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タイトル:皇女と候補生と航宙軍艦カシハラ号の批評 投稿者: カイト

もってぃさん、こんにちは。お久しぶりです、カイトです。

人物批評を、というご依頼ですが、他の方がおっしゃっているのと同様、人となりがわかる前にシーンが変わってしまいよくわからない、というのが正直なところです。
ツナミの「こいつの前ではみっともないところを見せられない」とか、ミシマの懐中時計が祖母の形見だとか、そういうところからなんとなく人物像が察せられはします(そしてそれが、もってぃさんが各所で仰る『行間を読んでほしい』ということなのかと理解していますが)ですが、そういうちょっとした小ネタは緊迫したシーンで注釈のようにつけるものではないので、結局「いらない情報」として判断され、作品全体がごちゃごちゃした印象になってしまっています。
人物の設定も世界設定も、すべて一気に説明しすぎ、というか、すべて出しすぎ、な気がします。

もうちょっと読めばキャラクターの面白さがわかる、と思われるかもしれません。
ですが、嫌な言い方になってしまいますが、その「面白み」がわかるまで付き合う義理は、読者にはないのです。特にネット小説の場合は、すぐブラウザバックできちゃうし。

もちろん、読者に迎合する必要はないし、「今の読者は根気がない」と切り捨ててもいいと思います。
「わかりやすい物語を書きたいわけではない」とのことですし、なんのために小説を書くのか、一度考え直してみてもいいかもしれません。
とことん書きたいものを追求するのも、いいと思いますよ。

大して力になれたとは思えませんが、こんな感じで失礼します。

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