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タイトル:「天から落ちた、最強だが性格が悪い、最低ランクの勇者が異世界で仲間達と独立部隊パーティーの一員に任命され戦争に巻き込まれ帝国と戦う!の批評 投稿者: 山本 結希

先ほどの部分で挙げるべきでしたが、後で気づいたため一応戦闘シーンについて補足させて頂きます。こだわりのある部分であれば無視で構いません。

戦闘に関しては、私も一部書いたことがありますが、なかなか適切な表現が難しいものだと実感しています。

ただ、強さを表現する場合は、恐らく余裕感を感じさせる必要があるため、むしろ細かい動作を表現しない方が伝わるかもしれません。※足を踏み出す等が多用されるべきではない
逆に、細かい動作を表現したい場合は、冗長になりやすいので、切り下ろす×2、○足を踏み出して×2など同じ表現を並べない方がいいと思われます。

正直、私の場合は表現のレパートリーに蓄積が無く、会話文に比べて苦労した記憶がありますので、補足です。
恐らく、アクション系のジャンルに上手いものがあると思うのでそちらを見るのもいいかもしれません。

【以下単純な文型で強さを伝える場合】

「誰だっ!」
 王城に帰る途中、周囲を敵に囲まれ、護衛の騎士達が焦った声をあげる。
 しかし、本当に弱い、弱すぎる。
 バレバレな敵を泳がしていたのかと思っていたが、彼らはまるで気づいていなかったらしい。
「覚える必要は無い、どうせ全員あの世行きだ」
「くそっ!情報が漏れていたのか!?総員、陛下をお守りしろ。なんとしてでも、王城まで無事にお連れするのだ」
 にじる寄る敵、待ち構える護衛の騎士。
 緊張からか、誰かが唾を飲み込む大きな声が聞こえてくる。
 だが、正直、笑いを堪えずにはいられなかった。 
「はははっ。これは、面白い茶番だな」
 この場には似つかわしくない俺の笑い声に敵も味方もこちらの顔を訝し気に見てくるが、そんな顔すらも面白過ぎる。
「あはははははっ!俺を笑い死にさせる気か?」
「…………死ね」
 冷静な暗殺者達はどうやら俺の態度に怒りを覚えたらしい。
 近くにいた数人の刺客がこちらに殺意を放ちながら駆け寄ってきた。
 タイミングをずらすためのさり気ない隊列、見えない位置で暗器を構える所作に熟練の技を感じる。
「まっ、俺にとっちゃどれも、案山子にしか見えないけどな」
 まるで、散歩するような気持ちで足を踏み出し、そのそばを通り過ぎると、まるでその後を追うように全員の首が転がり落ち、血の絨毯を作った。
「っ!全員、距離を取れ!怪しげな術を使って――――」
 急に言葉を止めた男の方を暗殺者たちが見るが、既にそこには首の無い体が転がっているだけだった。
「隊長っ!?なんだ!この化け物はっ!!」
 無表情だった刺客たちの顔に明確に怯えの感情が走る。
 どうやら、あれで隊長格だったらしい。暇つぶしにすらならないレベルにさすがに苦笑し、俺は舞台に幕を引くことを決めた。
「皆が大好きな勇者様だよ。まっ、覚える必要は無いぜ?どうせ全員あの世行きなんだからな」
 そして、その言葉が空気に溶ける頃、相手側の演者は全員地面に転がった。
 悲鳴すら上げる暇も無く、一斉に。

【以下細かい文型で強さを伝える場合】

 相手に近づくため足を踏みしめると、違和感に気づく。
(体が軽い、少し加減が必要かもしれないな)
 後ろにはひび割れた大地、近くにいた護衛騎士が振動でよろめいているのが横目で見える。
(だが、まず一人か)
 振り抜いた剣が相手の首を刎ねる。死んだことにも気づいていないような顔が少し滑稽だった。
「え?」
 敵兵が反応出来ぬ間に、右足を軸に反転、勢いをのせて切り上げると、鎧ごと敵兵を両断する。

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