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 > hexaさん

 ご意見ありがとうございます。ドラコンです。福地寺と政府の思考は、もう少し煮詰まったら、後日、追記してみます。
 
 >「科挙に落ちた人物」に同調する人の集まりってことは、IQでいくと政府の官吏たちのほうに分がある。忠元は相手側まで思考レベルを落とさなくちゃいけない。(個人的には科挙って激ムズってイメージがあるんですけど、それだけに官吏より劣っているとしても油断できない気がしている。それに若手の有望な官吏候補を奪われがちになっている可能性があるから、やっぱり油断できないと思う)

 おっしゃる通り、「科挙落第者」は油断できないですね。事によっては、政府側(忠元)よりも頭がキレる信者がいてもおかしくないですね。柔軟な発想ができる分、融通が利かない官吏よりも優秀かもしれません

 科挙は、答案の形式が厳格ですから、形式に合わねば、内容が良くても、容赦なく減点されて、落ちます。王朝の最初期は優秀な人材を採ろうとしますが、安定期に入ると、受験者が多くなるので、「いかに落とすか」になります。ですから、本当に才能のある受験者が落ちる弊害があります。しかも、科挙は作文の試験なので、運の要素が大きいです。

 一次試験の「郷試」、二次試験の「会試」では筆跡で受験者が特定できぬようにと、答案はいったん筆写係が写し取って、写しを審査員へ回しています。それも、写しは朱墨を使います。ですので、審査員は、同じような答案、それも朱墨の答案を、何万通も見ますから、気が変になっても、おかしくないですね。

 受験者本人の字が汚いと写し間違いが起きるのは当然ですが、筆写係の字が汚いと、受験者本人の責に帰さず、落ちる可能性があります(手書き作文の審査だと、活字のように楷書ではっきり書いた筆跡にいい点が付きやすい)(参考『科挙』宮崎市定、中公新書)。

 >開祖の本来の「科挙コンプレックス」をどこまで真剣に考えているかはわからないけれど、権力も欲しいってんならそれなりに実践してることでしょう。

 >あの教主、けろっと「籍は抜いてないからいつでも戻っておいでね~」とか言いそう

 教主の性格や思考回路はまだですが、「芸術作品の収集癖の持ち主」としようかな? 考えています。開祖以来の「科挙コンプレックス」も、科挙の一次試験合格の資格「挙人」になれないと、知識人・文化人の社交界で「一流」と認められないからです。福地寺の究極の目的は、「知識人・文化人の社交界で主役になる」です。

 ですから、教主が薔裴に狙いを定めたのは、「絶世の美少女の踊り子」を手元に置いておきたい収集癖です。ちなみに銀鈴の容姿は、薔裴の足元にも及びません。

 一方、薔裴が福地寺を嫌がっているのは、「人間」として見られず、「人形」扱いされていることを本能的に感じ取ったからです。

 ついでの教主の収集癖は、踊り子のみならず、俳優・女優、料理人、画家・絵画、書家・書、詩人・詩集、工芸品、宝石にも及んでいます。

 福地寺自体、学術・文化の保護者を目指しているので、教主の収集癖にはおおむね賛同しています。ただ、世間からはやり方が強引だったり、おバカだったりして、ひんしゅくや失笑を買っていますが。

 >そのオウムが最終的に何やらかしたのかを忘れてほしくないんですけど、そういう全面衝突の前までの時間軸の描写をしたいってことですか?それはつまり、この作品中ではおそらくずっと福地寺は存在してる。政府側としては警戒しながらも「また奴らか……」と呆れながら対処する感じなんですかね。

「笑わしてくれるカルト教団は、実は危険だから要警戒」。これが政府(特に忠元)のスタンスです。福地寺も、テロ事件を起こしていませんが、不満知識人とカルト教団の組み合わせは、それだけで政府は警戒します。

上記の返信(リンク先訂正ですの返信の返信の返信の返信の返信)

投稿者 ヘキサ : 0 投稿日時:

>ご意見ありがとうございます。ドラコンです。福地寺と政府の思考は、もう少し煮詰まったら、後日、追記してみます。

最初は気が乗らないかもしれませんが、真剣に考え出すときっと楽しいと思いますよ。教主が決まったら今回の舞台の支部長(これこそ使い捨ての可哀想な人、名無しかもしれませんね)を決めることになるかもしれません。だいたいでいいので、どの程度教団や教主の考えに従順に従っているのか、だけ決めておけばうまく動かせるんじゃないのかな。
組織ってのはどうしても上から都合を決めないといけないので、トップを考えるほうがまだ楽です。

>おっしゃる通り、「科挙落第者」は油断できないですね。事によっては、政府側(忠元)よりも頭がキレる信者がいてもおかしくないですね。柔軟な発想ができる分、融通が利かない官吏よりも優秀かもしれません

 面白い話を聞かせてもらってありがとうございます……なんとなくTVでやってる東大王VS芸能人とかイメージしてしまった。確か東大受験の勉強をしていたオードリーの春日が粘って東大チームの勝利を阻止してたりしてるんですよね。
林先生も「東大生は情報処理能力には長けているけど、他の分野で苦手なことを自覚してないことがある」とか言ってたなー。現状では少子化で東大生のレベルも下がってるらしいですけど。

>一方、薔裴が福地寺を嫌がっているのは、「人間」として見られず、「人形」扱いされていることを本能的に感じ取ったからです。

そうやって薔裴のキャラを決めていくのもいいと思いますけど、母親の「男児埋めないコンプレックス」も娘にとっては結構な心の傷になっていたりもするので、諸事情を付加していけば自然に性格ができていくだろうと思います。

あと、踊り子としての才能から彼女の性格を推測することもできます。踊り手というのは若いころのほうが有利な身体能力と、年を重ねたほうが有利な表現力とのバランスのジレンマがあるらしいです。幽霊皇后は25~6歳っていうとそのバランスの絶頂期に死んでることになる。一方で薔裴は12歳ということで、どうしてもやや身体能力より。おそらく世間からの評価は「その歳にしては表現力が高い」。

