さそり様
ご返信遅くなりまして申し訳ございませんでした。
先ずは、数ある小説の中から私の作品を読んでいただき、ありがとうございます。「文章が分かりやすい」と褒めてくださり、大変嬉しく思っております。
また、批評もしてくださってとても感謝しております。
それを踏まえた上で、ご指摘いただいた点に対して私なりに回答したいと思います。
1点目の、「序盤で視点がコロコロ変わる」についてですが、これはさそり様のおっしゃる通りです。
私としては、それぞれの人物が同じスタートラインに立って進み、「このキャラクターはこういう性格で、こういう行動に出ます。よく覚えておいてください」と言った風に、それぞれのキャラクターたちの自己紹介も含めて、伏線を散りばめていくような描写にしていきたました。その上で、物語の序盤から社会問題を突き詰めたきついシーンが描かれていることで、「この小説はこういった内容です」というのを読者に示したつもりだったのですが、だからこそ、読み始めた多くの読者が脱落してしまうんですよね……
2点目の、「リアリティ」についてですが、多少なりともご都合主義的な展開をねじ込んで描いたつもりです。洸太のアルバイトにつきましては、本屋でアルバイトしていることが城崎真に結果的にバレてしまいましたし、ペレにつきましては、科学技術と医療が発達した近未来ということで、そういう手術も「可能になった」ということを踏まえて読んでいただければ、スッと入るのではないかなと思います。
ひとまず、さそり様が感じられた違和感への回答はこんなところかなと思います。また、続きも読んで下さっているとのことですが、なんせ非常に長い作品となっておりますので、ご自分のペースでゆっくり読んでいただければ幸いです。
ありがとうございました。