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Megaptera stratosferaの第3話

作者 つたぬき 得点 : 0

投稿日時:

『Megaptera stratosfera』第3話

『Megaptera stratosferaの第2話』の続き

「もう少しだよ…」
声が震えていた。
願いを、込めて冷たくなった手を握る。
「大丈夫だよ…」
その声は凍えていた。
背に背負った妹が生きていた事に安堵するが、既に体力の限界だ。
雪山の雪を踏み締める膝の力が抜ける。
雪が... 続きを読む >>

カテゴリー : ファンタジー 文字数 : 753 全話数 : 4話

私がアイツでアイツが私での第2話・A

作者 つたぬき 得点 : 0

投稿日時:

『私がアイツでアイツが私で』第2話

ついに、遂に完成した!
三ヶ月…寝食を忘れ、研究に没頭していた。が、今は体が軽い!
そのはずだ! 自分は人間なのだ!
憧れても、決して手に入らない人間の体…長い髪に絡まない角のない頭、地面に寝そべり痛まない翼のない背中、太陽の色... 続きを読む >>

カテゴリー : ギャグ 文字数 : 592 全話数 : 10話

幻燈街の飴売りの第3話

作者 グリーン 得点 : 2

投稿日時:

『幻燈街の飴売り』第3話

『幻燈街の飴売りの第2話』の続き

 彼を探すのを諦めた私は、なんとかチラシを配り終えると、劇場に引き返した。
「にゃぁっ!」
 後ろを振り返るとさっきの仔猫がまだついてきていた。
「だめだよ、ただでさえ食い詰めているのに、あんたまで面倒みられないよ。」
 手で... 続きを読む >>

カテゴリー : ファンタジー 文字数 : 2,736 全話数 : 6話

幻燈街の飴売りの第3話

作者 得点 : 2

投稿日時:

『幻燈街の飴売り』第3話

『幻燈街の飴売りの第2話』の続き

廃棄物よりもチョッと上等といえる朝食を済ませ、今日も代わり映えのないチラシ配りが始まる。チラシの中の瀟洒に着飾った父の姿も普段と変わらない。通りすがる人々の忌避するような視線も、ジクジクと幻痛のするこの傷痕も。
あァ... 続きを読む >>

カテゴリー : ファンタジー 文字数 : 911 全話数 : 6話

幻燈街の飴売りの第2話

作者 まだあたたかい 得点 : 2

投稿日時:

『幻燈街の飴売り』第2話

 かつては自分も舞台の花としてもてはやされた時があった。あの父の名声にも届こうかという人気が。
「あの頃に戻りたいな……」
 しかし、それは叶わないこと。かつて手にしていたものの全ては、あの時に失なってしまったのだ。嘆いていても戻... 続きを読む >>

カテゴリー : ファンタジー 文字数 : 1,487 全話数 : 6話

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