俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削得点の高い順の8ページ目

「虚子の句に感化を受けて老梅忌」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 虚子の句に感化を受けて老梅忌

こんばんは。「老梅忌」というものを初めて知りましたので、とても勉強になりました。その上で、気になる点が二つあります。

一つ目は「感化を受けて」という表現が、説明的で状況がよく分からないという点。

二つ目は、季語「老梅忌」について。この季語は、俳人・内藤鳴雪の忌日とのことですが、そこに別の俳人のことを取り合わせることに違和感があります。ひょっとして、鳴雪が「晩年の虚子に感化された」というエピソードがあるのでしょうか? 虚子のことを詠みたいのでしたら「虚子忌」という季語もありますし。

いずれにしましても、季語との取り合わせの部分で、やはり再考が必要と思われます。

点数: 2

盆梅展にぎやか異邦のツアー客

回答者 南風の記憶

添削した俳句: にぎわいの盆梅展や異邦人

こんばんは。「にぎわいの盆梅展」という展開から「異邦人」と置く展開が、唐突に感じられます。この「異邦人」が何をしに来たのか、一読しただけでは分かりません。

しかし、説明文に「ツアー」と良い言葉があるじゃありませんか! これを書けばいいのです!(夏井先生風に)

「盆梅展にぎやか」という前半で、大変にぎわっている様子が伝わります。ここまでを読んで、盆栽好きの日本人かなと思いきや、なんと「外国(異邦)からのツアー客」だったのだという驚きが、読み手にも伝わります。

さて、この添削は「句またがり」の型を使っています。無理やり五・七・五に入れ込もうとすると、苦しくなることもあるので、この型を覚えると、より表現に広がりが出てきます。是非とも、お試しください。

点数: 2

花粉症の父が恨めし風邪をひく

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 父からの花粉が俺にうつる春

こんばんは。言いたいことは分かるのですが、映像らしきモノがほとんどないという点が、御句の弱い点だと思います。

プレバトを視聴なさっているのならご存知でしょうが、上五は字余りにできます。はっきりと「花粉症の父」と書くべきかと。花粉症の父が恨めしい。なぜだろうと思って読んでいくと「(自分が)風邪を引いた」のだと。こう書けば、きっと父から風邪をもらったのだなと、読み手は想像できるはずです。

少しでも参考になりましたら、幸いです。

点数: 2

「虚子の句に感化を受けて老梅忌」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 虚子の句に感化を受けて老梅忌

おはようございます。コメントありがとうございました。
僭越ながら、私の指摘について、よく意味が分かっていないように見受けます。

「て」の使い方がどうとか、そんな問題じゃありません。「老梅忌」と「虚子」の取り合わせの是非という問題です。虚子のことを詠むなら、季語に「老梅忌」を持ってくるのは不自然ということです。

また「感化を受けて」という表現も説明的で、どういう状況なのか読み取れません。映像を描いて、この人物は虚子に思い入れがあるのだということを、読み手が”想像できるようにする”。これが俳句です。

厳しい言い方ですが、もう少し俳句の基礎を学ばれた方がよろしいかと存じます。でないと、せっかくの貴殿の教養が、このままでは宝の持ち腐れです。

点数: 2

「老犬を抱いて散歩の春浅し」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 老犬を抱いて散歩の春浅し

かこ。様、はじめまして。

実体験の句とのことですが、さわやかな良句だと思います。特に老犬を「抱いて」というフレーズが良いですね。「犬を散歩する」というと、ありがちな句となってしまいますが、この「抱いて」があることによってオリジナリティが生まれています。

また何と言っても、優しい雰囲気のある句ですね。朝から心が洗われました。

点数: 2

南風の記憶さんの俳句添削依頼

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