そこから推測される性格は「精神年齢は高め」「多感」「物語の世界に没入するのが好き」「リアルで悩みを持っている場合、現実逃避の手段でもある」「意外と負けず嫌い」等々。おそらく幽霊皇后は噂と年齢だけである程度判断でき、実際に会い普段とのギャップでまたある程度判断でき、さらにその踊りを見ることでほぼ大抵の彼女を理解できると思う。で、お約束として他のジャンルに比べ恋愛ものの表現がやや未熟という。何かの参考になるようでしたらご利用ください。

>福地寺自体、学術・文化の保護者を目指しているので、教主の収集癖にはおおむね賛同しています。ただ、世間からはやり方が強引だったり、おバカだったりして、ひんしゅくや失笑を買っていますが。

頭がいいと違法すれすれのことをやってそうだから、法の網の目に引っ掛けること自体が難しそうですね……

最後に「銀鈴がいちばんやりそうな作戦無視」を考えてみましたが
忠元「証拠品の押収とかは公安がやりますからくれぐれも危険なことはしないでくださいねー」→銀鈴「私達のほうが奥に踏み込めそうだからなるべく奥まで行こう、ついでに証拠品の押収もしよう」→公安「ちょ、見失った(汗)」
このパターンがいちばんありそうな気がする……

罪状も「予定では軽度の器物損壊罪」→「結果的にはそれ以上の器物損壊罪」の可能性が……でも、あんまり銀鈴いじめは気が進まないなぁ。だってこの役、本来なら他のキャラがやるべきことだから。責任の所在をつきつめると変な感じになりそうな気もする。

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>絹翠・薔裴が、ラサへ行っていた理由は、教団での位を授かるのと、教主との謁見です。福地寺開祖は、「何回受験しても科挙に受からなかったことを根に持っている」です。ですから、hexaさんのご意見を拝し、「薔裴に特別の位を授けるため、特別に『童科(子供用の科挙)』を開くので連れてこい」とでもしようかと考えています。

うん……私の意見がどう反映されたのかはよくわかんないけど、教団側としては極力薔裴を手放したくないだろうという思惑はとてもよくわかった。
いい感じに対立関係が激化しそうですねー(笑顔)

 >そして、今作でつぶす対象は、総本山(総本部)ではなく、都道府県支部です。

支部だろうと拠点は拠点。こっちのやりたいガサ入れを向こうは嫌がるだろうって話ね。当然のことなんだけど。
で、目的は本当に「つぶす」で合ってる?「衝突しないように母娘を保護したい」の間違いでなく?このへんについての懸念は後述しますが、目的と手段が噛み合ってるかどうかの検討を。

>教主に関しては、それこそ5、6歳の子供でも、木像でも問題ないんですよね。摂政的な立場の教団幹部でいいわけですから。

問題ないわけないです(←ちょっと怒っている)。組織ってものは人の集合体なんだから、その中の誰かの意志が必ず反映されている。
開祖が科挙コンプレックスなのはわかった。現教主がどこまでその考えを受け継いでるのかはそれとは別に考えないといけない。教主がそこまで考えられない人物であれば、幹部の思惑をまた別に考えないといけない。そして、忠元はそれらひっくるめて把握して、現状の実権を握る人物をつきとめて、その思考回路をトレースしなくちゃいけないんだ。教主でなければその幹部に焦点を当てるだけだ。組織対組織であっても、つきつめれば人対人になるってこと。

「科挙に落ちた人物」に同調する人の集まりってことは、IQでいくと政府の官吏たちのほうに分がある。忠元は相手側まで思考レベルを落とさなくちゃいけない。(個人的には科挙って激ムズってイメージがあるんですけど、それだけに官吏より劣っているとしても油断できない気がしている。それに若手の有望な官吏候補を奪われがちになっている可能性があるから、やっぱり油断できないと思う)

> 教主についてはまだ漠然としていますが、教主を女性にした場合、その思考回路は、「西太后型」ですね。

それであの贅沢ですか。ということは金稼ぎにはがめつい。開祖の本来の「科挙コンプレックス」をどこまで真剣に考えているかはわからないけれど、権力も欲しいってんならそれなりに実践してることでしょう。

>逆に政府側の思考としては、本能的に「科挙に落ちた不満知識人が加わっているカルト教団は反乱予備軍」です。
> とはいっても、知識人を取り込まねば政権運営に支障をきたしかねません。あからさまな弾圧は、政府側の評判が落ちるので、やりにくいです(福地寺の存在は苦々しいが、「不満知識人の受け皿」として必要悪的な面がある)。

教主が軍事に興味がない人物だとすると、政府が思ってるほどの危険はないけれども、それでも警戒せざるを得ないって感じですかね。幹部も全員そうとは限らないだろうし。どっちかっていうと金儲けで起こしてるトラブルに真剣に対処するほうが大事じゃないかという気がしてきた……それでもって今回の支部壊滅案に繋がるんでしょうか。

もし忠元からみてそれが難しいようでしたら、「母娘の確保」に集中してもいいかもしれない。実はそっちのほうが厳しいんじゃないかという気がしている。下手をすると支部壊滅ができても、肝心の母娘の教団脱退が許されない可能性があるよ……(あの教主、けろっと「籍は抜いてないからいつでも戻っておいでね~」とか言いそう)

苦渋の決断で「距離的に引き剥がせただけでよしとする」というのもありだ。後宮にいるうちに何とか母親を落ち着かせて(幽霊皇后がカウンセリングしてやれ、「嫁の立場って辛いよねー」とか。落ち着いた頃に旦那呼んで二人がラブラブになれるような環境を作ってやれ)、薔裴のほうは銀鈴と幽霊皇后がしっかり守ればOKそうだ。忠元は教団と縁が切れなかったことを、逆に今後利用するくらいのつもりでいるしかないかもね。そういう一連の駆け引きを描写するのもありだ。

>ただ、悪役は考えていても、あまり面白くないですね。作中の人物は、自分(作者)の分身なので、悪いことをやらせたくないですからね。考える気が起きにくいですよ。それに、悪役は使い捨てになりがちですから。

気持ちはわかるけど、そこが止まってる原因なんだってば……なんでここまで来て他人に相談してんだろって思ってたらそういうことですか……
敵側の思惑は、主人公側よりちゃんと作らなきゃ。何故なら主人公たちの目的ってのはおおむね「敵に対処すること」なんだから。
さっき考えたように、教主との関係は長引きそうだ。使い捨ての存在じゃないでしょ。

あと、「悪いこと」を考える必要はないんだ。「どう利害が衝突してるのか」を考えるんだ。その衝突相手とはガチであればあるほど、真剣に相手の思考を読む必要があるんだ。そういう相手とは敵であっても一種の「絆」「信頼関係(悪い意味でも可)」みたいなものが生まれる。敵味方関係なく、愛着がわくものですよ。私の場合は使い捨てでもね。それを楽しんでっていうか、戦記もの好きな人はそういう人じゃないかと思ってたんですけど……?

