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レシピの6// 《本日の俳人》
死刑囚
大道寺将司
雹叩く監獄に吾れ生きてをり
翅一枚遺して蝉の食はれけり
痩せ骨にこころざしあり初明り
生きてまた迎へてをりし今朝の春
時として思ひの滾る寒茜
わが胸に杭深々と風光る
すさびたる寒風胸の内より来
重なりて日の当たらざる柿一つ
絞縄の揺れ停まりて年明くる
棺一基四顧茫々と霞みけり
昭和23年北海道生まれ
天皇お召し列車爆殺
三菱重工ビル爆破事件など起こし
50年逮捕62年死刑確定
平成21年 癌発症
◆俳句はメッセージである。 言いたいことを十七文字で言うだけだ。
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スレ主 一本勝負の悠 : 0 70代以上 男性 投稿日時:
レシピの⑦ 季語 244 卯の花
テーマ: ブログ
2015-05-28 10:18.45
◆ 卯の花 ◆
うのはな
卯の花、空木の花、花卯木
山空木、谷空木、箱根空木
卯月~今の五月頃、全国の山野に自生する円錐状五弁に咲く花
卯の花腐し~うのはなくたし
とは、そのころの長雨を言う
例句
母も唄ひしカチューシャの歌紅うつぎ
林 翔
屋根も垣も網干し卯の花月夜なり
古賀まり子
ひと日臥し卯の花腐し美しや
橋本多佳子
妻(め)を泣かせ、やがて卯の花腐しかな
悠
俳句
自習室
凡そ、物を作するに、本性を知るべし。
しらざる時は、珍物新詞に魂を奪はれて、外の事になれり。
魂を奪はるるは、その物に着する故なり。
是を本意を失ふといふ。
~去来抄
意訳
句を生む時は、その物の本質を認識することだ。
その物の本質を知らないと、物の珍しさや言葉の新しぶりに心を奪われて、頭でこね上げた句を作ることになる。
これは、物(対象)に執着するから起こることで、物の本意を見失うこととなる。
・鶯の身を逆(さかしま)に初音かな
其角
この鶯は春闌わの時の乱れ鳴く姿で、初音の鶯の姿ではない。
・鶯の岩にすがりて初音かな
素行
この鶯は岩から岩へ餌を拾い歩く鶯で、初音を鳴く鶯ではない。
つまり、去来が言うに
両句とも、(身を逆さまに) (岩にすがりて) と初音の鶯の姿ではなく、 初音の本意を見失って頭でこしらえたウソの句だ
ということ。
よろしければ、卯の花で一句どうぞ