俳句添削道場(投句と批評)

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愛犬が庭で臍出し風光る

作者名 白井百合子 回答数 : 2

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冬の鳥木立の中に隠れけり

作者名 あつこ 回答数 : 2

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冷たさや欠けたベンチの刺の先

作者名 あっきい 回答数 : 2

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ひったくり痴漢に注意春うらら

作者名 腹井壮 回答数 : 2

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坂径の制服の列日脚伸ぶ

作者名 あつこ 回答数 : 2

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枯れ葉道巻きとる老いの押し車

作者名 黒徹 回答数 : 1

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初スキー恋の告白大ジャンプ

作者名 よしはむ 回答数 : 1

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浮流して七変化せりしゃぼん玉

作者名 かぬまっこ 回答数 : 4

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出刃先に鈍き光や寒の鰤

作者名 腹井壮 回答数 : 3

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鮟鱇鍋煮返すほどの未練かな

作者名 すがりとおる 回答数 : 2

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未添削の俳句 添削をお願いします!

白菜はフリルのスカートの為に

作者名 根津C太

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大根干す遠く事故の音ヒス響く

作者名 おいちょ

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木瓜の花子供は見えずバスは遠く

作者名 おいちょ

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「星々の生まれては消ゆしづり雪」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 星々の生まれては消ゆしづり雪

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。
私事ですが、昨日まで休暇で旅行をしまして、訪れた高地の大寺院で、しずり雪を体験しました。軒下は危険なのでロープが張ってありました。結構な迫力でした。

さて御句ですが、空の星としずり雪を合わせるのはすごいと思います。私には真似ができない。
ただ、もし、許されるのであれば、私は次のように詠みたいです。

・星々は生まれ変わるやしづり雪
・星は消え星は生まれるしづり雪

要するに何が言いたいかと申しますと、空の星は不変である、減らないみたいな。
勝手な提案で申し訳ありません。よろしくお願いします。

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「瀬戸内の静寂守る冬の月」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 瀬戸内の静寂守る冬の月

カカシ様、こんばんは。

カカシ様が初めてここに投句されたのが1か月前でしたね。
「学校で作るように言われた」とのことだったので、その時初めて俳句を作ったのだと思います。
これ、かなり良い句だと思いますよ。少なくとも俳句歴1ヶ月でこんな句を詠めるのは、相当すごいと思います。

◯コメントにあるような映像はしっかり伝わります。
◯「瀬戸内」という地名によってリアルな描写になっています。
◯情報量も多すぎず少なすぎず、何に感動したのかがハッキリ伝わります。
◯秋とも違う、美しさと寂しさを感じる季語「冬の月」が句にピッタリ合っています。

その上でさらに良くするために…と言えば、前のお二人も指摘されている「守る」ですね。
「月が静寂を守っているように見えるなぁ」という作者の感想ではなく、静かであるという事実だけを淡々と詠んだ方が、想像の余地のある深い句になると思います。
「読者を信じる勇気」と私もこの道場で教わりました。

もちろん同じ映像を見ても、感想は色々だと思います。
Aさんは「静かで綺麗な風景だなぁ」と思うかもしれない。
Bさんは「静かで悲しいなぁ」と思うかもしれない。
いろんな鑑賞がされるかと思いますが、答えを一つにしてしまうよりも懐の深い一句になると思いますよ!

・瀬戸内の海の静寂冬の月
・瀬戸内のしづかな浜を冬の月

でも本当に良い句でした。今回も課題ですか?それともご自身の意思で作ったのでしょうか?
これだけの句を詠めるのなら、ぜひこれからもいろんな句を作ってほしいです。
またよろしくお願いします☆

点数: 0

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「透かし見て光る笑顔や初氷」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 透かし見て光る笑顔や初氷

気まぐれ亭いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。初氷はこれから寒さに向かう前兆と思われますが、この作者は楽しそうでうらやましいです(笑)!

御句、おかえさきこさんと似たコメントになって恐縮ですが、やで切れを入れていますが意味的につながっている点が少し気になりましたのと、このままでは季語の初氷よりも君の笑顔に気持ちが行っていて、初氷が君の笑顔を引き立たせる道具立てのようになっているように思いました。

そこでまず、笑顔の主を明確にして、その人への想いを十分に表した上で、それは季語のおかげであると、季語を立たせるという作りにできないか考えてみました。

・君の顔透かせば光る初氷

掛け言葉のつもりではないのですが、この「光る」のは、君の笑顔とも初氷とも取れて、悪くないかなと思いました。
よろしくお願いします。

点数: 0

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「店先に空き缶の山蔦枯れる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 店先に空き缶の山蔦枯れる

春の風花さん、こんにちは。
御句拝読しました。寂しい風景ですねー。
空き缶といえば、誤解を恐れずに言えば人の捨てたもの。そんなものが店先に山になっているということは、どう考えてもそのお店は、もう、やっていないですね。
もしかしたら、蔦のきれいに絡まる古風なカフェだったかもしれないし、バー?レストラン?飲食店ではないかもしれないけど。
もちろん他にいい季語があるかもしれませんが、私は「蔦枯れる」で悪くないと思いますよ。そういう、蔦の絡まる素敵なレストランが近所にあって、先日久しぶりに訪ねたら、すごい行列で諦めたばかりだったので…(笑)。

点数: 0

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「瀬戸内の静寂守る冬の月」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 瀬戸内の静寂守る冬の月

カカシさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。瀬戸内の海の穏やかさがよく表れていると思います。
ただ、これは個人的な好みの問題かもしれませんが、気になりましたのは「月が守る」という表現です。確かにカカシさんはそうお感じになったのかと思いますが、俳句ではこのように主観的な感情的な表現は用いずに、客観的にその場の光景を描写して、それで読み手に「ああ、それはまるで、月が静かさを守ってくれているようだなぁ」と感じてくれる、そうした作りのほうが好まれるのではないかと思うのです。
それからしますと、

・瀬戸内の静寂(しじま)に浮かぶ冬の月
・瀬戸内の静けさ照らす冬の月

このような作りであれば、読み手の心に、冬の月が穏やかに見守ってくれているように伝わるのではと思いました。

あるいはいっそ、

・瀬戸内の守り神なる冬の月

これなら動詞ではないので、先ほどとは別の話になります。
よろしくお願いします。

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