スル―されてそうな気がするから念押ししてみるけど、「視点を銀鈴に固定したほうがいい」ってのもそれ。その本人を描写するのではなく、「視点人物と他者との関係、絆」を描写することになるからなんだ。「銀鈴がどれだけ配下を信頼しているか・信頼されているか(やっぱり悪い意味でも可)」を掘り下げることになる。三人称一元のほうが物語に深みが出ると言われる所以です。

あっちこっち視点を変えていると、逆にキャラの思考が浅くなりがちなんだ。相手の内面を推し図らなかったり、「誰かがやるだろう」と思って無責任な対応をしてしまったり視点ぶれしやすかったりする。だから「各自が責任を持って」と言ってるんだ……前作なんかほんと「責任の所在どこ行った」な感じだったから。

> オウム真理教も、1990年の衆議院選挙に立候補して、象さんの仮面を着けて踊ったり、アニメを作ったりしていましたからね。カルト教団は大まじめにおバカなことをやってくれるんですよ。

そのオウムが最終的に何やらかしたのかを忘れてほしくないんですけど、そういう全面衝突の前までの時間軸の描写をしたいってことですか?それはつまり、この作品中ではおそらくずっと福地寺は存在してる。政府側としては警戒しながらも「また奴らか……」と呆れながら対処する感じなんですかね。
 
>拙作は「コミカル路線」と、考えていましたね。ですので、銀鈴相手の裁判ごっこは、法廷コントにしたいですね。

その味方同士の茶番が受けるかどうか、けっこう疑問。コミカルなのとカオスなのは違うから。
キャラクターは基本的に真面目に仕事しよう。でないと視点ぶれ起こしやすいんだよ。
裁判ものでカオス(無秩序)ってかなり笑えない。銀鈴相手にしてる暇があったら教主の対応を真面目に考えて……

上記の返信(リンク先訂正ですの返信の返信の返信の返信)

スレ主 ドラコン : 0 投稿日時:

 > hexaさん

 ご意見ありがとうございます。ドラコンです。福地寺と政府の思考は、もう少し煮詰まったら、後日、追記してみます。
 
 >「科挙に落ちた人物」に同調する人の集まりってことは、IQでいくと政府の官吏たちのほうに分がある。忠元は相手側まで思考レベルを落とさなくちゃいけない。(個人的には科挙って激ムズってイメージがあるんですけど、それだけに官吏より劣っているとしても油断できない気がしている。それに若手の有望な官吏候補を奪われがちになっている可能性があるから、やっぱり油断できないと思う)

 おっしゃる通り、「科挙落第者」は油断できないですね。事によっては、政府側(忠元)よりも頭がキレる信者がいてもおかしくないですね。柔軟な発想ができる分、融通が利かない官吏よりも優秀かもしれません

 科挙は、答案の形式が厳格ですから、形式に合わねば、内容が良くても、容赦なく減点されて、落ちます。王朝の最初期は優秀な人材を採ろうとしますが、安定期に入ると、受験者が多くなるので、「いかに落とすか」になります。ですから、本当に才能のある受験者が落ちる弊害があります。しかも、科挙は作文の試験なので、運の要素が大きいです。

 一次試験の「郷試」、二次試験の「会試」では筆跡で受験者が特定できぬようにと、答案はいったん筆写係が写し取って、写しを審査員へ回しています。それも、写しは朱墨を使います。ですので、審査員は、同じような答案、それも朱墨の答案を、何万通も見ますから、気が変になっても、おかしくないですね。

 受験者本人の字が汚いと写し間違いが起きるのは当然ですが、筆写係の字が汚いと、受験者本人の責に帰さず、落ちる可能性があります(手書き作文の審査だと、活字のように楷書ではっきり書いた筆跡にいい点が付きやすい)(参考『科挙』宮崎市定、中公新書)。

 >開祖の本来の「科挙コンプレックス」をどこまで真剣に考えているかはわからないけれど、権力も欲しいってんならそれなりに実践してることでしょう。

 >あの教主、けろっと「籍は抜いてないからいつでも戻っておいでね~」とか言いそう

 教主の性格や思考回路はまだですが、「芸術作品の収集癖の持ち主」としようかな? 考えています。開祖以来の「科挙コンプレックス」も、科挙の一次試験合格の資格「挙人」になれないと、知識人・文化人の社交界で「一流」と認められないからです。福地寺の究極の目的は、「知識人・文化人の社交界で主役になる」です。

 ですから、教主が薔裴に狙いを定めたのは、「絶世の美少女の踊り子」を手元に置いておきたい収集癖です。ちなみに銀鈴の容姿は、薔裴の足元にも及びません。

 一方、薔裴が福地寺を嫌がっているのは、「人間」として見られず、「人形」扱いされていることを本能的に感じ取ったからです。

 ついでの教主の収集癖は、踊り子のみならず、俳優・女優、料理人、画家・絵画、書家・書、詩人・詩集、工芸品、宝石にも及んでいます。

 福地寺自体、学術・文化の保護者を目指しているので、教主の収集癖にはおおむね賛同しています。ただ、世間からはやり方が強引だったり、おバカだったりして、ひんしゅくや失笑を買っていますが。

