あ、なるほど。確かにそうかもしれません。
一応、事故はこんな設定です。
上司と親交のあった家族の手引きにより、奏が会社の上司の子供たち(その中には社長令息も)とともに沖縄旅行を行う。
その結果、テロによって船が爆破され、沈む。その時の衝撃で奏気絶。そして運良く奏が沈む船の一番高いところに引っかかっていたため、溺死を免れる。爆破で死亡した子供や溺死した子供がいる中で奏だけが気絶して生き残っていたため、発生したニライカナイに還ろうとする魂の奔流に精神が巻き込まれてニライカナイに精神のみ飛ばされる。
ニライカナイは静止した世界であり、たとえニライカナイで何年も過ごしたとして現実ではコンマ一秒にもなりません。
そして魂の奔流の渦、タイトル・プロローグの方にあげたような風景をニライカナイに沈みながら見て、そのあまりにも現実離れした美しい景色が奏の魂に焼き付く。
そしてニライカナイの慈悲によって現実世界に戻され、ついでに沈む船からも転移させられます。その時地元の漁師に助けられ、奏やそもそも早期に脱出した少数の大人だけが生還しました。
先ほど見た景色を薄ぼんやりとしか覚えてないけれど、あまりにも現実離れしすぎて、自分が海に沈んだと言う実感がないんですよね。気絶もしていて、恐怖もまったく感じていませんでしたし、それで奏は海の対する恐怖とかが存在しないんです。
家族との仲が冷え切ったことについては、家族と奏だけの問題じゃないんです。
上司の子供は死んでいますから、それが理由での家族への嫌がらせ。
少数の大人が早期に脱出したことに所以する、奏の不自然な生存。それを突っつくマスゴミ。奏が他の子供を生贄にして生き残った(現実的に考えてそんなことは無理だけど)のではないかと噂する近所と、周囲の環境がことごとく奏と家族の敵だったんですよね。
事故の実感がない奏自身は家族とも今まで通りに戻りたかったんですけど、家族は追い詰められて行き、歩み寄ろうとする奏を拒絶。
まだ子供でそこら辺の機敏を理解してなかった奏は怒りますが、家族が先にキレて虐待が発生。とはいえ奏もやられっぱなしでなく応戦し、一時期家にいる方が傷が増える事態が起こります。
そしてその後、落ち着いた家族は金と衣食住は出すと言い、それから完全に奏と家族の中は冷え切りました。奏も自分も悪かったとは思っているのですが、生来の生意気な気性で謝りたくなくなってます。
でも、ニライカナイを守る理由は、一部採用したいと思います。
ニライカナイには子供たちの魂がある。それを穢すわけにはいかないのと、自分の原風景であるニライカナイの景色を守ることを決意した、という風に。ありがとうございます。
それで、菖蒲はもうそれ全部使わせてもらいます。
お淑やかな水着を着た菖蒲が、じっと奏(の首飾り)を見つめる。良いイベントだぜ!
奏が戦うところも観戦して、その結果足手まといだと考える理由づけにもなるので。転校生として転校するのも使って、色々やりたいと思います。
ありがとうございます!