俳句添削道場(投句と批評)

南風の記憶さんの添削得点の低い順の51ページ目

マスクする人しない人との距離遠し

回答者 南風の記憶

添削した俳句: マスクせぬ人の両脇は空席

そうり様、こんにちは。
前も書きましたが、そうり様はきっと良い俳人になれる方だと見受けます。だからこそ、はっきり言わせていただきます。

率直に申し上げて、御句は「プレバト」で言う所の凡人句、それもあと少しで<才能ナシ>という点数になると思います。

今のコロナパニックを抜きにすると、この句を一読すれば、何を言いたいのか状況がよくつかめません。また、俳句季語を主役に立てなければなりません。映像にマスクが出てこないというのも、御句の弱点です。

もう一つアドバイスするなら、時事の句はそうカンタンじゃないということです。

時事を詠む場合でも、主役はあくまでも季語です。安易に時事を入れ込むと、それが季語よりも目立ってしまい、季語の存在を殺してしまうのです。季語を生かすようにバランスを取りながら、時事を入れ込まないといけません(私がよく時事句を投稿するので、悪い影響を与えてしまったかもしれませんね)。

もし俳句を上達したいとお思いでしたら、まず「取り合わせ」の型を学ぶことをオススメします。やはり型を知らないと、句のレベルがなかなか安定してこないように思います。

厳しいコメントになりましたが、そうり様の素質を認めるからこそです。是非とも精進なさってください。

点数: 3

木の芽風スケボー女子のチックタク

回答者 南風の記憶

添削した俳句: ちっくたくスケボー女子へ木の芽風

そうり様、こんにちは。
御句のスケボーと木の芽風の取り合わせが鮮やかです。そうり様の、俳句を詠む感覚の良さを感じます。

もったいないのが語順です。木の芽風を先に持ってきた方が、スケボー女子の若々しさ、躍動感が出てきます。また語順を変えれば、チックタクを平仮名にせずに済みますよ(カタカナが続かないように、平仮名にしたのでしょう?)。

点数: 3

「レジ籠に履歴書ひとつ春の午後」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: レジ籠に履歴書ひとつ春の午後

かこ。様、こんばんは。光景の伝わってくる良い句だと思います。ただ、没句とのことですので、推敲できるポイントがないか、私なりに考えてみました。

私は季語よりも、「午後」がちょっと広い感じがするのが気になります。時間帯、あるいは動作をもっと具体的にすれば、履歴書を買う時の心情まで表現できるのかなと思いました。

(例1)レジ籠に投げる履歴書春の夜
(例2)履歴書を抱えてレジへ春の朝

このように、まだ色々やれそうです。

点数: 3

「密を避け壇蜜で抜く夏休み」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: 密を避け壇蜜で抜く夏休み

いなだはまち様へ。貴殿がサイトを去られた件について、親交のあった者の一人として、遅ればせながらコメントさせていただきます。

私も当然、いなだ様がサイトを去ってしまうことは残念ですし、サイトを去るべきだとも思っていません。

ただ申し訳ないですが、貴殿に寄り添うことはできません。事の発端となった、この御句については、確かに”セクハラ”と取られても仕方がないと思います。

まず断っておきますと、いわゆる下ネタ自体がダメと言いたいわけじゃありません。夏井いつき組長も「俳句でやってダメなことはない」とおっしゃっており、実際に自慰を詠んだ句を人選に選んでいます。

ただ……いなだ様の句は、ダメです。理由は単純で、まったく季語を生かし切れていないから。あの内容を詠みたい気持ちが先に立ち、季語「夏休み」は取って付けたようです。それ故「壇蜜で~」の部分が悪目立ちしてしまい、読んだ人には下品な印象を与えてしまうのかと。

どうしても”自慰”を詠みたいのでしたら、せめて人物の「切ない気持ち」が伝わってくるように表現すべきだと思います。

例)コロナ禍や自慰を貪る夏休み

”季語を生かす”という俳句の基本を忘れ、下品な内容を読みたい気持ちを優先させた結果、しっぺ返しがきたのです。「基本に返りたい」と仰っていた貴殿が、あまりにもらしくない。それが残念です。

ただ失敗は、誰にでもあります。貴殿がすべきは、サイトから去ることではなく、基本に立ち返ったいなだ様本来の句を、私達に披露していただくことかと存じます。俳人はあくまでも”作品で勝負”ということを、私は信じます。

目上の方に対して、若輩者が失礼な物言いの数々、お許しください。私なりのいなだ様へのエールと受け取っていただければ幸いです。

点数: 3

「しがみつく蝉のもぬけに雫かな」の批評

回答者 南風の記憶

添削した俳句: しがみつく蝉のもぬけに雫かな

 かこ。様、お世話になります。

 御句について、「空蝉」でなく「蝉のもぬけ」という表現を使われたのは、何か意図がおありでしょうか。そうでないなら、「空蝉」を使うと音数が節約でき、その分もう一工夫できそうです。

 たとえば、空蝉がどこにしがみついているのか。雫はどんな色でどんな形なのか。ここを詰められると、さらに良い句ができるように感じます。いかかでしょうか。

点数: 3

南風の記憶さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

お詫び

回答数 : 3

投稿日時:

ドーナツの形の地雷唐辛子

回答数 : 7

投稿日時:

この島は流刑地だった夕時雨

回答数 : 5

投稿日時:

重ね着す捲りたくなるやうな雲

回答数 : 3

投稿日時:

この音はライト定位置息白し

回答数 : 6

投稿日時:

南風の記憶さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

花冷えや浅瀬に立ちて竿を振る

作者名 久田しげき 回答数 : 2

投稿日時:

星冴ゆる彼女の涙止めどなく

作者名 花恋 回答数 : 1

投稿日時:

漆黒や天の川のむ水平線

作者名 竜虎 回答数 : 3

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