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タイトル:コバルト色の頭巾は赤く染まる…!(前編) 投稿者: つたぬき

あおい、愛染い、いつまでも続くコバルトブルー…

愛の色…そう聞かれ、何を思い出す?
私の場合は決まっていた。
コバルトブルー…青空のような美しい色。
自分たちの毛は、少し灰色が混じってくすんているが、だからこそ、コバルトブルーに対する想いは完璧を求め、反物染めの里として鬼ーー貴人に重宝された。

…もう、大分過去の話しだ。
故郷に、あの空よりも美しいコバルトブルーの反物が風に靡く光景は、もう無い。

その心もだ。
一度でも濁った心に、あの怖くなるまで自由な色は出せ無い。

この赤く染まってしまった頭巾のように…

満月の夜空を見上げると、月が赤く染まっていた。
いつも苛む頭痛が、少し和らぐ。

ロボ…古代語で人業を意味する。
文字どうりに古代の古代人物が、絶滅危惧種の狼の繁殖用と、環境保全用に絶滅危惧の雌しかいなくなった狼のクローンオスで脳には機械式の人工脳が移植されていた。
古代人はあっさり文明をなくし、絶滅危惧だった青色狼は、急激に進化して二足で歩くようになった。
…500年は立っただろうか?
神と呼ばれた狼とも、人とも言えない私に寿命が近づいていた。
その時に奴と出会ったーーモク・ホウテンと呼ばれる初老の男。
最初の頃、ヤツはこの私をただの狼だと信じて疑わなかった。
古代人が残した古代兵器を狙っていた学者崩れの盗賊だった。
ヤツは、肉トラップから、落とし穴、吊り輪様々な罠に仕掛けたが、全て幼稚すぎた。
だが、年甲斐も無く良い尻の雌の若い狼を見つけ追いかけていたら、落雷に遭い、崖から落っこちてしまった…
あの尻は、500年生きた中でベスト30には入ったと思う!
気付けば、その尻と見間違うような胸のコボルトに介抱されていた!!
実に残念だった。
私は、哺乳類の乳房に興味のない完全な尻派としてインプット、そう設定され造られた存在だったからだ。
それでも年得た股間は、何故か勘違いしたままで、おいおいおっかしーなぁ、コボルトもいいかなぁとハァハァして雌のコボルトにもたれ掛かったら、突然入ってきた雄のコボルトに鉛の玉を数発ボディに打ち込まれ命乞いをした。
その時私がコボルト語を話すことで始祖だとか、神だと分かるや向けられる、なんか軽蔑されているようなゴミをみる視線にきかん棒が何故か反応してしまった。
こう、機械のはずの脳が誤作動したのだ!

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