 >そのオウムが最終的に何やらかしたのかを忘れてほしくないんですけど、そういう全面衝突の前までの時間軸の描写をしたいってことですか?それはつまり、この作品中ではおそらくずっと福地寺は存在してる。政府側としては警戒しながらも「また奴らか……」と呆れながら対処する感じなんですかね。

「笑わしてくれるカルト教団は、実は危険だから要警戒」。これが政府(特に忠元)のスタンスです。福地寺も、テロ事件を起こしていませんが、不満知識人とカルト教団の組み合わせは、それだけで政府は警戒します。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/prologue/novels/show/73

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 >Hexaさん
 
 ご意見ありがとうございます。ドラコンです。うまく説明できなかったので、念のため、繰り返して説明します。

 まず、絹翠・薔裴母子が銀鈴一行の列車に乗り合わせるのは、都からの帰り、ではなく、福地寺の総本山から居住地の火昌への帰りです。プロット上、不必要に作中の地名を出すのも分かりにくくなりそうだったので、福地寺総本山所在地の名はあえて出しませんでした。

 現実の中国に地図で説明したほうが分かりやすいので、それで説明します。まず、都(長洛)は西安、銀鈴たちの目的地で絹翠・薔裴母子の居住地(火昌)が新疆ウイグル自治区トルファン、福地寺の総本山(天陽)はチベット自自区ラサ、乗換駅(黄蘭)が蘭州の位置です。

 絹翠・薔裴が、ラサへ行っていた理由は、教団での位を授かるのと、教主との謁見です。福地寺開祖は、「何回受験しても科挙に受からなかったことを根に持っている」です。ですから、hexaさんのご意見を拝し、「薔裴に特別の位を授けるため、特別に『童科(子供用の科挙)』を開くので連れてこい」とでもしようかと考えています。

 それに、薔裴は広告塔に「された」というより、「されかかっている」段階です。つまり、母・絹翠が夫の留守で歯止めが利かなくなり、福地寺に本格的にのめり込み「かけた」段階です。病気なら、本格的に進行するかどうかの境界線上という感じです。

 また、福地寺が薔裴を広告塔したがっているのは、現実のカルト教団が芸能人を信者に獲得して広告塔にするのと同じです。また、教主の思考回路は後述しますが、「文化の保護者」になりたかったのも一因です。

 そして、今作でつぶす対象は、総本山(総本部)ではなく、都道府県支部です。

 教主は決めてはないのですが、福地寺の思考回路としては、「信者の中から科挙合格者を出す」「科挙合格者を信者に取り込む」「信者から科挙合格者が出なければ、自分たちで王朝を開いて科挙を実施する(さすがにそこまではいっていないので、「科挙ごっこ」でお茶を濁している)」といった感じです。とにかく、科挙に対してものすごいコンプレックスを持っています。

 教主に関しては、それこそ5、6歳の子供でも、木像でも問題ないんですよね。摂政的な立場の教団幹部でいいわけですから。華は多いほうがいいかな? として、前作では「妖艶な美女」にしてみました。

 教主についてはまだ漠然としていますが、教主を女性にした場合、その思考回路は、「西太后型」ですね。

「彼女(引用注・西太后)の夢は、息子の同治帝が無事成人し、生母である自分を大切にしてくれることであった。彼女にとっての権勢とは、贅を凝らした家具調度品に囲まれて暮らし、ご馳走や旅行を楽しみ、誕生日のたびに国母として祝ってもらうことであった。つまり、至高の文化生活を満喫することこそが、西太后の野望であった。男の権力者のように、強力な軍隊保有することにも、戦争に勝利することにも、西太后は興味を持たなかったのである」(『西太后』加藤徹、中公新書)。

 逆に政府側の思考としては、本能的に「科挙に落ちた不満知識人が加わっているカルト教団は反乱予備軍」です。中国史を見ると、後漢末の黄巾党、元末の紅巾党、清末の太平天国と、王朝末期になると宗教的色彩がある反乱軍が出てきますからね。

 とはいっても、知識人を取り込まねば政権運営に支障をきたしかねません。あからさまな弾圧は、政府側の評判が落ちるので、やりにくいです(福地寺の存在は苦々しいが、「不満知識人の受け皿」として必要悪的な面がある)。

 現時点で、政府と福地寺の対立構造はこんなところです。悪役として、カルト教団を思い付いたのは、「第一研究室」の記事「恐ろしい存在が見せるお馬鹿な面」が念頭にあったからです。ただ、悪役は考えていても、あまり面白くないですね。作中の人物は、自分(作者)の分身なので、悪いことをやらせたくないですからね。考える気が起きにくいですよ。それに、悪役は使い捨てになりがちですから。

http://www.raitonoveru.jp/howto1/gyagu/10.html

 オウム真理教も、1990年の衆議院選挙に立候補して、象さんの仮面を着けて踊ったり、アニメを作ったりしていましたからね。カルト教団は大まじめにおバカなことをやってくれるんですよ(『「カルト宗教」取材したらこうだった』藤倉善郎、宝島SUGOI文庫)(『たのしいプロパガンダ』辻田真佐憲、イースト新書)。ついでに、独裁国家(特に北朝鮮)と暴力団もおバカな一面がありますから。
 
 拙作は「コミカル路線」と、考えていましたね。ですので、銀鈴相手の裁判ごっこは、法廷コントにしたいですね。

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投稿者 ヘキサ : 0 投稿日時:

>絹翠・薔裴が、ラサへ行っていた理由は、教団での位を授かるのと、教主との謁見です。福地寺開祖は、「何回受験しても科挙に受からなかったことを根に持っている」です。ですから、hexaさんのご意見を拝し、「薔裴に特別の位を授けるため、特別に『童科(子供用の科挙)』を開くので連れてこい」とでもしようかと考えています。

うん……私の意見がどう反映されたのかはよくわかんないけど、教団側としては極力薔裴を手放したくないだろうという思惑はとてもよくわかった。
いい感じに対立関係が激化しそうですねー(笑顔)

