俳句添削道場(投句と批評)

女郎花さんの添削最新の投稿順の7ページ目

「寒き朝切符ひしりと握る娘や」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 寒き朝切符ひしりと握る娘や

はじめまして
第三者目線になると、この女性に何があったのかドラマが描きづらくなると思いました
やっぱり目線はその女性の方が共感出来ます

私は最初、女性の逃避行の句だと思いました
だから「寒き朝」という暗く感じる季語を選んだのだと解釈していました

握りしめる片道切符寒き朝
なんてどうでしょう?
と思っていたら恋句ということで、コメントの句がいい感じだと思いました
季語が合えばきちんと成立しそうです

春隣り君への切符五百km

点数: 0

「巣籠もりて窓の桜でカップ麺」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 巣籠もりて窓の桜でカップ麺

はじめまして
桜を話題になさるということは、開花宣言の出た地域の方なのでしょう

よく読んでみると「巣籠もり」が季語として働いていないので、季重なりとは言いがたいものです
ただ、「巣籠もりて」が季語として働いておらず、俗に言う外出を控えて家にいることだと判断出来ない人がいるのも事実です
このような表現は万人受けはせず、諸刃です
私ならば「外出自粛」を無理やり字余りにしてでも入れます

季語の選択も少し物足りない気がします
2月~4月に寒さがぶり返したのなら「寒の戻り」、桜が咲く頃に来た寒さなら「花冷え」など、季語でわずかなところを表現出来ます

以上を踏まえて提案します
外出自粛寒の戻りのカップ麺

提案句には桜が入っていません
「桜」にこだわるか諦めるか、尋ねてみたかったので

点数: 1

「真夜中を刻む秒針春の雨」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 真夜中を刻む秒針春の雨

音に音を重ねる、かなり高度な技を入れてきた一句ですね
「真夜中を刻む秒針」はある程度どんな季語を入れても成り立ちそうですが、「春の雨」は一つの答えとしていいと思います

この春の雨は「突然降りだした」のか、「降っていることに気づかされた」のか、「急に強く感じるようになった」のか、解釈がいろいろありそうです

点数: 1

「釜揚げしらすにミクロンの海老二尾三尾」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 釜揚げしらすにミクロンの海老二尾三尾

「バッキンガム」の句に感想をいただきまして、ありがとうございます
空(空間の広がり)や月(時間軸)などを用いた方がいいとのこと、ごもっともです
それを「桜」関連の言葉でどうしてもやりたくて模索した結果がこの句でした

しかし、かこ。様のご意見から閃きました
バッキンガム宮殿封鎖飛花落花

こちらの句は「ミクロン」の解釈で評価が左右すると思います
フランス語のmicronだとしたら、髪の毛の断面くらいの細さしかない海老が見えたという表現なのかと感じます
ミクロンがマイクロメートルのことならば

私は、釜揚げしらすを顕微鏡で見ている研究者だと解釈しました

点数: 1

「会計で小銭ばら撒く四月かな」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 会計で小銭ばら撒く四月かな

いろいろな試みをなさっているようですね
今回の作戦はとても素晴らしいと思います

実際に体験している「あるある」だからこそ、言葉がイキイキしています
新年度の慌ただしさや、新生活に慣れない感じが出て疲れた雰囲気が「四月かな」という詠嘆の裏側に見えます

俳句は無理に言葉を押し込んで作るより、自然と積もってくる思いを言葉にする方が共感されるものだと思います

点数: 2

女郎花さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

惜春や地域総出の閉校式

回答数 : 4

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秋刀魚ひらいて武勇伝飛び交う夜

回答数 : 1

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終戦の夜にとまったラヂオかな

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敗戦の日の空を見よシュプレヒコール

回答数 : 4

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梅雨夕焼コロナ禍の校舎は昏し

回答数 : 3

投稿日時:

女郎花さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

日を追って移りて行きぬ寒雀

作者名 よし造 回答数 : 5

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さへづりの速さで傷の癒えゆけり

作者名 げばげば 回答数 : 35

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鼻水や彼は爽やか花呼吸

作者名 俳句太郎 回答数 : 2

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