ひつそりとみちしるべ咲く午後の路地
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 白い陽に薄紅ぽつり道知辺
真野遊様、はじめまして。
道知辺の薄紅と西日の「白」の対比を描こうとされたのかと読みました。ただ、「道知辺」という字面だと、案内板か何かが「薄紅色」だと誤解を招きかねないと思います。それと「白い陽」と書いたことで(言いたいことは分かるのですが)、主役が「道知辺」なのか「白い陽」なのか、焦点がぼやけているように感じます。
そこで……はっきりと「道知辺」が花と分かるように“咲く”と書きます。また「白い陽」とは西日とのことですから、ここは”午後”と書いても差し支えないはずです。
さらに、群れて咲く梅を「ぽつり」と表現するのは違和感があるので、同じような寂しそうな「ひつそり」という表現はいかがでしょう?
また「路地」と場所を提示すると、空間が生まれます。 そして「みちしるべ」と平仮名表記の方が、より花のイメージになるかもしれません。
少しでも参考にしていただけると、幸いです。
点数: 1