実は、私も公募に関してはあまり詳しくなかったため、ここ数日公募・新人賞関連の本やweb記事を漁りまくっていたところなのですが……一次選考通過基準が想像以上に厳しいもの、ということを調べれば調べるほど痛感しました。
少し前までは「小説としての体裁ができているかどうかを見る」ようだったのが、近年は「応募者が急激に増加したこともあり、それに加えて少しでもマイナス要素があれば落とす」傾向のようです、しかも何十作も読む下読みさん一人の判断で(一次選考通過後は複数の読み手が見るようですが)。そのため、一次選考は実力はもちろん必要、そのうえでさらに相性が悪い下読みさんに当たってしまい運悪く落ちることも珍しくない……とか。
私は、どちらかというと宝探しが成功し、ヒロインの父が娘に込めた思いが伝わるものだとしみじみ実感して締めくくり、後日「他にも別の関係者がまた謎な理由で謎な宝(できる限り意味不明なギャグテイストのものがよろしいかと)を隠しているらしい、その宝探しにチャレンジしよう!」でいけばいいんじゃないのか、と思っていたのですが。
構想として変更が難しければ、未完受付ありの賞に応募する、もしくはこのまま当たって砕けろでいくのもひとつの決断ではないかと思います。ですが、二重投稿不可の賞に送る場合、送って結果が出るまで続編を書くのを手控えていて、はいたずらに時間を無駄に費やすだけということになるのでは、という気もします。審査けっこう時間かかりますしね。
作品に手を加える気がないのでしたら、応募する賞のほうの見直しをしたほうがいいのでは、と思います。