 >そして、今作でつぶす対象は、総本山(総本部)ではなく、都道府県支部です。

支部だろうと拠点は拠点。こっちのやりたいガサ入れを向こうは嫌がるだろうって話ね。当然のことなんだけど。
で、目的は本当に「つぶす」で合ってる?「衝突しないように母娘を保護したい」の間違いでなく?このへんについての懸念は後述しますが、目的と手段が噛み合ってるかどうかの検討を。

>教主に関しては、それこそ5、6歳の子供でも、木像でも問題ないんですよね。摂政的な立場の教団幹部でいいわけですから。

問題ないわけないです(←ちょっと怒っている)。組織ってものは人の集合体なんだから、その中の誰かの意志が必ず反映されている。
開祖が科挙コンプレックスなのはわかった。現教主がどこまでその考えを受け継いでるのかはそれとは別に考えないといけない。教主がそこまで考えられない人物であれば、幹部の思惑をまた別に考えないといけない。そして、忠元はそれらひっくるめて把握して、現状の実権を握る人物をつきとめて、その思考回路をトレースしなくちゃいけないんだ。教主でなければその幹部に焦点を当てるだけだ。組織対組織であっても、つきつめれば人対人になるってこと。

「科挙に落ちた人物」に同調する人の集まりってことは、IQでいくと政府の官吏たちのほうに分がある。忠元は相手側まで思考レベルを落とさなくちゃいけない。(個人的には科挙って激ムズってイメージがあるんですけど、それだけに官吏より劣っているとしても油断できない気がしている。それに若手の有望な官吏候補を奪われがちになっている可能性があるから、やっぱり油断できないと思う)

> 教主についてはまだ漠然としていますが、教主を女性にした場合、その思考回路は、「西太后型」ですね。

それであの贅沢ですか。ということは金稼ぎにはがめつい。開祖の本来の「科挙コンプレックス」をどこまで真剣に考えているかはわからないけれど、権力も欲しいってんならそれなりに実践してることでしょう。

>逆に政府側の思考としては、本能的に「科挙に落ちた不満知識人が加わっているカルト教団は反乱予備軍」です。
> とはいっても、知識人を取り込まねば政権運営に支障をきたしかねません。あからさまな弾圧は、政府側の評判が落ちるので、やりにくいです(福地寺の存在は苦々しいが、「不満知識人の受け皿」として必要悪的な面がある)。

教主が軍事に興味がない人物だとすると、政府が思ってるほどの危険はないけれども、それでも警戒せざるを得ないって感じですかね。幹部も全員そうとは限らないだろうし。どっちかっていうと金儲けで起こしてるトラブルに真剣に対処するほうが大事じゃないかという気がしてきた……それでもって今回の支部壊滅案に繋がるんでしょうか。

もし忠元からみてそれが難しいようでしたら、「母娘の確保」に集中してもいいかもしれない。実はそっちのほうが厳しいんじゃないかという気がしている。下手をすると支部壊滅ができても、肝心の母娘の教団脱退が許されない可能性があるよ……(あの教主、けろっと「籍は抜いてないからいつでも戻っておいでね~」とか言いそう)

苦渋の決断で「距離的に引き剥がせただけでよしとする」というのもありだ。後宮にいるうちに何とか母親を落ち着かせて(幽霊皇后がカウンセリングしてやれ、「嫁の立場って辛いよねー」とか。落ち着いた頃に旦那呼んで二人がラブラブになれるような環境を作ってやれ)、薔裴のほうは銀鈴と幽霊皇后がしっかり守ればOKそうだ。忠元は教団と縁が切れなかったことを、逆に今後利用するくらいのつもりでいるしかないかもね。そういう一連の駆け引きを描写するのもありだ。

>ただ、悪役は考えていても、あまり面白くないですね。作中の人物は、自分(作者)の分身なので、悪いことをやらせたくないですからね。考える気が起きにくいですよ。それに、悪役は使い捨てになりがちですから。

気持ちはわかるけど、そこが止まってる原因なんだってば……なんでここまで来て他人に相談してんだろって思ってたらそういうことですか……
敵側の思惑は、主人公側よりちゃんと作らなきゃ。何故なら主人公たちの目的ってのはおおむね「敵に対処すること」なんだから。
さっき考えたように、教主との関係は長引きそうだ。使い捨ての存在じゃないでしょ。

あと、「悪いこと」を考える必要はないんだ。「どう利害が衝突してるのか」を考えるんだ。その衝突相手とはガチであればあるほど、真剣に相手の思考を読む必要があるんだ。そういう相手とは敵であっても一種の「絆」「信頼関係(悪い意味でも可)」みたいなものが生まれる。敵味方関係なく、愛着がわくものですよ。私の場合は使い捨てでもね。それを楽しんでっていうか、戦記もの好きな人はそういう人じゃないかと思ってたんですけど……?

スル―されてそうな気がするから念押ししてみるけど、「視点を銀鈴に固定したほうがいい」ってのもそれ。その本人を描写するのではなく、「視点人物と他者との関係、絆」を描写することになるからなんだ。「銀鈴がどれだけ配下を信頼しているか・信頼されているか(やっぱり悪い意味でも可)」を掘り下げることになる。三人称一元のほうが物語に深みが出ると言われる所以です。

あっちこっち視点を変えていると、逆にキャラの思考が浅くなりがちなんだ。相手の内面を推し図らなかったり、「誰かがやるだろう」と思って無責任な対応をしてしまったり視点ぶれしやすかったりする。だから「各自が責任を持って」と言ってるんだ……前作なんかほんと「責任の所在どこ行った」な感じだったから。

> オウム真理教も、1990年の衆議院選挙に立候補して、象さんの仮面を着けて踊ったり、アニメを作ったりしていましたからね。カルト教団は大まじめにおバカなことをやってくれるんですよ。

そのオウムが最終的に何やらかしたのかを忘れてほしくないんですけど、そういう全面衝突の前までの時間軸の描写をしたいってことですか?それはつまり、この作品中ではおそらくずっと福地寺は存在してる。政府側としては警戒しながらも「また奴らか……」と呆れながら対処する感じなんですかね。
 
