南風の記憶さんの添削得点の高い順の47ページ目
「年寄りと地蔵の集い冬温し」の批評
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 年寄りと地蔵の集い冬温し
こま爺様、よろしくお願い致します。
御句ですが、字面をそのまま読みますと、年寄りと地蔵が”一緒に集まっている”という意味に読めてしまいます。原因は”集い”の言葉です。
年寄り”達”とすれば集まっていることは分かるので、”集い”は省けます。
・冬温し老人達と地蔵様
点数: 1
「サイレンの遠く近くの霜夜かな」の批評
回答者 南風の記憶
添削した俳句: サイレンの遠く近くの霜夜かな
竜子様、よろしくお願い致します。
サイレンと霜夜の取り合わせは悪くないと思いますが、他の方も指摘されているように「遠く近く」がちょっと分かりづらいです。
句意にあるように、サイレンが”しょっちゅう聞こえてくる”状況でしたら、
「サイレンのまた通り過ぐ霜夜かな」
あるいは、サイレンが”遠くから聞こえたり近くで聞こえたりする”状況なら、
「サイレンの今度は近き霜夜かな」「サイレンの今度は遠き霜夜かな」
竜子様の表現したい内容によって、しっくりくる言い回しを選ばれたら良いかと存じます。
点数: 1
「冬日差す瓦礫の下のぬいぐるみ」の批評
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 冬日差す瓦礫の下のぬいぐるみ
慈雨様、よろしくお願い致します。
プレバトでいう「才能アリ」の良句と存じます。直す必要は全くありません。
「瓦礫の下のぬいぐるみ」この措辞で、状況が完璧に伝わります。更に季語「冬日差す」が効いています。絶望の中でも何とか希望を見出したい、そんな心情さえも伝わってくるようです。
文句なく素晴らしい句です。この句に出会えて良かった。ありがとうございます。
点数: 1
冬の夜やぽっとり落ちてきた火球
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 冬の夜にぽっとり落ちる火球かな
コウ様、はじめまして。よろしくお願い致します。
過去の投句も拝見させていただいたのですが、経験者の方だと見受けました。
冬の寒い夜と火球の取り合わせは見事だと存じます。夏ではなく冬だからこそ、どこか寂しげで切ない雰囲気が伝わってきます。
惜しいのが一点だけ、「冬の夜」の後は”や”で切った方が、季語を主役に立てるという点で良いのではないかと存じます(”や”を使うのに伴い、末尾の”かな”も省きます)。原句でも意味は十分伝わるのですが、冬の夜”や”とすることで、火球が消えた後にまた冬の夜の光景に戻り、「あれは何だったんだろう?」という感慨につながるように私は思います。
ただ、さすがの良句だと存じます。私の方も勉強させていただきました。
点数: 1
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