病棟をざわめき大相撲中継
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 大相撲集う患者や大画面
こんにちは。「大相撲」は初秋の季語なのですね、勉強になりました!
ちょっと焦って詠まれたのでしょうか。そうり様にしては、意味が伝わりにくいです。その原因は、ハッキリしていて、内容が途中で切れてしまっているからです。
大相撲を大画面で見ているということですよね? でしたら「大相撲中継」とまとめた方が、分かりやすいです。
私なら「病棟をざわめき」ともってきて、読み手に「何が起こったんだろう?」と想像させます。静かな病棟をざわめき声。急患かな、様態の急変した人がいるのかな、と。そして最後に「大相撲中継」と出てくれば、「ああそういうことか」と一安心。
いかがでしょう。そうり様が詠みたかったのは、この光景じゃありませんか?(笑)
関連して、そうり様は少し「型の勉強」をされた方が、もっとスムーズに句を詠めるようになると思います。
内容上、私は”句またがり”の型を使わせていただきましたが、基本的には「季語を含む五音」+「その他の十二音」というのが、俳句の基本型です。
例えば季語「大相撲」の場合、これと取り合わせる他の十二音を考えます。
(例1)跳ね上がる祖父母の両手大相撲
(例2)外つ国の地名が並ぶ大相撲
いずれも発想は凡ですが、こんな感じで作るとスムーズです。是非お試し下さい!
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