>拙作は「コミカル路線」と、考えていましたね。ですので、銀鈴相手の裁判ごっこは、法廷コントにしたいですね。

その味方同士の茶番が受けるかどうか、けっこう疑問。コミカルなのとカオスなのは違うから。
キャラクターは基本的に真面目に仕事しよう。でないと視点ぶれ起こしやすいんだよ。
裁判ものでカオス(無秩序)ってかなり笑えない。銀鈴相手にしてる暇があったら教主の対応を真面目に考えて……

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教主まだ決めてないんだ……それならはやく教主の思考回路を決めないと。教団を出し抜くってことは、教主との知恵比べになるわけだから。(たとえ直接対決でなくてもですよ、組織のトップの意向は大事)存在しない敵に対策は立てられないでしょう……

前作拝読しましたが、いまいち教主の性格がつかめなかった。どういう話だったのかもよくわからなかった。やっぱり視点が散漫になっていた感じ。わかったのは道術まで入るごったまぜファンタジーで、けっこうカオスとしか。央華封神は好きですけどね……ここまで要素ミックスだと、説明するだけでもけっこう大変。ドラゴンさんだけがわかってる知識で書かれたようなみたいで、読者置いてきぼりな感じだった。

銀鈴以外の視点を書くのは面白いかもしれないけれど、やっぱり自重したほうがいいと思う。「銀鈴から見てどう動く人なのか」がわかれば充分だから。こっち側の作戦担当は忠元かな?視点は移さず、銀鈴から見て「彼が真剣に作戦を練っている」様子を描写しようか。たぶん、そっちのほうが本人視点よりもカッコいいと思うよ。

実質的に忠元VS教主(+いちばん法律に通じた幹部)の頭脳戦ってことになるんでしょ。銀鈴も彼の作戦を把握したうえで行動(あるいは意図的に作戦無視)するわけだろうからね。忠元がどれだけ教主との応酬をシミュレートできるか(それまでどれだけ教主の情報を集めていられるか)にかかってるわけだから、ほら、やっぱり教主の設定を固めないと……

あと正直、「お上を利用する」とか、それだけ法律にうるさそうな教団を邪教扱いしていいのかと突っ込みたい。私が「お上の介入を嫌がるだろう」って言ったのは「本拠地に踏み込まれたくないだろう」って意味。問題起こした銀鈴たちを敵に仕立て上げるとか、そういうのを企む以前の状態での問題だから。現場を公安が見張ってたってんならそれもいいかもしれないけど、なんで二度も突っ込む必要があるんだかもわからない。

あと「教団の脱退条件」て何?それさえ満たせばいいんでしょ。金ですむならそうすれば。親子を都に連れていく理由は「銀鈴がどうしても後宮に来てほしいってワガママを言った」で通じるよね。実質ほぼそうなる気がしているし。
あとはおもに母親のほうの説得でしょ、旦那が不在ってことだとむしろいろいろ問題でしょ。「男児を産めないプレッシャー」が原因なら、やっぱり説得できるのは父親か旦那以外の人には務まらないと思う。家の問題なわけだから。それって娘にも説得できない問題だし。父親か旦那から「しばらく後宮で頭冷やせ」って言われるしかないんじゃないの。

結論としては「母親の悩みを銀鈴が娘から正確に聞きだす→忠元が親族に繋ぎをとって説得してもらう」これ以外にない気がするけど。相手側がどういう邪魔をしてくるかは、教主の性格次第だと思う。単に金目当てなら、広告塔の娘を引き抜かれるのは大損害だからってふっかけてくるかもしれない。むしろ後宮との繋がりを持ちたいと思って「脱退せずそのまま都に行かれてもいいんですよ~?」とか言ってくるんなら、このへんの応酬は気をつけたほうがいいとは思うけど(これ以降のやりとりを私から切り出すのはキリがないので、教主の性格が決まってからにしてください)。

邪教扱いするんなら最初から潰すくらいの覚悟で挑まなくちゃいけないんじゃないの?この作品でそこまでやるようには思えないから、変な刺激はしないほうがいいんじゃないの。

上記の返信(リンク先訂正ですの返信の返信)

スレ主 ドラコン : 0 投稿日時:

 >Hexaさん
 
 ご意見ありがとうございます。ドラコンです。うまく説明できなかったので、念のため、繰り返して説明します。

 まず、絹翠・薔裴母子が銀鈴一行の列車に乗り合わせるのは、都からの帰り、ではなく、福地寺の総本山から居住地の火昌への帰りです。プロット上、不必要に作中の地名を出すのも分かりにくくなりそうだったので、福地寺総本山所在地の名はあえて出しませんでした。

 現実の中国に地図で説明したほうが分かりやすいので、それで説明します。まず、都(長洛)は西安、銀鈴たちの目的地で絹翠・薔裴母子の居住地(火昌)が新疆ウイグル自治区トルファン、福地寺の総本山(天陽)はチベット自自区ラサ、乗換駅(黄蘭)が蘭州の位置です。

 絹翠・薔裴が、ラサへ行っていた理由は、教団での位を授かるのと、教主との謁見です。福地寺開祖は、「何回受験しても科挙に受からなかったことを根に持っている」です。ですから、hexaさんのご意見を拝し、「薔裴に特別の位を授けるため、特別に『童科(子供用の科挙)』を開くので連れてこい」とでもしようかと考えています。

 それに、薔裴は広告塔に「された」というより、「されかかっている」段階です。つまり、母・絹翠が夫の留守で歯止めが利かなくなり、福地寺に本格的にのめり込み「かけた」段階です。病気なら、本格的に進行するかどうかの境界線上という感じです。

 また、福地寺が薔裴を広告塔したがっているのは、現実のカルト教団が芸能人を信者に獲得して広告塔にするのと同じです。また、教主の思考回路は後述しますが、「文化の保護者」になりたかったのも一因です。

