」にしました。剣と言えば、持つところと刃が付いているのはみんな知っているので、見た目は省略しました。しかし、「植物型」も「魔獣」も作者のあなたしか詳しい設定を知りません。誰が聞いてもわかるように「動く植物」「植物型のモンスター」「枯れ木のようにも見える奴ら」「植物もどき」と、色々な書き方をしてみました。その場に主人公と敵の二人しかいないからできることです。それと、ところどころ記憶喪失を匂わせる書き方をしてみました。会話で明確に出てくる前に書いておくと、読者は「やっぱりか」と納得してくれることでしょう。

(4)その他、伝えたいこと
 段落の最初の文には空白(スペース)を入れましょう。読みにくいです。常識です。
 登場人物が多すぎて読者が付いていけません。人物を減らしましょう。一人一人とのやりとりを濃密にしましょう。主要人物とサブ要員に差をつけましょう。
 非日常的な言葉は必ず説明しましょう。よく目にしますが、「魔獣」「勇者」も作品や作者によって設定が違います。できる限り、最初に会話で出てきた時や、敵として出てきた時なんかに説明しましょう。リアルタイムの動作がある場合は、動きに関わる部分だけサラッと説明しましょう。詳しい説明は、動作が終わった後なんかにしてもいいんです。
 部隊、メンバーの一員として戦ってるのはいい設定。主人公が強すぎる作品にうんざりしてる人は多いと思います。仲間がいるのなら、仲間にも主人公にも弱点や欠点を用意しておいて、お互いにカバーさせるとチームとしての一体感が出るかもしれません。弱点がある方がピンチの演出もしやすく、ちょっとした戦闘にもスリルが生まれます。考えてみてください。

 以上です!

 どんなに素晴らしい話、どんなに面白い設定を考えても、読者に伝わらなければ意味ないです。読みにくければ、多くの人は読むのをやめます。お互い、単なる「自己満足」で終わらないようにしましょう。小説というものは、読者も満足できる「他者満足」があって初めて作品として完成するんだと思います。作者が小説家になれるんだと思います。
 応援してるのでめげずに頑張ってください。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 「有」して「無」の世界

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元記事:冒険者だった

引退から始まるハイファンタジーです。大きな挫折を経験した人に共感してほしいと思って書きました。
キツい批評でも歓迎です。よろしくお願いします。

上記の回答(冒険者だったの批評)

投稿者 朝樹 : 1 投稿日時:

 僭越ながら、批評を書かせていただきます。

 冒頭(1-1)部分が、うーん……ってなりました。ごめんなさい。
 人魚(セイレーン)、合成獣(キマイラ)、氷柱蝙蝠(ツララコウモリ)、ジャミング……等々、漢字で書いたカタカナルビが最初っから多すぎて、読むのを敬遠するやつだ、と思いました。
 その後に「人の才能は~」と続くのも、私はあんまりでした。まだどんな人物かもわからない主人公の独白な上、単なる設定の説明なので、物語読みに来てるのにいきなりお勉強させられてるみたいな気分でした。
 でもマンドラゴラの罵詈雑言は面白いですね。死なすぞてw

 マンドラゴラを引き抜きにかかるシーンから始めてもよかったのではないでしょうか……と書こうとしましたが、他の方が仰っていたので割愛。
 総合判定などは、冒頭では不要な設定のように感じます。おぼえておかなくても問題ない設定は、極力目立たないように書いてくれたほうが親切かと。

 まさかのマンドラゴラがヒロインだと……。むっちゃ斬新ですね。
 「くぁwせdrftgyふじこlp!!」とか不覚にもふふってなってしまった。
 地の文の硬さで主人公の真面目さが出てて、ぐいぐい来る(?)ドラ子に振り回されてる感じがいいですね。自分は好みでした。
 ですが、エバンスとドラ子が仲良くなるのが早すぎるような気がしました。1-4でノートンがエバンスに嘘をついたのを、ドラ子が「エバンスのために」わざわざ暴いてるんですよね。「落ちぶれたクズヤローをからかって楽しいか」と庇ってすらいる。ドラ子がなんでエバンスを気に入ったような振る舞いをしているのか、ちょっと疑問でした。
 「師匠、すいませんでした。帰ったら続きお願いします」というのもちょっと唐突に感じました。エバンスの感情の流れがいまいち掴めないといいますか。このあたり、冷静ぶってる性格が出てるのかもしれませんが……もう少しドラ子のことを認めるような独白があってもよかったのでは。

 リョーマという名前を「どこかで聞いたような名だが」と言っていますが、あのテニス漫画のこと指してるんでしょうか……だとしたらエバンスがそうツッコミ入れるのはおかしいのでは。現代からの転生者ではないわけですよね。(作中人物の知り合いの名前を思い出してるとかならいいんですが)
 所々、メタネタ的なものが入ってるのも、硬派な文体のハイファンタジーものとしては没入感の妨げでした。「以後この表記は省略する」や「後にこの判断は以下略」など。エバンスではなく作者が成り代わって語っているように見えて、置いてけぼりを食らいました。

 カタカナルビの多さと、「――」を多用しているのが少し読みにくく感じました。
 たとえば「学園(アカデミー)」や「万能型(マルチ)」などは、わざわざカタカナルビを振らなくてもいいのでは? と思いながら読んでいました。

 ドラ子からの手紙の合間に入るシーンは、何のシーンだったのでしょうか……。正直、ドラ子が姿を消したところで、読む気力が失せてしまいました……。
 一年以内に山の登頂……の前に、しばらくバイト生活をしなければならない……。なんだか途方もない感じが……というか、この物語はどこに向かい始めたのか……。
 エバンスとドラ子の信頼関係? 的なものが築かれるのも、私としてはエピソード不足でした。

 自分のことを棚に上げて、いろいろ書いて申し訳ありません。
 少しでもお力になれれば。

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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: 冒険者だった

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