 そして、今作でつぶす対象は、総本山(総本部)ではなく、都道府県支部です。

 教主は決めてはないのですが、福地寺の思考回路としては、「信者の中から科挙合格者を出す」「科挙合格者を信者に取り込む」「信者から科挙合格者が出なければ、自分たちで王朝を開いて科挙を実施する(さすがにそこまではいっていないので、「科挙ごっこ」でお茶を濁している)」といった感じです。とにかく、科挙に対してものすごいコンプレックスを持っています。

 教主に関しては、それこそ5、6歳の子供でも、木像でも問題ないんですよね。摂政的な立場の教団幹部でいいわけですから。華は多いほうがいいかな? として、前作では「妖艶な美女」にしてみました。

 教主についてはまだ漠然としていますが、教主を女性にした場合、その思考回路は、「西太后型」ですね。

「彼女(引用注・西太后)の夢は、息子の同治帝が無事成人し、生母である自分を大切にしてくれることであった。彼女にとっての権勢とは、贅を凝らした家具調度品に囲まれて暮らし、ご馳走や旅行を楽しみ、誕生日のたびに国母として祝ってもらうことであった。つまり、至高の文化生活を満喫することこそが、西太后の野望であった。男の権力者のように、強力な軍隊保有することにも、戦争に勝利することにも、西太后は興味を持たなかったのである」(『西太后』加藤徹、中公新書)。

 逆に政府側の思考としては、本能的に「科挙に落ちた不満知識人が加わっているカルト教団は反乱予備軍」です。中国史を見ると、後漢末の黄巾党、元末の紅巾党、清末の太平天国と、王朝末期になると宗教的色彩がある反乱軍が出てきますからね。

 とはいっても、知識人を取り込まねば政権運営に支障をきたしかねません。あからさまな弾圧は、政府側の評判が落ちるので、やりにくいです(福地寺の存在は苦々しいが、「不満知識人の受け皿」として必要悪的な面がある)。

 現時点で、政府と福地寺の対立構造はこんなところです。悪役として、カルト教団を思い付いたのは、「第一研究室」の記事「恐ろしい存在が見せるお馬鹿な面」が念頭にあったからです。ただ、悪役は考えていても、あまり面白くないですね。作中の人物は、自分(作者)の分身なので、悪いことをやらせたくないですからね。考える気が起きにくいですよ。それに、悪役は使い捨てになりがちですから。

http://www.raitonoveru.jp/howto1/gyagu/10.html

 オウム真理教も、1990年の衆議院選挙に立候補して、象さんの仮面を着けて踊ったり、アニメを作ったりしていましたからね。カルト教団は大まじめにおバカなことをやってくれるんですよ(『「カルト宗教」取材したらこうだった』藤倉善郎、宝島SUGOI文庫)(『たのしいプロパガンダ』辻田真佐憲、イースト新書)。ついでに、独裁国家(特に北朝鮮)と暴力団もおバカな一面がありますから。
 
 拙作は「コミカル路線」と、考えていましたね。ですので、銀鈴相手の裁判ごっこは、法廷コントにしたいですね。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/prologue/novels/show/73

スレッド: 寿国演義 お転婆皇后と幽霊皇后 出会いは地下牢、その後は砂漠の汽車旅

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元記事:リンク先訂正です

 リンク先訂正です。「)」が邪魔して、リンク先をうまく開けないようなので、下記にリンクを張っておきます。

「銀鈴の春眠丸使用脱獄事件」
http://heroring.webcrow.jp/rake-alpha/disp_novel.php?key=RAKEB&entry_no=RAKEB0005

「ジョンベネちゃん殺害事件」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%8D%E6%AE%BA%E5%AE%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6

上記の返信(リンク先訂正ですの返信)

投稿者 ヘキサ : 1 投稿日時:

教主まだ決めてないんだ……それならはやく教主の思考回路を決めないと。教団を出し抜くってことは、教主との知恵比べになるわけだから。(たとえ直接対決でなくてもですよ、組織のトップの意向は大事)存在しない敵に対策は立てられないでしょう……

前作拝読しましたが、いまいち教主の性格がつかめなかった。どういう話だったのかもよくわからなかった。やっぱり視点が散漫になっていた感じ。わかったのは道術まで入るごったまぜファンタジーで、けっこうカオスとしか。央華封神は好きですけどね……ここまで要素ミックスだと、説明するだけでもけっこう大変。ドラゴンさんだけがわかってる知識で書かれたようなみたいで、読者置いてきぼりな感じだった。

銀鈴以外の視点を書くのは面白いかもしれないけれど、やっぱり自重したほうがいいと思う。「銀鈴から見てどう動く人なのか」がわかれば充分だから。こっち側の作戦担当は忠元かな?視点は移さず、銀鈴から見て「彼が真剣に作戦を練っている」様子を描写しようか。たぶん、そっちのほうが本人視点よりもカッコいいと思うよ。

実質的に忠元VS教主(+いちばん法律に通じた幹部)の頭脳戦ってことになるんでしょ。銀鈴も彼の作戦を把握したうえで行動(あるいは意図的に作戦無視)するわけだろうからね。忠元がどれだけ教主との応酬をシミュレートできるか(それまでどれだけ教主の情報を集めていられるか)にかかってるわけだから、ほら、やっぱり教主の設定を固めないと……

あと正直、「お上を利用する」とか、それだけ法律にうるさそうな教団を邪教扱いしていいのかと突っ込みたい。私が「お上の介入を嫌がるだろう」って言ったのは「本拠地に踏み込まれたくないだろう」って意味。問題起こした銀鈴たちを敵に仕立て上げるとか、そういうのを企む以前の状態での問題だから。現場を公安が見張ってたってんならそれもいいかもしれないけど、なんで二度も突っ込む必要があるんだかもわからない。

あと「教団の脱退条件」て何?それさえ満たせばいいんでしょ。金ですむならそうすれば。親子を都に連れていく理由は「銀鈴がどうしても後宮に来てほしいってワガママを言った」で通じるよね。実質ほぼそうなる気がしているし。
あとはおもに母親のほうの説得でしょ、旦那が不在ってことだとむしろいろいろ問題でしょ。「男児を産めないプレッシャー」が原因なら、やっぱり説得できるのは父親か旦那以外の人には務まらないと思う。家の問題なわけだから。それって娘にも説得できない問題だし。父親か旦那から「しばらく後宮で頭冷やせ」って言われるしかないんじゃないの。

結論としては「母親の悩みを銀鈴が娘から正確に聞きだす→忠元が親族に繋ぎをとって説得してもらう」これ以外にない気がするけど。相手側がどういう邪魔をしてくるかは、教主の性格次第だと思う。単に金目当てなら、広告塔の娘を引き抜かれるのは大損害だからってふっかけてくるかもしれない。むしろ後宮との繋がりを持ちたいと思って「脱退せずそのまま都に行かれてもいいんですよ~?」とか言ってくるんなら、このへんの応酬は気をつけたほうがいいとは思うけど(これ以降のやりとりを私から切り出すのはキリがないので、教主の性格が決まってからにしてください)。

邪教扱いするんなら最初から潰すくらいの覚悟で挑まなくちゃいけないんじゃないの?この作品でそこまでやるようには思えないから、変な刺激はしないほうがいいんじゃないの。

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元記事:クロニクル・マキア

 二度目になります。六道一真と申します。
 この度はこちらにて、プロットの相談をご依頼させていただきました。
 今回の相談内容は2つ。
 記載したテロ組織『冥府の囚人』によるゼウス抹殺計画『無常の果実』について、遊戯王VRAINSのハノイの塔のような人類さえも脅かすようなものにしたいのですが、中々思いつかないので案を頂きたいというもの。
 最悪人類への害はなしでもいいですが、ゼウス抹殺の目的だけは完遂出来る計画がいいです。
 あとついでに、今のところルビは『モイラ(果実を与えた女神)の果実』という意味のギリシャ語ですが、他に案があれば意見を頂きたいです。
 二つ目は、(転)の展開について。
 一応上記のように纏めましたが、他に盛り上がる案があれば参考までに教えて頂きたいです。
 条件としては、(結)に繋がるよう「ゼウスを除く十二機皇が弱体化、もしくは破壊されている事」です。

 ゼウスの思想など分からない部分があるかもしれませんが、そういった疑問があれば答えていきます。
 また、それ以外にもアドバイスがあれば教えて頂きたいです。
 力足らずな自分ではありますが、どうかご助言をよろしくお願いいたします。

上記の回答(クロニクル・マキアの返信)

投稿者 ラ研の無惨 : 1 投稿日時:

どうも初めまして。如月千怜です。
あらすじの書き方に少し意見を書かせてもらいます。

まず一つ思ったことなんですけど、あらすじがものすごく長いですね。
あらすじが長いということは、あらすじに不必要な情報が多いということが多いと言われています。
例えばセリフとかは大半がいらないものです。セリフはストーリーの大筋や核心に迫るもの以外書かない方がいいと思います。
こういうのは別の紙(あるいはファイル)にメモしておきましょう。
あと起の部分が一番長いのも気になりますね。
基本的に長く書くべきなのは承の部分だと思います。

私見で申し訳ないのですが、初心者の頃に完成度の高い長編を作るのは極めて難しいと思います。
実際私は失敗しました。自分の納得できるプロットを作れず、公私共にトラブル続きな生活環境だったこともあって、最後に長編を完結させた時から今書いている長編を執筆するまでに一年半くらいかかりました。
ちなみにその間は一年くらい執筆を休み、半年の間短編で練習していましたね。
だから六道様も、自分のプロットに納得ができないのであれば、短編から練習をしてみてはどうでしょうか?
あらすじを必要最低限の量にする練習もできると思います。

スレッド: クロニクル・マキア

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:ドラゴンの嫁ができました

初めまして、小説家を目指してラノベを書いている竹取獣奈という者です。
今回は自分の書いている小説の設定を皆様に見ていただき、意見をもらおうと思い投稿しました。
自分はバトル物が好きで書いた作品は必ずバトルシーンが入ってしまいます(笑)
今回もファンタジーバトル物で書いたのですが、設定にツッコミ所がないか不安になったのでここを初めて利用しました。
どうか皆様のお力をお貸しください、よろしくお願いします。

上記の回答(ドラゴンの嫁ができましたの返信)

投稿者 ヘキサ : 0 投稿日時:

竜の嫁と聞いて「ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ」のヒロイン、アズリアを思い出してしまったhexaです。確か髪も赤だったと思う……。

あらすじのほうはシンプルにバトルもの、とお見受けしましたが、そことは別に少し気になったのが、キャラクター達の名前です。
同じパーティ内に「フェイ」「ライ」とか、母が「メリア」でメイドが「カメリア」とか、「アザレア」「メディア(←これメリアとかぶって特にわかりづらそう)」
「セバス」「ジェス」など、字数や音数、最後の母音がかぶるものがなんだか多い感じがします。

こういうのって地味に読者に負担がかかったりするので、優先順位の低いものや同じ場所に居合わせる可能性が高いキャラの組み合わせの時などは特に気をつけたほうがいいのでは、と思います。

スレッド: ドラゴンの嫁ができました

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:鉄錆の森(仮題)

前作が仕上がったので、新しく考えてみました。例のごとく勢いで書いてしまったので、これから大幅に変わるかもしれません。

上記の回答(鉄錆の森(仮題)の返信)

投稿者 ヘキサ : 1 投稿日時:

 なんだろう「不思議の国のアリス」のトランプの女王や兵士との諍いとか、「どんぐりと山猫」のような童話テイストの終わり方がなかなか、余韻があって興味深いですね。

 このジャンルは多少のナンセンスも許されるので、どちらかというと舞台となる魔法の世界らしき場所の不思議な雰囲気、を重視するとよいかもしれません。

 あと「女王候補二人が争う」というと、安野モヨコの「シュガシュガルーン」などもそんな感じですね。女王候補二人は仲は悪くないです。魔女っ娘メグちゃんもでしょうが、正統派魔女っ娘もの。プラス主人公の乱入(見届け人として?)って感じでしょうか。

 あまり悪魔との戦いを長引かせず、短めの話でまとめれば、いい感じになりそうな気がしています。

スレッド: 鉄錆の森(仮題)

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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